悩み別解消法

肌にできる様々な形状の異物、イボの種類とそれぞれの治し方

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自宅でのケアが難しく、1つ発見したと思ったら次々と見つかる厄介なできもの、皮膚のイボ。
イボには多くの種類があり、同じ種類でも人によって出方が違うこともあるので、非常に見分けが付きにくいものです。

ここでは主なイボの種類と形状、対策についてお話ししたいと思います。

 

そもそもイボってどんなできもののこと?

皮膚には様々なできものができます。
湿疹やニキビ、皮膚がんだってできものの内。

 

そんな中でどこからどこまでがイボかというと、
・皮膚表面にできた半円状のふくらみ
・ヒトパピローマウィルスによるできもの
という定義があり、1つ目の定義に沿って考えると、とても多くのできものが「イボ」であるということになります。

 

ここでは、この広義のイボについてお話ししていきます。

 

一般的なイボ

 

ウィルス性疣贅・・・前項でイボの定義の2つ目に書いたイボのこと。
ヒトパピローマウィルス感染によるウィルス性のイボで、間違った処置によって増えたり悪化したりします。
ヒトパピローマウィルスには100異常の種類が存在し、その種類によって症状も違います。

 

【尋常性疣贅】

 

【扁平疣贅】
顔や手の甲にできることの多く、肌色で盛り上がりが少ないため、気付きにくいイボです。
同源の症状として、尖圭コンジローマという性感染症があります。

 

老人性疣贅・・・皮膚の老化や過度なダメージによって起こるイボです。
早ければ30代、通常50代以降から目立ち始めます。
増えたり移ったりすることはありません。

 

脂漏性角化症・・・立体的なホクロ状のイボです。
シミが盛り上がったようにも見えます。
多くは黒色や褐色の色がありますが、肌色と同じものもあります。

 

軟線維腫・・・皮膚の薄い部分にたくさんできる小さなイボです。
アクロコルドンやスキンタグ(スキンタッグ)友呼ばれます。
首やワキなどに好発し、形状はその別名通り、肌から何らかの小さな突起が飛び出したようなもので、色は黒色・褐色の他、肌色の場合も多く見られます。

 

水いぼ・・・正式名称は伝染性軟属腫。
その名の通り伝染するイボで、見た目はツルツルとした数mm~5mm程度の盛り上がりです。
半円状の真ん中にくぼみがあり、全身にできます。
短期間で増えることもあり、治療には苦痛を伴うことがあります。

 

魚の目・・・正式には鶏眼と呼ばれ、足の裏に好発する角質の盛り上がりです。
角質の一部がターンオーバー異常を起こし、硬化して芯になります。
よく似た症状に「たこ」があり、たこは頻繁にものが接触する部位の角質が厚く積み重なることによって皮膚を守るために起こる症状です。

 

フォアダイス・・・男性の性器や口唇に現れる、小さな白い粒状のイボです。
唇にできるプツッとした白いできものは、このフォアダイスであることが多いようです。
ウィルスなどによるものではなく、表皮の下にある脂腺が浮き出して見えているものです。

 

水疱瘡・・・ウィルス性の感染症で、正式名称は「水痘」。
全身に5mm以下の小さな湿疹状のイボが広がります。

 

珍しい・症例数が少ないイボ

青年性扁平疣贅

青年性扁平疣贅・・・ヒトパピローマウィルス感染によるイボの1つです。
尋常性疣贅や扁平疣贅と比較すると、それほど一般的な症状ではありません。

 

疣贅状表皮発育異常症・・・疣贅状表皮異形成症とも呼ばれる大変珍しい症状です。
この症状を持つ人の約半数に皮膚がんが出現すると言われています。
様々なヒトパピローマウィルスが感染して起こる複雑な症状で、日本では減少しています。
治療法も確立されておらず、難治性です。

 

敏感肌は治りにくい?イボの治療法

イボの治療法は原因によって大きく違います。
最も気を付けたい点は、ウィルス性のイボ、特にヒトパピローマウィルスを原因とするイボを切り取ったり削ったりしないようにするということです。

ヒトパピローマウィルスによるイボは、傷付けることによって、より大きくなったり、他の部位に感染することがあります。

 

また、敏感肌とウィルス性のイボには深い関係があります。

肌が弱っているとウィルス感染しやすくなるのは言うまでもないことですが、治りの早さにも、敏感肌が圧倒的に不利な条件があるのです。

 

ウィルスに対して直接の殺傷能力を持つ薬というのは、実はほとんど存在していません。

直接ウィルスを抑え込める薬は、インフルエンザ薬とヘルペス薬のみ、あとは自然治癒を助ける、ウィルスの居住環境をつぶしていくなどの方法によって徐々にウィルスの活動を抑え込むしかないのです。

2~3年の間には、ほとんどの人が完治します。

 

そのため基本的には自己免疫力によって自然治癒するのを待つという治療法になります。

ウィルスと戦うのは副交感神経の仕事。

つまり、交感神経が優位になりがちな敏感肌の人には、イボ治療が長期の付き合いとなるリスクが高くなる可能性があるのです。

 

イボの早期治療を目指す敏感肌の人は、イボの治療と並行して、自律神経を整えるなど、敏感肌のスキンケアにも力を入れるようにしましょう。

 

ただ、原因はウィルスであるため、ウィルスが生きられなくなることによって治ることもあり、数が少なければ芯から焼き切ってしまう方法(レーザーや窒素)によってその場で完治することもあります。

 

スキンタグや脂漏性角化症、フォアダイスなどのウィルスを原因としないイボは、レーザーや窒素によって一度に改善しますが、再び発症する確率も高いため、予防が必要です。
予防には漢方のヨクイニンが用いられることが多く、このヨクイニンとはハトムギのことであるため、ハト麦茶によっても多少の抑制効果は期待できます。

 

水いぼや魚の目は芯を抜くことによって治療が可能ですが、痛みを伴う方法であり、水いぼはヒトパピローマウィルスによるイボと同じく、免疫力によって自然治癒するもののため、治療方法には医師との相談が必須です。

 

イボは自宅でのスキンケアによって治すことが難しい症状です。
無理に自分で何とかしようとせず、早めの受診を心掛けましょう。

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