コスメの基礎知識

【ま~】どの成分がわたし向き?さっと調べる化粧品成分辞典

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敏感肌にも有効な美肌成分辞典、今回は「ま行~」の成分になります。

 

「ま行」から始まる美肌成分

【マグノリグナン】

チロシナーゼ阻害剤。

医薬部外品美白有効成分として厚生労働省に登録されている成分のひとつ。

他のチロシナーゼ阻害剤が、チロシナーゼの働きを阻害するのに対し、マグノリグナンはチロシナーゼの成熟を阻害する。

そのため、より早い段階でシミの顕著化を阻止することができる。

【マカダミアナッツ油】

その名の通り、マカダミアナッツを由来とした植物性油脂。

肌への親和性が高く、人間の皮脂に近い組成を持っている。

保湿能力が高く、紫外線への抗酸化作用も強いため、洗濯物を干すなどの短時間の紫外線対策に向く。

【マリンパージ】

海藻由来の植物成分です。

複数の海藻から抽出されたエキスで、保湿効果やターンオーバーを正常化する能力があります。

【マルチトール】

湿度に影響されない、とても安定した保水効果、保湿効果がある。

水溶性で、アルコールには溶けない性質のため、アルコールを含んでいることの少ない敏感肌用化粧品の成分表示中に見かけることが多い。

【マロニエエキス】

炎症に非常に高い効果を発揮してくれる植物由来成分です。

紫外線によるほてりや軽い火傷の状態、乾燥による赤みなどを軽減する効果があります。

【マンダリンオレンジ果皮エキス】

マンダリンオレンジ、別名チンピ、漢方生薬としても頻繁に使用される植物由来エキス。

角質層を構成するラメラ構造を整え、キメとツヤを与える効果がある。

【マンナン】

こんにゃくに含まれる成分で、少ない刺激で皮脂を吸着する効果がある。

そのため、洗顔料やクレンジングに新しいスクラブ剤として使用されることが多い。

【マンニトール】

ビタミンやアミノ酸の安定を高める成分。

化粧品に配合すると、スーッとした清涼感が得られる、植物原料の糖アルコール。

【マンネンロウエキス】

別名ローズマリーエキス。

その名の通りローズマリー由来の植物エキスで、抗酸化作用、美白、血行促進、収斂、抗菌など幅広い美肌効果が期待できる。

【ミネラルオイル】

一時は「油焼け」の原因とされ、忌み嫌われていた鉱物油。

その名の通り鉱物が原料であり、精製技術が未熟だった頃は、鉱物が紫外線に反応し、肌が焼けるという「油焼け」を起こすことが多々あった。

現在では鉱物を非常に高い精度で精製できるため、そうしたことは起こらない。

代表的な商品では、「ベビーオイル」もミネラルオイルである。

【ミンク油】

レザー製品の手入れに使われることで有名な動物性油脂。

その用途からもわかるように、保湿能力が高く、その持続時間も長い。

【ムクロジエキス】

漢方生薬としても使用される無患子が原料の植物成分。

抗炎症、抗菌効果がある。

その果皮は水に浸してこすると泡立つため、昔から天然のせっけんとして使用されてきた。

【ムチン】

とろみのある成分で、めかぶやもずく、モロヘイヤ、山芋などに含まれている。

保水力が高く、皮脂分泌を促す効果を持つ。

人間の体内にも存在し、涙や胃液に含まれている。

【メドウフォーム油】

メドウフォームの種子から採取される植物油脂。

保水、保湿効果に優れ、べたつかずさっぱりした使用感で、乳液、クリームなど保湿化粧品に使用されることが多い。

【メリッサエキス】

コウスイハッカという植物から取れるハーブ。

抗炎症効果、収斂、鎮静作用がある。

レモンのような清涼感のある香りがあり、化粧品には香料として配合されることがある。

【メリロート】

繊維芽細胞の増殖を促進する作用、抗炎症、抗アレルギー、抗菌などの効果があり、女性ホルモンに似た働きをする。

和名でセイヨウエビラハギという植物から抽出された植物成分。

コラーゲンを増やす効果から、アンチエイジング化粧品に配合されることも多い。

【メントール】

化粧品に配合するとスーッとした清涼感が得られるため、夏の化粧水などに使用される。

冷感による鎮静効果を得る意味で配合されることもありますが、実はその効果は多岐に渡り、化粧品に配合された他の成分を浸透させやすくする効果や、ターンオーバーを促す効果も持つ。

【モモ葉エキス】

モモやモモの葉由来の植物エキス。

保湿、抗酸化、抗炎症、収斂、刺激緩和など多岐に渡る美肌効果を持つ。

【モリンガオイル】

奇跡の木と呼ばれるモリンガの種子から取れた植物エキス。

オイルを採取した後の種子を、汚れた水に入れておくと、汚れだけがまとまり、水が浄化されることから、老廃物を排出する効果があると言われている。

保湿、抗酸化、抗炎症、ターンオーバー正常化、細胞修復、美白など様々な効果を得ることができる。

 

肌に良い作用をもたらす美肌成分、今回は「ま行」をまとめました。

ま行の成分は、あまりメジャーではないものや、開発されてからの歴史が浅いものまで様々なものがありました。

次回は「や行」~の成分、もう少しでこの辞典も終わりです。

次回も知られざる素晴らしい美肌成分についてお伝えしますね!

 

 

 

 

 

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