コスメの基礎知識

【や~】どの成分がわたし向き?さっと調べる化粧品成分辞典

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敏感肌にも効果のある美肌成分辞典、今回は最終回、「や行」からの成分です。

 

「や行」から始まる美肌成分

【ヤグルマギクエキス】

ヤグルマギクの花を由来とする植物成分。

抗菌、抗炎症、収斂、ターンオーバー正常化などの効果がある。

【ヤシ油】

別名パーム油、ココヤシオイルなど。

その名の通りココヤシの種から採取される植物油脂。

保湿力に優れ、オリーブオイルと並んで天然石鹸などによく使用される。

【ユーカリエキス】

ユーカリの葉を由来とする植物成分。

抗菌、収斂、血行促進など幅広い効果を持ち、そのアロマは風邪の改善や交感神経の活発化などに使用される。

【ユキノシタエキス】

その名の通りユキノシタという植物の葉などから取れる植物エキス。

抗炎症、抗酸化作用が強く、紫外線から肌を守る効果がある。

【ユズエキス】

ユズの実から採取されるエキス。

ビタミンCを多く含み、美白や炎症に効果があるため、ニキビやニキビ跡の化粧品などにも良く含まれる。

和の天然香料として配合されることも多い。

【ユリエキス】

ユリの球根から採取される植物由来エキス。

保湿効果が高く、皮膚を柔軟に保ち、角質のキメを整える。

【ヨクイニンエキス】

ハトムギの生薬名。

イボや肌荒れに効果があり、皮脂をコントロールするためニキビにも効果がある。

【ヨモギエキス】

日本人にもなじみ深いヨモギから取れる植物由来成分。

独特の香りがあり、そのまま香りを楽しむことでもアロマ効果が得られる。

化粧品成分としては、抗菌、抗炎症、収斂、保湿、血行促進、防腐など、多岐に渡る効果を持ち、生薬としても多用される。

 

「ら行」から始まる美肌成分

【ラノリン】

羊毛由来の動物性油脂。

保水、保湿、皮膚柔軟作用がある。

肌なじみが良く、そのほかの成分を肌へ浸透させる効果がある。

【ラベンダーエキス】

ラベンダーから採取される植物由来成分で、ハーブ(アロマ)の女王とも呼ばれる。

その呼び名の通り、非常に多くの幅広い効果を持ち、アロマは副交感神経を刺激し、深い眠りに導く、女性ホルモンの働きを整えるなどの効果がある。

化粧品成分としては、美白、抗炎症などに効果がある。

【リジン】

必須アミノ酸の1つで、皮膚の天然保湿成分。

角質柔軟効果、高い保水、保湿効果を持つ。

【リノール酸】

角質層を構成する細胞間脂質の重大な構成要素の1つ。

セラミドの組成の内の1つであり、様々な植物性油脂から採取することができる。

保水、保湿能力が高い。

【リンゴエキス】

抗炎症、抗菌、美白などおおくの作用を持つ植物由来成分。

あまり知られていないものの、生薬原料でもある。

食用としてはスーパーフルーツとしても知られている。

【レイシエキス】

漢方生薬成分でもあるマンネンタケというキノコ由来の植物エキス。

最もよく使用される漢方生薬の1つ。

高い保湿力と、抗炎症効果があり、ニキビや肌荒れなどにも効果があるため、敏感肌化粧品に配合されることも多い。

【レシチン】

元々人間の体内にある成分で、天然の界面活性剤として使用される。

マヨネーズや豆乳の油分と水分を混ぜ合わせているのがこのレシチンである。

高い保湿力、皮膚柔軟効果がある。

【レチノール】

活性型ビタミンA誘導体。

ターンオーバーを促進し、チロシナーゼ阻害剤やビタミンC誘導体などの美白成分と一緒に使用することで、シミの排出を早くする効果がある。

繊維芽細胞活性化作用もあり、アンチエイジング化粧品などにも含まれる。

【レモンエキス】

ビタミンを多く含み、多岐に渡る美肌効果を持つレモン由来の天然成分。

美白、保湿、抗炎症、抗酸化などの効果があり、天然化粧品などでは抗菌効果を期待して添加物のサポート的に配合されることもある。

【ローズ水】

ダマスクローズを生成した水。

精製した状態は、通常油分と水分に分離していて、油分をローズオットー精油として取り除き、残った水分をローズ水として化粧品に使用する。

メーカーによっては精油を含んだままの状態で使用することもある。

いずれにしても、アロマの中で最も高価なローズ精油を含んでおり、美白、抗炎症、抗菌、保湿など多くの強い効果を持っている。

【ローズヒップ油】

ローズヒップという植物から抽出される植物性油脂。

ビタミンCを多く含み、特に抗菌、美白に効果がある。

【ローヤルゼリーエキス】

ミツバチの王乳から取れる動物由来成分。

王乳は女王蜂を育てるためだけに作られる成分で、非常に多くの栄養が含まれている。

それぞれに高い抗酸化作用、抗菌作用、保湿などの効果がある他、まだ解明されていない成分が多数存在し、美肌へのメカニズムがわからないまま効果を発揮しているという部分もある謎の多い天然成分。

 

「わ行」から始まる美肌成分

【ワセリン】

100%石油由来の油脂。

原料、組成は石油のみのため、アレルギーの多い人でも比較的安心して使用することができる保湿成分。

その効果は高い保湿能力一点のみであり、保水効果や美白効果などはない。

【ワレモコウエキス】

ワレモコウから採取される植物由来エキス。

美白、収斂、抗菌などの作用がある。

 

6回にわたって特集した「美肌辞典」いかがでしたか?

知らない成分や、知っていたけど意外な効果や由来の成分もあったかと思います。

化粧品売り場で迷った時、肌に合うと思った化粧品にいつも含まれている成分を見つけたいときなどに活用していただけると幸いです!

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