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【美白】敏感肌の美白ケア。気をつけたい3つのポイントと方法

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ハーフでもないのに抜けるように白くきめ細かな肌の人が存在します。
もちろん生まれつきの差もありますが、本来白かったはずの肌が色黒に見えてしまっているパターンも多く存在するのです。

色黒化する原因と改善するためのスキンケアを知って、自分史上最高の美白肌を目指しましょう。
シミが気になっている人はこちらの記事もお読みください。

その肌、本当に「地黒」ですか?美白を邪魔する3つの原因とは

お肌の曲がり角と言われる20代後半を超えてしばらくすると、メイク後の顔に違和感を覚える人が増えます。

「なんだかファンデーションが白浮きしているように感じる・・・」
それは、肌のトーンが変化している証拠です。

肌が色黒に見えてしまう原因は生まれつきのものだけではありません。
その証拠に、10代に入るくらいの頃までは、腕の内側の肌と顔の肌はほとんど同じ色調で、同じような質感を持っているのです。

それではなぜ肌はだんだん黒くなってしまうのか、後天的に色黒になる原因についてお話しします。

1.敏感肌の微弱炎症による肌の酸化

敏感肌になりやすい原因~敏感肌の基礎知識~にもあるように、敏感肌とは、肌内部で常に炎症が起こっている状態で、免疫反応が起こり続けています。

免疫反応が起こるということは白血球がウィルスや菌などの外敵と戦っているということですが、この時白血球中の「顆粒球」という免疫細胞が活性酸素を生み出します。

活性酸素は周囲の細胞を変質させ、酸化させます。
酸化によって束になったコラーゲンの線維は轢断され、皮膚細胞やDNAに傷が付きます。

DNAは肌細胞の設計図ですから、一旦傷ついてしまうと、正常に修復されるまでずっとエラーを起こしたままの肌細胞が生み出され続けます。
シミや肌色の元となるメラノサイトも、誰の肌にもある肌細胞の一種ですが、DNAが正常に働くことにより、生まれ持った肌色に発色します。

ところがこのDNAが傷付くことによってメラノサイトが自動的に黒色化したり、一度黒色化した部分が何度も黒色化を繰り返すようになるのです。

2.天然保湿因子と細胞間脂質の減少

前項と同じく、敏感肌によって常時微弱炎症状態に陥っている肌は、バリア機能を損なっています。

表皮細胞は基底層と呼ばれる表皮の最下部で生み出され、時間と共に体の表面へと押し出されていきます。

角質層と呼ばれる肌の最表層は、そうして肌の表面に押し出された細胞の重なりでできています。
非常に薄い層ですが、イメージとしてはレンガのように積み重なっています。

肌細胞は再表層まで押し出されたときに失活してしまいます。
そのとき細胞は破れて細胞液が漏れ出し、重なり合う肌細胞の残骸をつなぎ合わせます。

この角質細胞同士のつながりが均一で密であればあるほどキメは細かくなり、ツヤが生まれます。

その細胞同士をつなぎ合わせる細胞液・・・天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質(セラミドやコレステロールをはじめとする脂質)は、角質層に至るまでの間にカスパーゼ14、セラミド産生酵素といった酵素の働きによって合成されます。

ところが、炎症を起こした肌にはこうした酵素の働きを阻害する物質が生み出されるのです。
キメの整った肌は光を均一に反射・吸収するため、ツヤに乱れがなく明るく見えますが、乱れた角質層は光を乱反射するため、顔のあちこちに影ができることになり、全体のトーンを下げることになります。

3.毛穴の広がり

顔の全体が黒く見えるのは毛穴の汚れだとする向きもありますが、そうだとすれば油分も水分も30代より多く、毛穴の汚れが詰まりやすい思春期の人たちの方がよっぽど色黒のはずです。

30代からの毛穴が顔のトーンを下げる原因は、その広がりの方が深刻なのです。
敏感肌の人の毛穴は年齢を問わず開きがちですが、それが進行すると今度は開いた毛穴がたるみ始めます。

目立つのは頬の毛穴であることが多く、顔の外側に向けて斜め下にたるんでいきます。
笑うとチリメンジワのようになるのが毛穴のたるみの特徴で、実際には乾燥していなくても乾燥したような肌の質感に見えてしまいます。

前項でお話ししたキメの乱れよりさらに大きな影を作ってしまうため、それだけでも色白を目指す人にとっては大きなマイナスポイントになりますが、肌の印象は両の目の下をつないだラインから鼻下のラインまでの印象で決まるため、最も色黒に見える部分で全体の印象が決定付けられてしまうのです。

後天的色黒を改善するスキンケアのポイント

後天的な色黒は、そのほとんどが敏感肌に起因します。
衣服に守られていて免疫反応が起きにくいお腹やお尻の肌がきめ細かく色白なのがその証拠です。

スキンケアは肌の刺激とならないこと、でも衣服と同じくらい徹底的に守れることが理想です。
できるだけアイテム数は減らしシンプルに、短時間でできるスキンケアを心がけましょう。

敏感肌を改善する生活習慣はこちら(敏感肌を予防・改善する方法~敏感肌の基礎知識~ 敏感肌の人のスキンケア対策~敏感肌の基礎知識~)を参考にしてください。

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