コスメの基礎知識

これをやめてあれをやる!敏感肌改善のための3つのメソッド

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冬になると悪化し、何をやっても手が付けられなくなる大人の敏感肌。

来年こそは冬の気候に揺るがない強靭で美しい肌を手に入れるために、この冬から簡単に取り入れられる敏感肌を改善するためのメソッドをまとめました。

 

敏感肌を改善するためにはいくつかのコツが必要

肌が過敏になっていて、肌が負けるはずのない刺激にもかゆみやかぶれが出たり、常に何らかのトラブルが絶えない肌が「敏感肌」と呼ばれ始めたのは最近のことではないはずです。

ところが、敏感肌のしっかりとした定義や対策はまだまだ漠然としていて、様々な方法をジプシーのようにさまよう人が多いのが現状です。

 

季節が変わると軽快し、季節の変わり目や冬になると悪化することの多い敏感肌を、来年の冬こそは美肌で乗り切るために、これからやるべきこととやめるべきことに分けてピックアップしてみました。

 

敏感肌改善のコツ1.「急いで保湿」をやめる

お風呂上りや洗顔後の5分以内保湿は、敏感肌を改善するためにやめる最初のステップです。

保湿が命の敏感肌ケア、世論は「お風呂上りには急いで保湿」派がほとんどですが、これには良い点と悪い点があります。

 

良い点は、お風呂上りや洗顔後の肌を、早く弱酸性に戻すことができること。

洗顔などでアルカリ性に傾いた肌状態は、菌やウィルスが繁殖しやすいので、ニキビや脂漏性湿疹に悩む肌にはあまり良い状態ではありません。

 

悪い点は、急いで保湿することによって、自分の肌が本来どれくらい自力で潤うことができるのかがわかりづらくなってしまうことです。

特に乾燥肌の人は、洗顔によって皮脂が落ち、アルカリ性に傾いた肌を自分本来の肌であると認識している場合があり、正しい肌の状態を把握できません。

 

女性はバイオリズムの波が激しく、それに合わせて肌状態もこまめに変わるので、週に1度は現在の肌質をチェックするためにも「急いで保湿」の休業日を作りましょう。

 

敏感肌改善のコツ2.角質層ケア、炎症ケア、攻めのケア・・・スキンケアに柔軟性を持たせる

肌が弱いと、スキンケアに変化を持たせるのが怖くなってしまいますよね。

でも、コツ1の方法で、自分のナチュラルな肌状態やバイオリズムがつかめてくると、状態に合わせたスキンケアも怖くなくなります。

 

例えば、美肌ホルモンとも呼ばれ、生理が終わって数日後から1週間後くらいの間は、機能性化粧品を使っても肌荒れしにくいタイミングです。

たくさんの美容成分が配合されている機能性化粧品は、その分何かが肌の敏感センサーに引っかかる割合が高くなりますが、この時期は比較的そのセンサーが鈍い時期でもあります。

 

その逆に、生理前10日から生理直前の時期には、調子の良い夏の時期でも過敏になりがちです。

こんな時は炎症を起こすことも多くなっているので、抗炎症成分配合の化粧品や、シンプルな処方の化粧品を使用するようにしましょう。

 

生理後から生理前に入るまでの期間は、敏感肌の人にとっては「肌育て」の期間です。

この期間に植物成分をたくさん配合したナチュラルな化粧品を使ったり、角質層をしっかりと厚くするセラミド配合の化粧品で肌自体の能力を底上げしておきましょう。

 

肌の状態と生理の周期が合わないと思う時は、肌の状態を信じてケアして大丈夫です。

生理はホルモンバランスやその結果起こる排卵の乱れによって本来とは違う起こり方をする場合があります。

脳の指令と実際に起こっている排卵や生理が違う場合、女性特有の病気が潜んでいる場合もあります。

肌と体に毎月かけ離れた動きがあるようなら、一度産婦人科で診てもらうことをおすすめします。

 

敏感肌改善のコツ3.肌も体もリラックスを心掛けましょう!

常にピリピリと神経を張り詰めさせている敏感肌は、そのまま体の状態を表しています。

体のバランスを取っている自律神経には緊張の神経である交感神経と、癒しの神経である副交感神経の2つが存在し、交代しながら働いています。

 

昼間、外出して気を張り詰めていることの多い時間帯には交感神経が、夜のリラックスタイムには副交感神経が。

電気や石油が夜を短くするまでは、光によってきちんと分けられていたその2つの神経のバランスが、現代人からは奪われがちになっています。

 

つまり、常に交感神経がピリピリと働いて、外からの攻撃に備えている状態なのです。

人体を支配している神経がそんな調子なので、肌もちょっとした刺激に対して過敏に反撃を仕掛けます。

これがアレルギーや接触性皮膚炎などの敏感肌症状です。

 

働き過ぎの交感神経を休めてあげるためには、夜はできるだけ早く深く眠り、昼間にはストレスを溜めすぎず、適度に体を動かして肉体疲労を得ることが大切です。

 

でも、何事もあまり深く考えすぎず、ちょっと厄介な肌の悩みにもおおらかにとらえて受け入れてあげる柔らかさが一番肌に良いかもしれませんね。

気持ちよく過ごすこと、それが肌への一番の癒しになるのではないでしょうか。

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