コスメの基礎知識

グッと疲れて見えるくすみ肌5つの原因と垢抜け肌にする方法

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特に疲れているわけでもないのに、なんだかげっそり生活感が出てしまう肌のくすみ。

くすみはシミより薄いものの、広範囲に広がって、メイクでカバーしようとすると、厚塗りになって余計にオバサン顔になってしまう厄介者です。

たるみと相まって老け顔を加速させ、きっちりメイクしてもなんだか所帯じみた雰囲気を醸し出してしまう原因であるくすみをすっきり取り除き。透明感のある垢抜け肌を取り戻すためのスキンケアをご紹介します。

 

くすみって何が原因で起こるの?

薄くて広範囲に広がるシミのようなくすみ。

年齢によって加速するような印象もありますが、その原因はさまざまです。

ここではくすみの原因についておはなしします。

 

メラニンくすみ

シミやニキビ跡などと同じメラニンの沈着によるくすみです。

原因はUVケアの不十分や広範囲・慢性の微弱炎症などが考えられます。

思春期に日焼け止めをせずに炎天下で部活をしていた人、顔中の思春期ニキビに悩まされていた人などに多いタイプです。

目の下や頬の高い部分など、比較的目立つ部分に、地図上の薄い茶色の肌色が出現します。

 

血行不良くすみ

顔全体がなんだかどんよりくすむのがこのタイプです。

くすみというよりは「顔色が悪い」という方が近い原因ですが、青みの茶色っぽくなった肌はくすんで見えます。

頬骨の下や目の下など、顔の段差部分に影ができることによってくすみが目立ってしまいます。

 

乾燥くすみ

冬になると肌がクラフト紙のように茶色くカサついた状態になってしまうのが乾燥くすみです。

肌は角質層の水分によって光を反射し、ツヤを保っています。

冬になってその角質層の水分が保てなくなると、光を反射することができなくなってしまって乾燥くすみが起こります。

 

代謝不良くすみ

血行不良と似ているようですが、起こっていることも、くすみの見た目も違います。

加齢や日焼け、ストレスなど様々な原因によって代謝不良が起こると、表皮のターンオーバーが狂います。

敏感肌に多いのはターンオーバーの異常によって表皮細胞が未熟なまま角質層になってしまうパターンですが、代謝不良くすみの場合、そのような不完全な角質層が剥がれるべき時に剥がれないという問題が起こっています。

 

はがれるべき角質・・・いわゆる垢には水分も油分も含まれていません。

そのため、乾燥くすみを引き起こしているような角質が肌表面にこびりついているような状態になり、くすみが起こるのです。

角質層が残りやすい部分は、鼻や目の周り、口の周りなど段差の多い部分です。

ほうれい線の周囲に残ってしまった場合、よりほうれい線を濃く見せてしまう弊害もあります。

 

酸化・糖化くすみ

紫外線やストレス、喫煙などのジャンクな習慣によって生まれた活性酸素は、肌細胞を酸化させてしまいます。

酸化した細胞は、硬く茶色く変色し、だんだん広がってくすみとなります。

また、糖分の取り過ぎや急いで食べすぎるなどの食習慣によって起こる糖化は、黄くすみという老化すくみを引き起こします。

いずれも出現する場所は問わず、いつの間にか茶色や黄色に近いくすんだ肌の色が広がっていきます。

 

くすみを完璧に防ぐ対策とは?

前項でご紹介した4つのくすみを改善するには化粧品によるスキンケアだけでなく、普段の生活を改善する必要もあります。

ここではくすみ対策スキンケア、くすみを予防する生活改善法の両方についてお話します。

 

くすみ対策のスキンケア

前項でお話ししたように、くすみには様々な原因がありますが、すべてに共通するスキンケアには血行を促進するという点が挙げられます。

敏感肌の人の中にはヒルドイド軟膏を使っている人も多いと思いますが、ヒルドイド軟膏の有効成分であるヘパリン類似物質には高い保湿作用があります。

このヘパリン類似物質は、血液中に含まれるヘパリンの保湿性に注目して作られたもの。

つまり、血行の良い人は肌の奥から潤ってハリがあり、光を反射することができるということです。

 

また、角質層が乾燥して起こるくすみの改善にはセラミドやMNFなどの成分を補充しましょう。

角質層の乾燥は、原因こそ様々ですが、起こっていることはセラミド、NMF、角質細胞のいずれかが足りていないと言うことです。

そのため、化粧品で補うことによって一気に解消されることになります。

 

総合的なスキンケアとして、酸化や糖化に抗う成分が入った化粧品やUVケアも普段から意識するようにしましょう。

 

くすみを予防する生活改善法

くすみが起こりがちな生活習慣には以下のような項目が挙げられます。

・慢性的な睡眠不足

・ストレス過多

・喫煙

・運動不足

・過度なダイエット

 

これらはいずれも血行不良や細胞の酸化を引き起こし、肌の色自体を変色させることにもなりかねません。

また、ダイエットに油ものは禁物ですが、脂肪分を敵視しすぎるあまり、摂取しなければいけない量を下回ると、肌の重要な保湿要素である細胞間脂質が生み出されなくなります。

 

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