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【肌荒れ】敏感肌の人のための肌荒れ対策。スキンケアのポイントは?

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たびたび肌荒れを起こす敏感肌。
その肌荒れには特徴的な原因とタイミングがあります。

敏感肌に起こりがちなトラブルの症状と自分の肌が荒れるタイミングを知って効果的に予防しましょう。

敏感肌の肌荒れ症状

敏感肌には特徴的な肌荒れの症状があります。
季節の変わり目にお酒を飲みすぎるなどすると急に表れて驚かされるのがじんましん。
顔はおろか体中に広がって、強烈なかゆみに襲われます。

同じように、ところかまわず出現するのが湿疹や皮膚炎です。
敏感肌の人に多いのは手湿疹と呼ばれる指の間の水泡です。
原因はよくわかっておらず、水仕事や手をよく使う仕事をする人に好発し、やはり季節の変わり目には悪化します。

皮膚炎の症状では、冬季の粉吹きを経験する人も多いでしょう。
思春期にも多く見られ、女性ホルモンや自律神経の乱れと空気の乾燥が重なり合って出る症状です。
花粉症の時期にも様々な皮膚炎様症状が出ます。

生理前に良く現れるのがニキビです。
こちらも全身に現れることがあり、胸や背中、お尻などにもできます。
敏感肌がもっと進むと生理のたびに腕や足など全身に出るようになるため、根本的な改善努力が必要です。

敏感肌の人が肌荒れを起こす原因と予防

敏感肌が大荒れするタイミングには規則性があります。
気が付いている人もいるとは思いますが、なすすべもなく落ち着くのを待つことがほとんどなのではないでしょうか。

基本的には敏感肌自体を根本的に治すのが一番ですが、時間がかかる根治までに、定期的に出るつらい症状を抑える方法をお伝えします。

生理前・排卵時のニキビ

敏感肌の人のほとんどが気付いている肌荒れのタイミングが、排卵~生理前です。
このタイミングで肌荒れが起こるのは、単純に言えば、妊娠しやすくするためのホルモンから妊娠を想定したホルモンの分泌にスイッチするからです。

妊娠するためには外見を健康的に見せて異性を引き付ける必要がありますが、排卵してから生理が始まるまでというのは、風邪をひいたり、細菌感染を起こしたりといった、胎児に危険を及ぼすことを徹底的に排除しようという力が働きます。

ニキビとは免疫が働いている(炎症)、もしくは仕事を終えた姿(化膿)ですから、少なくともそこに免疫が働かなくてはいけなかった原因があったということです。

外的要因としては髪の毛や洗顔の刺激、内的要因としては色の濃い食べ物や刺激の多い食事、睡眠時間の乱れが原因となっていることが考えられます。

髪の毛洗顔は手軽に改善できるため、敏感肌なら普段から気を付けておきたいポイントですが、食事や睡眠など直接肌に影響がなさそうな部分はついつい忘れがちです。

生理前は、普段健康のためにとっている緑黄色野菜などの色の濃い野菜でも刺激が強すぎて肌に影響することがあります。
普段外食をするとお腹を壊すタイプの人は、生理前は特に食事には気を付けるようにしましょう。

外側からのケアは、生理前に手薄になりがちなバリア機能を補佐してくれるセラミド配合化粧品がおすすめです。
抗炎症成分であるビタミンC誘導体やグリチルリチン酸、カンゾウエキスなどが入っているものも予防的に効果を発揮するので、生理前専用に合うものを探しておくのも良いでしょう。

季節の変わり目

 

季節の変わり目も肌の調子が崩れるタイミングです。
人間は外気に関わらず体内の環境を一定に保とうとする性質があります。

例えば朝5度だった気温が昼間には20度まで上昇しても、体内がそれに影響されて内臓などの働きに影響が出ないようにしているのです。

その対応をつかさどっているのが自律神経なのですが、敏感肌の原因はこの自律神経なのです。
敏感肌の詳しい原因についてはこちらに書いてあります。

季節の変わり目は外部の環境変化が激しく、それだけに自律神経の働きは追いつかなくなることがあります。
当然、そうなることによって自律神経がつかさどっている免疫機能にも狂いが生じ、結果的に肌が敏感になったり、風邪を引きやすくなったりするのです。

この場合の予防で最も大事なことは、できるだけ緩やかに季節の移り変わりに対応することと、この時期に睡眠不足や過度の疲労は避けること、つまりできるだけ自律神経に迷惑をかけない過ごし方をすることです。

オンオフのしやすい服装を心がける、羽織を一枚持っておくということだけでもずいぶん違いますので、小さなことからできる範囲で対策をしましょう。

花粉症の時期

花粉症とまではいかなくても、スギやヒノキ、イネなどの花粉が飛ぶ時期に肌の調子の悪さを感じる敏感肌の人は多いはずです。

敏感肌の主原因のひとつである腸内環境の悪化は、アレルギーの主原因であるとも考えられ、様々なアレルギー症状の改善のため、現在では腸活をする人が増えています。

腸活というのは、その名の通り腸内環境を改善する活動のこと。
そのうちの一つに菌活、すなわち善玉菌を増やす活動があります。
腸活が肌に影響し始めるのは、およそ1~2ヶ月かかると言われています。

ですから花粉症の時期に肌の調子を崩しやすい人は、その1~2ヶ月前から発酵食品を意識して摂取したり、胃腸を休める期間を設けるなどすると良いでしょう。

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