悩み別解消法

【くすみ】敏感肌女性のくすみ解消法。原因と対策をわかりやすく解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

肌のくすみは大きく分けて3つのグループに分けることができます。

・肌自体のくすみ
・汚れによるくすみ
・血や内臓など体内が原因のくすみ

これらのほとんどは適切なケアによって改善することができます。

何が原因?そのくすみの解消法

肌のくすみは大きく分けて3つの原因があります。
肌表面の問題はほとんどが敏感肌によって引き起こされているものです。

その場合、敏感肌のスキンケア<敏感肌を予防・改善する方法~敏感肌の基礎知識~敏感肌の人のスキンケア対策~敏感肌の基礎知識~>だけでもずいぶん改善しますが、くすみに特化した即効性のある解消法がないか探っていきましょう。

肌自体のくすみ

肌自体のくすみは、乾燥によるくすみやメラニンくすみがあります。
乾燥した肌の対極にある水分を保持した肌とは、肌内部の細胞間脂質やNMFが正常に合成されている肌のこと。

細胞間脂質やNMFなどの自潤要素は、肌の内部に炎症があると正常な合成が阻害されます。
自潤要素が不足した肌はバリア機能が低下し、角質の均一さが失われてキメが乱れます。
キメが整った肌は光を均一に反射することができるため、フラットでツヤと透明感がありますが、キメが乱れた肌は肌表面で光が乱反射し、あちこちに小さな影ができることによってくすんで見えます。

毛穴の凹凸がある肌も同様に影ができやすいため、より毛穴は目立って見え、くすんで見えます。
肌の透明感やトーンには実際の色よりも光やツヤが大きく影響するため、肌が十分に潤っているだけでくすみが解消されたように見えることがあります。

肌の過敏によって乾燥した肌の改善法は【乾燥肌】乾燥肌・敏感肌を同時ケアする秘策は筋肉にありを参考にしてください。

肌自体のくすみで、乾燥より根気強いケアが必要なのがメラニンによるくすみです。
メラニンによるくすみの原因はさまざまですが、最も多いのが紫外線、他にニキビや湿疹、ひどい乾燥による炎症などを繰り返したことによる色素沈着が考えられます。

極度の乾燥やアトピーによる薄いほくろのような黒ずみは突如現れて短期間でいつの間にか消えているということもありますが、大抵はもっとぼんやりと、心なしか全体的に黒ずんでいる感じを受ける症状が多いと思います。

特に最も紫外線を受ける頬の高い部分は、炎症も出やすく、毛穴も開きやすいので、くすみがちでシミにも発展しやすい部位です。
予防としてはUVケアをしっかりと心がけること、油分の多いベースメイクや刺激の強いケミカルなチークを避けることが有効です。

すでにあるメラニンくすみは【しみ】敏感肌女性のしみを消すにはどういうスキンケアをすべきか?を参考に、メラニン対策をしてください。

汚れによるくすみ

肌の表面的な汚れによるくすみは簡単に解決できそうでいて、それほど簡単ではありません。

毛穴の汚れによるくすみですが、これは「本当にその毛穴は汚れているのか」という判断をしなければいけません。
前項でも触れたとおり、毛穴は開いていると、光の屈折によって影ができます。
その上、剥がれ落ちるべき角質が溜まりやすくもなりますから、汚れていると思って過剰に洗顔することになりがちですが、これは逆効果です。

毛穴が開いていて汚れているように感じるなら、まず改善するのはたるみからです。
たるみの改善法はこちらを参考にしてください。

本当に毛穴が詰まって汚れている場合、皮脂の分泌過剰が考えられます。
脂性肌の改善法は【脂性肌】オイリー肌を解決!オイリー肌と乾燥肌を同時にケア!からどうぞ。

良くある勘違いが、ターンオーバーの遅れによって古い角質が積もってくすんでいるのだというもの。
角質層はその厚さがわずか0.02㎜の薄い膜です。
少し剥がれ落ちるのが遅れたからと言ってくすむほど影響はありません。

逆にターンオーバーが早すぎることによって、細胞自体が異常を持って成長したり、成長しきらず刺激を受けやすくなり、炎症やメラニンの合成が起こりやすくなります。
ターンオーバーが早い場合に起こりがちな症状はくすみだけでなく、乾燥やアトピーなどの過敏反応など様々です。

成長しきって死んだ肌細胞は0.03㎜に至る程度で放っておいても自然に剥がれ落ちますが、成長できなかった細胞は様々な問題を引き起こすため、決してピーリングなどの酸で無理に角質層をはがそうとしてはいけません。

ターンオーバーの異常スピードは過度の刺激か、過度の敏感肌、成長ホルモンの異常のいずれかが原因です。
刺激や過度の免疫反応(敏感肌)によって肌が損傷すると、成長ホルモンが分泌され、修復を急ごうとしますが、常に炎症が起こっている場合、免疫と同じようにターンオーバーも暴走を起こします。

汚れているのではなく、弱っている肌ですので、敏感肌を改善するスキンケアによって肌を十分に成長させることが必要です。

体内が原因のくすみ

くすみの原因の中には内臓疾患や血液が元となっているものもあります。
特に普段赤ら顔に悩まされている人は、血行不良によってかおがくすんで見えることがあります。
目の下に良く現れるくすみであるクマも主にこれが原因です。

この場合はスキンケアでは改善できないため、生活改善が必要です。
また、肝臓や腎臓などの疾病によって顔色がくすんでくる場合もあります。

その場合、明らかに元の皮膚の色とは違う、土気色と呼ばれる青っぽい黒や茶色、黄疸と呼ばれる黄色っぽい顔色になります。
この場合は急いで内科を受診した方が良いでしょう。

くすみはそのほとんどが家庭でのケアや日常の生活改善でキレイになります。
間違ったケアで悪化させることのないよう、見分けることが最も大切だと言えるでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

人気の記事