早いもので、1月も後半戦にさしかかってきています。
現在は風邪やインフルエンザが猛威を振るっていますが、2月に入ればそれに加えて花粉症の症状も出始めます。
花粉アレルギーの強い人なら、咳やくしゃみなどで粘膜を傷めてしまい、そこからウィルスの侵入を許してしまうということも。
肌にとっても、ますます厳しくなる冬の寒さや自律神経バランスの崩れと重なって、最も過酷な状況になる人も多いのではないでしょうか。
「去年もそういえば大変な乾燥肌になったんだった」
「かゆくて首や手の甲まで真っ赤になった」
・・・
そんな嫌な思い出を持っている人もいるでしょう。
でも、花粉症の症状は、対策次第である程度緩和することができます。
今日は、冬の終わり~春にかけて苦労しないための、今からできる花粉症対策についてまとめたいと思います。
花粉症を最小限で乗り切るための予防策・対策
2018年の花粉飛散量は去年の2倍(東京)とも言われています。
花粉症が飛散し始める時期は、風邪や乾燥とも判別が付きにくい2月中旬から。
症状が注目され始めるのは3月頃なので、春真っ盛りのアレルギーと思われがちですが、実は1年で最も寒い季節に最も深刻なファーストインプレッションがあるのです!
そんな花粉症に対して、日常生活中でできる5つの予防法
・加湿
・寝る前のハチミツ白湯
・乳酸菌
・減酒減煙
・うがい・鼻うがい
と、市販薬でできる、まだ間に合う初期療法についてお話しします。
花粉症の初期療法とは
毎年肌荒れを起こしたり、鼻水やくしゃみ、目のかゆみに悩まされてはいるものの、通院するのが面倒で放置している・・・そんな人は一定数いると思います。
花粉症が始まる前は「とにかく2ヶ月を乗り切れば、あとは楽になれる」という認識ですが、実際には毎年予想以上の肌荒れが起こって後悔する人もいるのではないでしょうか。
そんな人にとって、花粉症の予防は「手間がかかる」「通院が必要」というイメージは強いとおもいます。
もちろん、毎年年内中にアレルギー抗体の注射を受けられるならそれに越したことはないですが、実際の年末ごろは、仕事もプライベートも忙しくて、通院も年が明けてから、と思うことが多いと思います。
でも、花粉症の予防には注射だけでなく、初期療法という早期投薬治療があるのをご存知ですか?
花粉症が出始める2週間から10日程度前から、抗アレルギー薬の服用をすることによって、いざ花粉症が始まってからの症状を楽にすることができるという治療です。
これは、当たり前ではありますが、すでに花粉症であることがわかっている人にしかできない治療法です。
通院の必要はなく、市販薬を買って自宅で予防することができます。
これなら疲れた仕事帰りに通院するストレスもありません。
休日に、買い物ついでにドラッグストアで以下の薬をシーズンに1度購入するだけでOKです。
・アレグラFX
処方薬としてもアレルギーやアトピーなどの症状緩和に使われるアレグラの市販薬です。
アレルギー反応を生み出す酵素「ヒスタミン」をブロックする抗ヒスタミン作用と、アレルギー反応自体を抑える抗アレルギー作用の両方を併せ持つ薬です。
・アレルビ
アレグラFXのジェネリック医薬品です。
アレグラとは添加物などの配合がわずかに違います。
価格ではアレルビの方が安価に手に入れることができます。
今から始めたい、花粉症に打ち勝つ肌作り
これまでも、このサイトでは肌を肌だけの問題ととらえない考え方で肌改善についてお話してきましたが、花粉症対策ではは、まさに体中で肌荒れを予防する必要があります。
花粉症で肌荒れが起こることを、花粉による物理刺激だと思っている人もいるかもしれませんが、健康な肌は、スギ花粉くらいでは湿疹を起こしたり、目が開かなくなるほどまぶたが腫れたりはしません。
花粉症は、花粉が体内に侵入することによって起こるアレルギー反応と、体の中から起こった炎症によって肌のバリア機能が弱くなり、接触する花粉の刺激に耐え切れなくなるという、中から外からの2重のダメージがあります。
その対策として必要なのは、まず花粉に侵入されても対応できる体作りです。
・加湿・・・粘膜が乾燥すると、異物の侵入を許しやすくなります。部屋や職場の乾燥した環境を改善しましょう。
・寝る前のハチミツ白湯・・・ハチミツには殺菌効果があり、粘膜を保護する作用もあります。寝る前に飲んでも歯周病や虫歯につながることはないので、寝る前に飲んで温まった体で良い睡眠をとりましょう。
・乳酸菌・・・花粉症に腸内環境の改善が効果を発揮するということは、すでに常識とも言えます。ヨーグルトなど、乳酸菌を含んだ食品を積極的に取るようにしましょう。
・減酒減煙・・・乾燥同様、アルコールやタバコも粘膜を乾燥させます。花粉症の時期は特に、ちょっと我慢して減酒減煙しましょう。
・うがい・鼻うがい・・・声を出しての喉うがい、人肌温度の塩水での鼻うがいも粘膜を守る上で有効です。ただし、イソジンなどのうがい薬は皮膚粘膜に刺激が強いので、予防には使わないようにしましょう。
ちょっとの工夫と予防でずいぶん変わる花粉症症状。
毎年「そう言えば花粉症で肌荒れするなあ・・・」と思っている人は、ぜひ試してみてくださいね!