敏感肌の外見的・慢性的な悩みで多いのが「赤ら顔」です。
赤ら顔には生活改善やスキンケアで治るものからレーザーなどの外科的治療が必要なものまでいくつかの原因があります。
それらの種類と自宅で改善できるもののケア方法についてお話ししたいと思います。
【目次】
赤ら顔の種類
赤ら顔には皮膚由来のものと血管由来のものの2通りがあります。
外科的な治療が必要なものは血管由来の赤ら顔の一部で、その他のものは内外からの適切なケアによって改善が期待できます。
赤ら顔の原因で最も多いのは「毛細血管拡張症」と呼ばれる、皮膚の下の毛細血管が透けて見えている状態です。
その中でも寒さやアルコールによる血管拡張は、血管が拡張する原因さえ取り除かれれば改善しますが、ニキビや過度の乾燥や敏感肌による炎症が原因の場合はある程度しっかりとしたケアが必要になります。
炎症部分の毛細血管が発達するのは、血管中に含まれる免疫細胞である白血球を患部により多く運ぶためです。
通常は白血球の仕事が終われば元に戻りますが、敏感肌のように免疫が暴走している場合、赤みが長く残ります。
皮膚由来の赤みは湿疹など炎症の本体です。
こちらは免疫細胞が戦っている真っ最中ですので、炎症の原因がなくなれば自然に元の肌に戻ります。
これら2通りの赤ら顔について、詳細を見ていきましょう。
外科的治療が必要な赤ら顔
毛細血管拡張症は、そのほとんどが一時的な物であり、日にち薬や適切なケアでほとんど元通りに改善しますが、遺伝やステロイドによる皮膚の薄さが由来のものは外側からのケアでは改善できません。
ステロイドは優れた抗炎症薬ですが、赤ら顔改善という視点で見ると、最悪と言って差し支えない「皮膚委縮(皮膚が薄くなる)」「血管拡張」「免疫低下」という3つの副作用があります。
免疫低下については、それがステロイド薬の効能でもあるので避けることはできません。
つまり、炎症過剰になっている免疫をストップさせるという働きですが、このため皮膚は本来の役割であるバリア機能を失います。
ステロイド薬使用中は外的刺激をフリーパスで皮膚内部に受け入れているのに近い状態となりますから、決して長期間、慢性的な使用はせず、皮膚科医の指導のもとで適切に塗布してください。
問題の3つの副作用は、ステロイド薬を停止すると回復し始めます。
長期間使用していた場合、回復までにかなりの期間を要することも考えられます。
生まれつき皮膚の薄い人も、スキンケアではどうすることもできません。
白人の肌が赤く見えるのはこのせいで、外科的に治療する以外改善の方法はありません。
これらの赤みはレーザー照射で発達しすぎた毛細血管を焼く施術を行うことによって一時的に回復しますが、多くの場合、ある程度の期間で元通り毛細血管が目立つようになります。
自宅でのスキンケアで改善できるもの
酒さ
赤ら顔の原因として最も多い、原因不明、びまん性の紅斑です。皮膚科の多くでは抗生物質による投薬治療を行いますが、繰り返すことも多く、悪化すると湿疹やニキビ、丘疹を伴うこともあります。
ニキビ跡(炎症後の赤身が残っている)
毛細血管拡張症とよく似た状態ですが、ケアを間違わなければ比較的簡単に改善が望めます。
乾燥性敏感肌
敏感肌が原因の過剰乾燥による赤みです。進行形の炎症ですので、ひりつきやかゆみなどを伴うこともあります。
湿疹
かゆみや凹凸を伴わない湿疹が慢性的に続いている状態です。乾燥性敏感肌と同じように進行形の炎症です。
敏感肌などによる赤ら顔のスキンケア法
赤ら顔の原因で一番多いと考えられる酒さは自宅で改善することが可能です。
皮膚科で酒さに処方される抗生物質は長期間の使用によって耐性菌(抗生物質が効かない菌)が生まれる可能性があります。
もちろん一度の使用で一気に治療できる場合は問題ありませんが、繰り返し出る場合やゆっくりと長時間かけて薄くなっていく場合などは、抗生物質での治療に向かないと言えるでしょう。
そんなびまん性の酒さには漢方薬「十味敗湯」「桂枝茯苓」が効果を発揮することがあります。
漢方薬は西洋薬と違って、症状に対して効果を発揮するものではなく、その症状の元となっている体質に対して効果を発揮します。
そのため十味敗湯、桂枝茯苓が効くか効かないかは体質に大きく左右されるので、漢方相談を掲げる漢方薬局に相談してみてください。
十味敗湯や桂枝茯苓が体質に合わない場合、そのまま漢方薬局で相談するのもおすすめですが、酒さ治療剤として高い効果を発揮する乳酸菌「LFK」を試してみても良いでしょう。
乳酸菌ということもあり、酒さだけでなく腸活や菌活にもなり、花粉症の改善にも効果があります。
自宅での治療が望める赤ら顔全般に効果がありますが、ニキビなどによる血管拡張にはてきめんな改善は期待できません。
ニキビ跡の赤みはおそらく多くの場合が繰り返したニキビやニキビを何度も触って炎症が激化してしまった場合に長く残ります。
既にニキビが解決している場合は普段の敏感肌ケア(参考:敏感肌の人のスキンケア対策~敏感肌の基礎知識~、敏感肌を予防・改善する方法~敏感肌の基礎知識~)でいずれ治りますが、ニキビが繰り返す場合や炎症が収まらない場合は敏感肌が原因のニキビスキンケア(参考:【ニキビ】敏感肌の人の為のニキビケア・スキンケア方法)を参考にスキンケアをしてください。
乾燥性敏感肌の場合も敏感肌スキンケアで改善します。
湿疹の場合も基本的には同じですが、原因としてアレルギーなどが潜んでいる場合がありますので、普段使っている化粧品や症状が悪化したときに共通する食べ物などをチェックし、共通点があるようなら皮膚科の診察を受けることをおすすめします。
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【白漢しろ彩】という、無添加にこだわる敏感肌女性向けの化粧水があります。
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などが一切使用されていませんので、敏感肌でも安心して使うことができます。
臨床実験でも、93%の敏感肌女性の方から高評価を受けているようです。
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3/15 追記
レビューを書きました。
ぜひお読み下さい。