悩み別解消法

うっかり日焼けのアフターケアと夏におすすめのUV予防食材

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夏になると外で遊ぶ機会が増えますよね。

海や山、テーマパークなど、紫外線たっぷりであることをつい忘れがちな楽しいレジャー。

そんな時、紫外線は容赦してくれるどころか、いつもにましてさんさんと降り注ぎます。

いつものようにこまめにUVケアを修正できない時、また、うっかり忘れてしまった時のアフターケアと、どうしても紫外線をより浴びてしまう夏のための予防食をお教えします。

 

紫外線を浴びた後に回避したいシミと乾燥・・・アフターケアで何とかなる?

紫外線を回避するのか、それとも今を思いっきり楽しむのか・・・。

夏になると、その二択に迫られる場面が多く見られます。

海や山では化粧直しをする暇や場所がありませんし、バーベキューでは紫外線だけでなく、炭からの熱も肌を焼きます。

肌を守るか楽しむか、どちらも選べずに中途半端になってしまう人は少なくないと思います。

 

帰宅後赤くなった頬を見て激しく後悔するもなすすべナシ、そんな風に思っていませんか?

日焼けをした後、帰宅してからできることはまだあります。

少しでもダメージを減らすことでシミや乾燥を防ぐことができるので、もう遅いと思わずにきちんとアフターケアしましょう。

 

肌にシミを残さないためのアフターケア

紫外線を浴びるとシミができるのは、メラニンが合成されて、これ以上の紫外線刺激から肌を守ろうと、防御態勢を整え始めるからです。

このメラニン、残念ながらその時に浴びた紫外線ダメージを防いでくれているわけではありません。

大量に紫外線を浴びたことによって、これからもそうした刺激が続くという予測に基づいて合成されるのです。

 

逆に言えば、メラニンが合成されるまでに「あれは突発的なことだった」と肌に伝えればいいとも言い換えることができます。

メラニンが合成され始めるのは、なんと紫外線の刺激を受けてからおよそ72時間も経ってから。

3日の猶予があるため、その間にメラニンの合成を阻害するケアを始めれば間に合います。

 

メラニンの合成を阻害するケアの具体例は、チロシナーゼ阻害剤やメラニンシグナルブロッカー剤の塗布・内服となります。

チロシナーゼとは、メラニン合成に必要な酵素で、医薬部外品に含まれる美白有効成分の多くは、このチロシナーゼを働かせないようにすることでシミを防ぐ効果を発揮します。

メラニンの合成は刺激からおよそ3日後なので、食事から摂ったり、内服しても効果があります。

おすすめは「まごたちはやさしいか」にもたくさん登場したトマトに含まれるリコピンです。

 

後述しますが、リコピンには日焼けによるダメージそのものを軽減する効果、チロシナーゼを阻害する効果、療法を持ち合わせているので、日焼け後の食べ物として適役なのです。

また、外的ケアとしては、美白有効成分が活躍します。

シミ対策薬用化粧品に使用される有効成分は「メラニン発生の指令を止める」「メラニン合成を促す酵素(チロシナーゼ)を邪魔する」「メラニン合成・メラニン黒色化を止める」「できてしまったメラニンを薄くする」という4パターンがありますが、その中でもビタミンC誘導体には「メラニン合成・メラニン黒色化を止める」以外の全ての能力があります。

 

日焼け後の肌乾燥を防ぐアフターケア

紫外線を浴びると、即座に乾燥が起こります。

これは熱によってやけどの状態に陥っているのが原因ですが、実は日焼けによる乾燥はこれだけではなく、後から起こるものがあります。

 

肌の潤いは、内外どちらからの影響も受けているものです。

中からの潤いというのは、NMF(天然保湿因子)と細胞間脂質によるものです。

これら肌内部からの保湿要素は、元々細胞液として生きた皮膚細胞の内部に閉じ込められているものが、酵素の働きによって分解され、皮膚細胞の失活によって肌表面の保湿を担うことになります。

 

ところが日焼けをすると、紫外線によって発生した活性酸素によって、分解酵素の働きが阻害され、これらの保湿要素がきちんと生み出されなくなってしまうのです。

これが、日焼けによって起こる「後から来る乾燥」です。

 

すでに起こっている日焼けによるやけどの状態は、これまでも言われている通り、冷やすことと炎症を鎮めることが先決になります。

赤くなっていたらしっかりと冷やし、抗炎症成分を含む化粧品(カンゾウやアロエ、グリチルリチン酸など)を塗布する抗炎症能力のある栄養素を摂取すると良いでしょう。

大豆やブロッコリーには炎症を軽減する働きがあります。

サラダにして食べることで、夏向きのさっぱりしたおいしさも楽しめますね。

 

後からくる乾燥には抗酸化作用のある化粧品や食べ物がぴったりです。

化粧品にも含まれる有名成分では、鮭に含まれる赤い成分アスタキサンチンは、抗炎症と抗炎症の両方の能力を持っています。

トマトに含まれるリコピンにも同様に抗炎症、抗酸化作用があり、セロリにも両方の効果があって、ビタミン類も豊富に摂取できます。

 

うっかり日焼けのダメージを最小にする予防食材は?

どうしても日焼けが避けられない時が夏にはありますよね。

日ごろから心がけていればそのダメージを最小限に抑えることができるのでしょうか。

紫外線をうっかり浴びてしまった時の被害を抑えることのできる予防食材をお教えします。

 

カロテンを含む食材

 

色の濃い食材に含まれるカロテンは、人間でいうところのメラニンです。

植物はカロテンという色素によって、日焼けから身を守っているのです。

化粧品と同じように、植物の能力を食材としていただくことによって、同じ効果を得ることができます。

カロテンを含む食材として手軽に入手できるのは、トマトやスイカなどの赤い食材です。

トマトは抗酸化作用の強いリコピンを含んでいますが、この成分は過熱によって増えるので、湯剥きして使用するのがおすすめです。

 

抗酸化物質を多量に含む食材、強力な抗酸化物質を含む食材

 

酸化を抑制してくれる食材は、肌の紫外線への強さを引き上げます。

その中でも、インナースキンケアの父として多くの著作を持つ皮膚科医ムラード博士は、ザクロには多くの強力な抗酸化物質が含まれていて、その効果は紫外線への肌の抵抗力を25%も引き上げると説いています。

ザクロ以外にも強力な抗酸化物質を含む食材として人参やカロテンを含むお茶が挙げられます。

いずれも簡単に入手できるものですので、毎日の食卓で肌の紫外線抵抗力を上げるように心がけましょう!

 

 

 

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