コスメの基礎知識

【は~】どの成分がわたし向き?さっと調べる化粧品成分辞典

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敏感肌の改善にきっと役立つ!美肌成分を集めた辞典、第3回は「は行」からの成分です。

 

「は行」から始まる美肌成分

【ハチミツエキス】

ミツバチが集めた様々な花の蜜を由来とする天然成分。

18種類のアミノ酸を含み、高い保湿効果、抗炎症作用を持つ。

漢方生薬としても使用される。

【ハトムギ種子】

別名ヨクイニン。

漢方生薬原料で、皮膚の正常化に高い効果を示す。

ターンオーバーを整え、炎症を鎮める効果から、ニキビ薬として使用され、イボにも有効。

【パントテン酸Ca】

ビタミンB5の一種で、代謝を促進し、皮膚の炎症を鎮め、成長を促す。

【ヒアルロン酸Na】

元々皮膚の中にあり、真皮の保水を担っている成分のひとつ。

コラーゲンやセラミドとの相性が良いポリマー。

【ビターオレンジ(花・枝・葉)油】

柑橘系ダイダイから取れる植物油脂。

花、枝、葉と幅広い部位から様々な症状に対応できる汎用性の高い美肌成分。

それぞれネロリ、ビターオレンジ、プチグレンという精油が採取でき、中でもネロリは美白効果、抗炎症効果が非常に高く、香り高いため、希少価値が高い。

不思議なことに、ネロリのアロマには副交感神経を刺激し、リラックスさせる効果があり、ビターオレンジのアロマには交感神経を刺激して集中力を高める、全く反対の効果がある。

【ビルベリー葉エキス】

ベリーの一種、ビルベリーから採取される植物エキス。

ポリフェノールを含み、強い抗酸化作用を持つ。

【ビタミンC】

柑橘系植物や緑茶などに含まれ、古くから美白や美肌に愛用されてきた。

安定しにくく、効率的にその効果を得ることが難しい成分のため、安定して角質にとどまり、効果を発揮するビタミンC誘導体が開発され、化粧品に配合されることは現在ほとんどない。

【ヒドロキシプロリン】

コラーゲン中に存在するアミノ酸。

繊維芽細胞のコラーゲン産生を促し、ターンオーバーを促進、保湿にも高い能力を発揮する。

【ビフィズス菌エキス】

動物の腸内に存在する常在菌の一種。

皮膚常在菌の働きを助け、保湿、肌細胞修復などの働きをする。

【フィトステロールズ】

植物由来の脂質で、化粧品にはコレステロールの代替品として使用される。

細胞間脂質の働きをサポートし、肌の保湿、保水力を高める。

【ブクリョウエキス】

サルノコシカケ科のキノコであるマツホドから抽出されるエキスで、漢方生薬としても広く使われている。

保湿力が高く、皮脂の産生を促進する。

【ブドウ種子エキス】

ブドウから抽出される植物エキス。

ポリフェノールの中でも特に強い抗酸化作用を持つプロアントシアニジンを含み、紫外線などによるダメージから肌を守る効果がある。

【プラセンタ】

水溶性プラセンタや植物性プラセンタなど、幅広いプラセンタを指す成分名。

基本的には動物の胎盤由来で、多くは豚の胎盤である。

馬由来のものや、植物の胚芽から摂取されるもの、ヒト由来のものも存在する。

ヒト由来プラセンタは化粧品に配合することはできず、医薬品として医師の処方の元で使用される。

【フラーレン】

炭素のみで構成される「炭素同素体」と呼ばれる成分。

非常に高い抗酸化作用があり、その持続時間は10時間を超えると言われる。

ビタミンC誘導体と一緒に配合することで、その持続時間が伸びるという報告もあり、予防的美白成分として高い効果を持つ。

【プロパンジオール】

大豆やトウモロコシなどの植物のデンプンを発酵させて作る保湿剤。

高い保湿効果がある。

肌への危険性が高く、化粧品への配合が禁止となった「PG(プロピレングリコール)」と混合されがちだが、こちらは石油原料であり、全く組成が異なる。

【プロリン】

肌の細胞中に存在する天然保湿因子(NMF)で、コラーゲンを形成するアミノ酸のひとつ。

細胞中にあっては肌の弾力を保ち、細胞が失活すると角質層のラメラ構造の一部となる。

エイジングケア化粧品に配合されることが多い、高い保水力を持つ成分。

【ヘチマエキス】

日本でも広く親しまれているウリ科の野菜から取れる植物エキス。

強い抗炎症作用、鎮静作用があり、古くからその果汁はやけどや日焼け後の鎮静や抗炎症に用いられてきた。

保湿力もあり、べたつかずさっぱりとした使用感。

【ベントナイト】

海洋ミネラルの一種で、高い密閉性を持つ。

肌表面に瓦上の皮膜を構成し、疑似角質様の働きをすることで、外的刺激をシャットアウトする効果がある。

【ヘンプ種子オイル】

麻の種から取れるオイルで、非常に高い保湿効果を持つ。

肌表面を滑らかに保つ効果もあり、肌への刺激も少ない。

独特のにおいを持つ。

【ホホバ種子油】

収穫までに10年の時間が必要となる貴重なホホバの木の種子オイル。

ホホバ種子オイルにはワックスエステルと呼ばれる、人間の皮脂に含まれる脂質と同じ成分が含まれているため、肌なじみが良い。

保湿効果、抗炎症効果などがあり、どんな肌質にも使用できる。

 

「は行」から始まる美肌成分は天然成分から石油系成分まで幅広く、たくさんあります。

次回は「ま行」から始まる美肌成分をご紹介します。

 

 

 

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