コスメの基礎知識

【さ~】どの成分がわたし向き?さっと調べる化粧品成分辞典

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50音順でさっと調べることができる美肌成分辞典第2回「さ行」からの成分です。

「あ~こ」までの成分はこちら

 

「さ行」~始まる美肌成分

【酸化チタン】

ファンデーションなどに使用されるミネラル由来の白色顔料。

光の反射率が高いため、紫外線散乱剤としても、カバーリングファンデーションとしても重宝される。

【酸化亜鉛】

酸化チタンと同じくミネラル由来の白色顔料。

主に紫外線UV-A波を遮断する能力があり、そのほかにも抗炎症、収斂作用など肌へのプラス効果が認められている。

【サリチル酸】

海外ではニキビやシミへの治療薬としても使用される、角質除去効果の強い成分。

その働きから、配合量によっては肌への刺激となる可能性が高い。

【酢酸トコフェロール】

肌細胞活性化、血管拡張、血行促進などの働きがあり、シミそばかすやニキビなどの改善に用いられる。

血管に作用するため、赤ら顔のある人には向かない。

【シアバター】

主要成分はステアリン酸とオレイン酸。

トコフェロール(ビタミンE)、カロチノイドなどなどを含み、高い抗酸化作用や消炎作用を持つ。

そのため、古来から消毒、抗紫外線などに幅広く使われ、万能薬として親しまれてきた。

【システイン】

抗酸化作用があり、酸化防止剤として化粧品に配合されていることも多い。

ターンオーバーを正常化し、メラニンを抑制する効果がある。

【シソエキス】

保湿、抗炎症、鎮静、収斂など様々な効果を持つ植物由来成分。

シソという名の由来は「死」から「蘇る」からだとも言われており、非常に栄養豊富な薬草として古くから信頼されている。

【ショウキョウエキス】

日本人にはとてもなじみ深い生薬成分で、生薬名ショウキョウはショウガのエキスのこと。

血行促進効果が高く、保湿や肌の弾力維持など、エイジング化粧品に配合されることが多い成分。

【シャクヤクエキス】

バラに似た華やかな姿のシャクヤクは、生薬としても長く愛されてきた。

姿が似ているだけあり、チロシナーゼ阻害作用、抗炎症作用など、バラに似た豊富な美肌効果を持ってる。

【水溶性コラーゲン】

経口摂取しても肌に塗布しても美肌効果が期待できる成分。

動物の皮膚に存在する天然のポリマーで、高い保水能力を持っている。

人間の皮膚にも存在するもののため、安全性も高い。

【水溶性ビタミンC誘導体】

水溶性、油溶性、新型と3タイプあるビタミンC誘導体の中でも水に溶けやすいのが水溶性ビタミンC誘導体で、肌の水分によくなじんで浸透する。

医薬部外品有効成分の中で唯一、すでにあるシミを還元する作用を持ち、チロシナーゼ阻害、メラニン活性化阻害など親身に対する複数のアプローチができる。

【水溶性プラセンタ】

動物の胎盤から取れる成分で、胎児を守るという胎盤の役割柄、非常に多くの栄養を含み、美肌成分の女王とも言われる。

医薬部外品美白有効成分にもなっていて、ハリやシワ、乾燥などにも効果があり、アンチエイジング成分でもある。

【水溶性プロテオグリカン】

高い保水力、抗炎症作用、成長促進作用があり、現在注目の美容成分。

かつては効率的に採取する方法がなかったため、希少で貴重な成分だった。

本来肌に存在する成分のため、肌なじみが良く、安全性も高い。

【セイヨウオトギリソウエキス】

別名セントジョーンズワート。

コラーゲン産生量を増加させ、細胞の成長を活性化する能力がある。

【セージエキス】

ハーブとしても有名なセージ(サルビア)由来の植物成分。

血行促進、収斂作用がある。

その香りには自律神経バランス、ホルモンバランスを整える効果があるため、アロマテラピーとしても広く使われる。

【セラミド】

一口にセラミドと言っても、植物性、動物由来、疑似セラミドなどたくさんの種類がある。

セラミド-1、セラミド-2など番号のついている成分は、ヒト由来のセラミドで、主に角質層の潤いを保つ効果がある。

 

ビオセラミド、ウマスフィンゴ糖脂質などの成分は、ヒト型と同じく動物由来のセラミドです。

コメヌカスフィンゴ糖脂質、加水分解コンニャク根などは植物から抽出された成分で、主に米やコメヌカ由来のものが多い。

 

疑似セラミドは合成セラミドとも呼ばれ、石油合成されたもの。

その保湿力も、動物由来のものや植物由来の成分には劣る。

セチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどの成分名がある。

【センキュウエキス】

植物由来の生薬成分で、くすみや肌荒れに効果を発揮。

抗炎症作用、血行促進、鎮静効果がある。

【センブリエキス】

シワやくすみに効果があり、エイジング化粧品に配合されることが多い。

古くから漢方生薬として愛用されてきた植物成分で、血行促進、抗炎症作用がある。

【ソウハクヒエキス】

かゆみを鎮める作用があり、アレルギーや乾燥肌向けの化粧品にも配合される。

桑白皮という植物の皮由来の植物成分で、抗炎症作用、美白効果なども持つ。

 

今回は「さ行」の美肌成分をご紹介しました。

「た行」からの成分は次回に続きます!

 

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