ヘアケア

頭皮にも敏感肌がある!フケ・ニキビを改善するシャンプー法

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ニキビや乾燥、かゆみや湿疹、ところかまわず出る敏感肌の症状は、もちろん見えにくい頭皮にも発症します。

きちんと洗っているはずなのにフケが出る、頻繁にニキビができるなどのトラブルは、頭皮の敏感肌である証拠です。

頭皮の敏感肌を改善する方法をシャンプー法や洗髪成分の良し悪しとともに公開しています。

ぜひ参考にしてください。

 

フケと全身の肌状態は連携している

髪が生えているため、皮膚であることを忘れがちな頭皮。

でも、頭皮も皮膚であるからには敏感肌の影響をもろに受けます。

ストレスがたまるとニキビが出ますし、夜更かしするとたるんでくるのです。

フケが気になったときは、全身が乾燥していたり、脂性い傾いていないか確認してみましょう。

 

 

シャンプーしたのにフケが気になる…。そもそもどのくらいの量からが異常?

実はフケには2種類のタイプがあります。

フケの「量」が気になる人はおそらく乾燥性のフケで、色の濃い服を着ているときなどに、肩に積もったフケを見て多いと気付いたりします。

もうひとつは脂性のフケで、実は後述する頭皮ニキビとも深い関係があります。

脂性のフケに気付くのは、頭皮を触ったときに脂っぽい塊に指が触れるなどの場合が多いでしょう。

 

フケは本来誰にでも起こる自然現象で、多いと感じても単に代謝(ターンオーバー)が人より早めであるなど、個人差の範疇に含まれることもあります。

問題は、乾燥性の場合、何もしていないのにふとした動きと共に常にフケが舞い落ちる、人に指摘されるほど肩に落ちているなどの場合。

脂性のフケである場合は、それそのものが問題である場合が多いと言えます。

 

髪を触ったときに多少落ちるものや、頭皮を掻いたときにちょっと脂っぽく感じるフケが少し指につく程度は頭皮に問題はありません。

それでも気になる場合、もしかしたら少し神経が過敏になってしまっているかもしれません。

少しのことが気になるストレス過多の状態も、敏感肌にとって良くない(参考:敏感肌になりやすい原因~敏感肌の基礎知識~)ので、スマートフォンのカメラで頭皮を上から撮影し、良く見ないとわからない程度であれば周りは気にしていないので、あまり気にしないようにしましょう。

 

フケの原因と改善法

乾燥性のフケが気になる頭皮はやはり乾燥しています。

頭皮の乾燥には様々な原因が考えられますが、意外な原因として、運動不足が挙げられます。

人間の体は、筋肉が水分タンクの役割を果たすため、成人以降になって筋肉が衰えることはすなわち水分保持力が衰えるということ。

細胞老化による水分保持力向上については、【乾燥肌】乾燥肌・敏感肌を同時ケアする秘策は筋肉にあり!を参考に、適度な運動を心がけるようにしましょう。

 

その他にも、肌内部の微弱炎症によりNMFや細胞間脂質などの保湿成分が合成できなくなることが原因の乾燥、ターンオーバーの異常によって肌細胞がきちんと育たないなど、体全体の問題としては複合的な要因が重なり合っています。

運動量改善と共に日常から敏感肌の基本的なケアに取り組んでみましょう。

 

脂性のフケが気になる人の中には、顔も体も脂性肌で悩んでいる人もいるでしょう。

繰り返すニキビや乗せたそばから崩れるメイクに悩んでいる人は、慢性的な脂性肌です。

慢性的な全身の脂性肌に悩む人は、生まれつき男性ホルモンの合成が活発であるという特性を持っています。

生まれつきとは言え、ある程度改善はできるので、【脂性肌】オイリー肌を解決!オイリー肌と敏感肌を同時にケア!を参考にスキンケアを改善してみてください。

 

繰り返す頭皮限定のニキビ

脂性のフケで悩む人の中には、頭だけに何度も繰り返したくさんできるニキビを併発している人もいるのではないでしょうか。

小さなプツプツとしたニキビで、触るといくつもできていてぞっとすることがあります。

これは、実はニキビではなく「脂漏性湿疹」と呼ばれるもの。

 

脂性フケが、フケというよりなんだか脂のようなべったりとした黄色い塊だった場合、高確率でこの脂漏性湿疹です。

脂漏性湿疹はマラセチア菌という菌によって起きるニキビのようなものです。

小さなニキビ様の赤い丘疹が群生します。

赤ちゃんがかゆそうにしている頭皮の湿疹を見たことがある人も多いでしょう。

それと同じもので、背中や胸にも好発します。

 

脂漏性湿疹は一度起こってしまうと、日常のスキンケアでは日にち薬と同じ効果しかありません。

皮膚科で抗真菌薬を処方してもらうのが最も早い症状の鎮静法です。

もちろん、根底にはマラセチア菌と戦って勝つ力が肌に備わっていないという問題がありますから、前述の基本的な敏感肌ケアが重要です。

 

頭皮のみに問題がある場合のケア

フケやかゆみが頭皮のみに限定される局所的なものの場合、頭皮に直接与えている外的刺激によるものの可能性が高いでしょう。

頭皮への外的刺激として考えられるのは

  • 紫外線
  • 整髪料
  • シャンプー
  • 洗髪後のケア
  • 触りすぎ

の5つです。

 

頭皮は最も太陽に近い位置にあるため、やはりダメージも受けやすいと言えます。

玄関にスプレー式のUV対策コスメを1本置いておくと、ケアを忘れることがなく、便利です。

整髪剤をUVカット効果のあるものに変えるという方法もあります。

この整髪料には様々なタイプがありますが、多くは合成ポリマー、合成シリコーン、合成界面活性剤、アルコールといった刺激の強い物質で構成されています。

 

ただでさえ紫外線の刺激を浴びやすい頭皮に、刺激の強いケミカルな成分を塗って外出するのはおすすめできません。

しっかり固めてセットしたいとき以外、広がった髪を落ち着かせたいだけの場合などは、実はスキンケア用の乳液がとても有効です。

保湿能力や持続力が高いので、長時間広がりを押さえてくれます。

単純に触りすぎることも、頭皮にとって乾燥や炎症を招きやすくなる原因です。

 

シャンプーは頭皮のスキンケアと心得るべし!

頭皮は毛穴の数や生えている毛の数、汗腺こそ違えど、全身の肌と構造は同じものです。

同じものであるにもかかわらず、髪で隠れているからという理由で顔よりケアをおろそかに師がちな部分でもあります。

頭皮に刺激を与えない、敏感肌にも優しいシャンプー法とはどんなものなのでしょうか。

 

ノンシリコンシャンプーと湯シャンは頭皮にとって良い?悪い?

シャンプーの成分として頭皮に問題が出始めてノンシリコンに買えたという人も多いかと思います。

ノンシリコンシャンプーは、化粧品で言うところの「無添加」です。(参考:一般的なコスメ(化粧品)の主な区分け~コスメの基礎知識~

つまり、シリコンが添加されていないからといって、他の指定成分が入っていないかというと、そうではありません。

一方で、すべて天然成分で構成されているシャンプーも、当然シリコンは含まれていないため「ノンシリコン」となるのです。

 

肌にトラブルがあるとき、パラベンやエタノールなどの含まれる化粧品は避けると思いますが、頭皮に良かれと思って選んだノンシリコンシャンプーにそれらの成分や合成着色料などがふんだんに使われていることはよくある話なのです。

徹底して刺激のある成分を避けたい場合、事前に成分を調べておいた方が良いでしょう。

 

ちなみに、わたしがおススメしたいシャンプーはチャップアップシャンプーという、徹底的に頭皮環境にこだわったシャンプーです。

  • ノンシリコン
  • 石油系洗浄剤不使用
  • 鉱物油不使用

はもちろん、多くのオーガニック成分が配合されており「シャンプーをしながらスキンケアもできる」というコンセプトが素晴らしいです。

≫チャップアップシャンプーについて詳しくはこちらをご覧ください。

 

また、湯シャン(お湯だけでシャンプー)もおすすめできません。

理由は単純で、頭皮は他の皮膚より汗腺が多く蒸れやすい、油汚れの多い部分であり、水性の成分しか落とすことのできないお湯では汚れを落としきることができないためです。

肌が敏感になっているときに最もおすすめなのは石鹸シャンプーです。

石鹸は天然の界面活性剤で、肌に刺激が少なく、脂を取りきることなく洗浄してくれます。

現在では石鹸成分100%で、頭皮に使用することを前提としたシャンプータイプもいくつか登場しています。

 

シャンプー後の頭皮ケア

シャンプー後のケアですが、トリートメントやコンディショナーはスキンケアではなくヘアケアであるため、頭皮の保湿や美容促進に効果のあるものではありません。

つまり、多くの人が顔のスキンケアでは絶対やらない「洗顔するだけでスキンケアは終わり」ということを、頭皮では常識としているのです。

 

濡れたままの状態で、水分が蒸発するに任せている、洗髪後の頭皮にいきなりドライヤーを当てる…。

どちらもNGです。

洗髪後の髪はタオルドライで5割方乾かしてしまい、その後保湿クリームを頭皮と髪になじませます。

その後、タオルで髪と頭をくるんで、その上からドライヤーで乾かします。

水分が大方飛んだら、タオルを外して通常通りブローして、水気がなくなるまでしっかり乾かします。

最後に椿オイルなどを全体になじませれば、頭皮のケアの完成です。

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