顔かたちを美形に見せるメイクよりも、カサカサ白く浮いたような肌を美形肌に見せるベースメイクの方が大事!
そんな感想戦敏感肌、アトピー肌の人は多いはず。
でも、ベースメイク法をいくら探しても、健康な肌の人向けのメイク法しか出てきません。
そこで今回は、ニッチだけど切実な、乾燥肌用「ツヤ肌に見えるメイク」のテクニックを集めました。
今日だけはきれいでいたい!という悩みに応えるなんちゃって美肌作りの方法をレクチャーします!
【目次】
カサカサ肌をウルウルに見せるベースメイクテクニック
「あの人、きれいだけどアトピーっぽいよね」という友人や知人の何気ない一言に傷ついたことはありませんか?
遠回しにあなたの肌は美人要素にとってマイナスだと言われているようで、どうしようもないことだけにショックが大きいですよね。
自分でも嫌というほどわかっているカサカサの肌悩みは、メイクで隠したい要素を1つ1つに分解して、しっかり対応していくことでキレイに隠すことができます。
乾燥肌やアトピー肌に共通する要素ごとに、そのカバー方法を見ていきましょう!
肌の乾燥は事前に徹底ケア!
ベースメイクの命は肌です。
アトピー肌でも、健康肌でも、メイクを始める前の肌作りで、仕上がりもラスティングも大きく変わってきます。
特に乾燥肌の場合、しっかりとケアしてからファンデーションを乗せないと、時間が経つごとに角質が乾燥して浮いている部分が白っぽくなり、余計に乾燥を目立たせてしまうことになります。
ベースメイクのベース肌作りは、
・ポリマーを含んだ化粧水
・乳液・クリーム
・乾燥がひどい部分にはバーム
という3つのアイテムを使います。
順番は基本通り、化粧水→乳液→バームという順です。
化粧水に含まれているポリマーは、コラーゲンやヒアルロン酸など、元々肌にあるものを選ぶと親和性が高く、長持ちします。
乳液やクリームは、角質層を形成するラメラ細胞と同じ水分と油分が混じり合った構造のため、肌にうまくなじんでくれます。
乾燥がひどく、白っぽく浮いている部分や赤みのある部分は、乳液の上から固めの油分を乗せて、肌のざらつきを押さえておきます。
バームを乗せる場合、その前に塗るのは油分が少ない乳液を選びましょう。
そうすることによって、油分過多になって崩れてしまうのを防ぎます。
その状態で10分置き、油分の浮いている部分はティッシュオフしておきます。
これで美肌の下準備は完成です。
美肌作りの下準備にベストなスキンケアアイテム
ポリマー含有の化粧水【マークス&ウェブ モイスチャーハーバルウォーター】
110ml ¥1,749(税込)
加水分解ヒアルロン酸と3種類のヒト型セラミドを配合した保湿重視の化粧水です。
ラベンダー&カモミールの香りは天然精油由来のもので、生の香りに癒されます。
マークス&ウェブはライトに使える上質な化粧品を安価に提供してくれることで信頼性の高いブランドです。
メイクの前にちょっと肌を整えるためにも妥協したくない人にピッタリです。
アトピー・乾燥肌をメイクの刺激から守ってくれる乳液【HANAオーガニック ムーンナイトミルク】
30ml ¥4,000(税抜)(定期便割引あり)
アトピーや敏感肌は、肌が極端に攻撃的になっている状態です。
その原因の1つは、免疫細胞の働きをつかさどる交感神経が過敏になっているせい。
ムーンナイトミルク最大の特徴は、手に取った瞬間にバラのブーケを受け取ったように広がるアロマの深い香りです。
ローズやイランイランなどの天然精油がとがった神経から肌を守ってくれます。
トライアルセットあり
HANAオーガニック トライアルセット ブライトの詳細&レビューはこちら
乾燥がひどいときのお守りバーム【ドクターブロナー マジックオーガニックバーム】
14g ¥900(税抜)
ローズ・ベビーマイルド(香りなし)・チェリーブロッサム・シトラスオレンジ・ラベンダー・サンダルウッド&ジャスミンの6種類から香りを選ぶことができる天然香料のオーガニックバームです。
天然成分100%で、そのうち99.9%がオーガニック成分、香料を除くとたった5種類のシンプルな成分で作られている素朴なバームです。
少量・安価なので、いくつか揃えて気分によって使い分ける使い方もおすすめです。
自分の肌よりワントーンダークなCCクリーム、下地クリームを使用する
乾燥肌効力で一番のカギとなるが、「下地を自分の肌トーンより黒くする」ということです。
肌の白いは七難隠すと言いますが、白と黒の紙で比べればわかりますが、難が目立つのは白い肌です。
また、アトピー肌の人は、本来まだ肌の上にとどまっているべき角質がはがれかかって浮いているところがあったり、全体的にそのような状態になっているので、その部分がカサカサと白く浮いて見えます。
もちろんダークトーンのファンデーションにしたからと言ってこれが治るわけではないですが、自分の肌より白くするより目立たなくなります。
ダークトーンの下地を選ぶときは、実際にテスターを使って、赤みが少なく黄みがかったものを選ぶようにしましょう。
アトピー肌の赤みを抑え、自然な日本人のニュートラルな肌に近づけてくれます。
また、モイスチャータイプの下地を選ぶと、後々のメイクに肌の中から湧き出すようなツヤ感が出るので、乾燥肌、アトピー肌の人には特におすすめです!
内側からツヤを発する肌に優しいUV下地
【HANAオーガニック ウェアルーUV】
30ml ¥4,000(税抜)(定期便割引あり)
乳液でご紹介したムーンナイトミルクと同じ香りの日焼け止め下地です。
天然成分100%、成分中のオーガニック比率は99.7%。
紫外線はもちろん、ブルーライトや汚染された大気、花粉症などからも肌を守ってくれる優れものの下地です。
トライアルセットあり
HANAオーガニック トライアルセット ブライトの詳細&レビューはこちら
目や口周りの赤みは徹底的に消す!
アトピー肌と言われる人の共通点としてまずわかりやすいのが、目や口周りなど、皮膚の薄い部分に赤みがあるということがあります。
これは常に肌表面が炎症がちなため、患部に免疫細胞を運ぶための毛細血管が発達しているということが関係していると考えられます。
また、ターンオーバーが正常に行われていないため、角質層が薄い、またはない状態でいることも多いので、ただでさえ発達している毛細血管が透けやすくなっていることも一因です。
この赤みをコンシーラーで隠そうとすると、乾燥肌独特の白っぽさを助長してしまうことになるので、ベースカラーで整えます。
ここで気を付けたいのが、グリーンはそれ自体が白浮きしやすい色のため、赤みを完全に消そうとすると真っ白になります。
目の周りや口周りはただでさえ厚塗りに見えがちな部分なので、ごく少量、後で上からファンデーションを乗せることを念頭に使用するようにしましょう。
グリーンのファンデーションは、マットタイプを選んでしまうとより白く見えます。
モイスチャータイプのものを選ぶようにしましょう。
パサパサの肌にツヤ感を偽造する
パサッとした肌には当然ツヤがありません。
ただ、ツヤは案外簡単に偽造できるので、ないなら作ってしまいます。
このやり方は一般的に出回っているツヤ肌の作り方と同じで、顔の凹凸の内、高くなっている場所にハイライトを置くというものです。
アトピー肌の人は、ちょっと大げさなくらいでちょうどいいかもしれません。
このハイライトも、リキッドタイプやジェルタイプがおすすめですよ。
自然なオレンジのチークを乗せる
アトピー肌は赤みがあるので、オレンジやピンクといった、炎症を思わせる色が多いチークを敬遠している人も多いのではないかと思います。
ところが実際にはチークは肌感を偽造するのに欠かせないアイテムなのです。
何度も触れましたが、アトピー肌、乾燥肌は肌が白く浮いています。
そのため、赤みやくすみをカバーしようとすればするほどツヤのない白塗りのようになってしまいます。
そこにチークを薄く置くだけで、血色感を演出することができ、ここまでの過程で作った肌に説得力を持たせることができるようになります。
唇と同じ色のペンシルで唇の輪郭を描く
アトピー肌、乾燥肌の人は唇の輪郭があいまいになりがちです。
唇の輪郭が白っぽいと、それだけでアトピーっぽい雰囲気になってしまうのです。
これもリップペンシルで偽造します。
やり方は、自分の唇と同じペンシルで輪郭をなぞって、唇の中央に向かって薄くなじませるだけです。
ここまでの過程と、アイメイクなど細部のメイクアップが終わったら、少し時間を置いてお粉をはたきます。
お粉をはたくころにはツヤのある肌になっているので、パウダーを乗せてもパサパサにはなりません。
眉は流行に左右されずしっかり書いて!
アトピー肌や極度の乾燥肌の人の中には、眉毛が薄いという悩みがある人も多いのではないでしょうか。
これもやはり共通した特徴なので、見る人に「眉毛が薄い→アトピー肌っぽい」という印象を与えてしまいます。
現在はやや太眉の流行が落ち着き、自然な細眉が増えてき始めていますが、以前流行したような「細く・薄く・短く・ふんわり」という眉は、乾燥した肌を余計に目立たせてしまいます。
特に避けたいのは、薄く短い眉。
ペンシルやリキッドでごく薄く、長めの眉を下書きし、自分の髪の色と同じくらいのパウダーで眉全体を書いたら、その後光で飛んでしまいがちな眉山部分に、濃いめのパウダーを追加で乗せます。
また、まぶたが広すぎると眉が薄い印象や、まぶたの乾燥が目立つので、眉下は気持ち自分の眉より太めに取りましょう。
各アイテムを上手に選ぶことで、負担を少なくすることもできるので、ぜひお出かけの日に、普段のメイクに取り入れてみてくださいね!