悩み別解消法

背中ニキビやブツブツ二の腕、敏感肌特有のお悩みパーツケア

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肌が敏感な時は、全身あちこちにトラブルが起こりますよね。

背中や胸のニキビや二の腕のブツブツ、お尻にできがちなニキビなどはその典型的な症状です。

 

そんな典型的なボディトラブルを早期解決する基本的な対処法をまとめました。

 

ボディのあちこちにトラブルがあるのは敏感肌の証!まずは基本のケアを

繰り返すボディのニキビや湿疹、じんましんや紫斑は、敏感肌の証拠です。

それというのも、敏感肌は肌表面で局所的に起こっていることは少なく、そのほとんどは体の内部の問題が肌に現れていることが多いからです。

 

顔だけに起こっている問題は、紫外線対策をきっちりすることによってかなり改善されますが、全身に起こっていることには中からの敏感肌対策が必要です。

 

まずは基本的な敏感肌ケアを心掛けるようにしてください。

ただ、内面的なケアは、すでに起こっている問題を早急に解決する力が弱いという難点があります。

このつらい状況をできる限り早く抑えるために、根本治療と同時に各パーツに対する外側からのケアも行いましょう。

 

背中や胸のニキビ・ブツブツ

背中と胸のニキビは、原因が同じです。

最も多い原因が、単純な皮脂のつまりです。

 

体の真ん中である正中線付近は、皮脂の分泌が他の部分より多くなっています。

特に胸の皮脂分泌は多く、背中は皮脂の分泌が多いことに加えて、皮膚自体も厚さがあるためターンオーバーも顔の皮膚の2倍の時間をかけて行われます。

 

そのため一度角質がたまり始め、ターンオーバーが乱れ始めると、顔の皮膚をケアしている感覚とは比べ物にならないほど改善に時間がかかってしまうのです。

 

また、それに次いで多いのが、ニキビだと思っていたものが、似て非なるものだったパターンです。

原因としてはニキビと同じく皮脂の分泌過剰が関わってくるのですが、その皮脂を好む菌には、ニキビの原因アクネ菌以外にも、マラセチア真菌という菌があり、その菌が繁殖することによって、ニキビに似た症状を発症するのです。

 

ニキビと違うのは、マラセチア真菌の湿疹があまり大きく盛り上がったりせず、小さなプツッとした赤疹が寄り合っていくつもできるということです。

化膿することもあまりなく、その代わりに黄色いリンパ液のような固まりが湿疹の中央にできることがあります。

小さな赤ちゃんのおでこにできている乳児脂漏性湿疹を引き起こすものと同じ菌で、症状も非常によく似ています。

 

背中や胸のニキビ・マラセチア真菌症の治し方

 

ニキビとマラセチア真菌症はどちらも原因となる菌は違いますが、対処法はほぼ同じです。

まず、シャンプーは合成界面活性剤や抗菌剤、アルコールを多く含むものは避けましょう。

 

合成界面活性剤や防腐剤は、シャンプーの保存上はとても有益ですが、肌の常在菌が死に絶えてしまうほど強い殺菌力を持っています。

本来であれば、アクネ菌やマラセチア真菌も、そうした皮膚常在菌によって抑えられていますが、界面活性剤などの影響によってバランスが崩れ、押さえきれなくなってしまいます。

 

ニキビができている部分を強くこすったり、洗浄力の強いボディソープを使うなどは避け、100%天然由来のせっけんや乳液で洗うようにしましょう。

また、例え植物成分100%のシャンプーを使っていても、すでに症状のある肌に残れば刺激になることがあります。

 

いつも体を洗ってから髪を洗っている人は、髪を洗ってから体を洗うようにし、しっかりと洗い流すようにしましょう。

 

ワキの黒ずみ、凹凸

 

ひそかに悩んでいる人も多いワキの肌のトラブルは、多くが下着や衣服などの擦れ、除毛処理の負担の2つが原因となっています。

黒ずみにも凹凸にも通じる原因のため、一度に見直すことができます。

 

ワキの黒ずみの治し方

 

衣服や下着などが原因の場合、あまり蒸れない、身体にフィットしたものを選ぶようにするだけでかなり改善します。

衣服などのフィット感を改善したら、同時にクッション性のあるクリームなどで保護するようにすると、刺激を抑える役割と同時に、これまでに受けたダメージを保湿によって改善することができます。

夏場は蒸れることがあるため、少量のオイルを寝る前に塗るなどのケアを行いましょう。

 

除毛処理のトラブルは、自己処理を続ける限り、ゼロにはなりません。

今はそれほど脱毛サロンも高くなく、クリニックでのレーザー脱毛もサロン並みに安くなっているので、一度脱毛という選択肢を考えてみても良いかもしれません。

 

脱毛までは・・・という場合は、1000円程度で購入できる電気シェーバーで除毛すると、肌への負担を減らすことができます。

 

ワキの凹凸の治し方

また、ワキの凹凸に悩まされる人も多いでしょう。

ワキに起こりがちな凹凸の原因は毛抜きによる毛穴の負担、皮脂のつまり、スキンタグなどです。

 

毛抜きによる負担は電気シェーバーによる処理で解決しますが、ワキの皮脂つまりはボディとは別でマリンシルト、クチャなどのクレイ系せっけんを使用して対処しましょう。

マリンシルトなどのクレイはマイナスのイオンを帯びていて、プラスイオンである皮脂汚れを優しく吸着することができます。

 

スキンタグは、皮膚の薄い部分に好発するイボで、首、肩にできることが多いですが、ワキにもできることがあります。

原因は肌への刺激なので、除毛や衣服・下着の見直しに加え、漢方薬でもあるヨクイニン(ハトムギ)やハト麦茶で中からケアするようにしましょう。

 

できてしまったスキンタグはイボコロリや自宅での切除ではケアできないので、皮膚科を受診し、外科的に取り除いてもらうことになります。

 

二の腕のブツブツ

赤みがあったり、少し黒ずんだようなブツブツや、毛穴が肥大して凹凸ができているような症状が二の腕にある場合、それは毛孔性苔癬である可能性が高いでしょう。

 

毛孔性苔癬のブツブツの治し方

 

この症状は、遺伝とビタミンAの不足が原因です。

年齢と共に症状が治まる人も多いですが、成人以降も良くならない場合、ビタミンA剤を内服したり、ビタミンAを含む化粧品でスキンケアすることによって改善します。

 

美容注射で有名な「にんにく注射」はビタミンA剤なので、大幅な改善が期待できます。

また、ビタミンAが不足すると代謝が滞るため、角質が厚くなり

皮膚がゴワゴワします。

 

その改善のために、フルーツ酸などのソフトピーリングソープで3日に1度程度のケアをすると良いでしょう。

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