コスメの基礎知識

キレイに見える肌の理由 美肌の3要素を知って効率スキンケア!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

肌が敏感で、何かにつけトラブルが起こる・・・。

常にそんなトラブル肌の悩みを抱えていると、きれいで強い肌の人がうらやましいですよね。

キメが整ってつるんとした友達の肌を見ながら、「わたしと彼女の肌って、どこがどう違うんだろう」と不思議な気持ちになることがありませんか?

 

誰もがハッとするようなきれいな肌は、一体どんな条件によって作られているのでしょうか。

気になる美肌の条件を探ってみましょう。

 

気になる美肌の条件とは

生まれつき肌が強い、高級な化粧品を使っている、毎月エステに通っている・・・美肌を実現するにはいろんな方法があります。

ただ、方法は数限りなくあっても、その方法によって作りたい肌の状態は限られています。

 

生まれ持った肌の強さやエステの施術によって作られる美肌条件とは一体どんなものなのか見ていきましょう。

 

美肌の条件1.角質層の水分量が十分にある

誰もがスキンケアによって真っ先に目指そうとするのがこの美肌条件です。

 

角質層に含まれている水分は、元々肌細胞の中にあり、その細胞が死んで角質となったときに漏れ出したものです。

同時に染み出す脂質によって保たれ、角質と角質をつなぐことによって角質層を丈夫にします。

また、角質と角質の継ぎ目にしっかりと水分と油分があることによってキメが整い、水分が光を反射することによってくすみなども目立ちにくくなります。

 

肌内部で炎症が起こっていると、この細胞液は形成されにくくなることがわかっています。

細胞液がきちんと形成されないまま角質化した細胞はすぐに剥がれてしまうため、角質層は薄くなり、刺激を受けやすくなることによって悪循環を引き起こします。

 

炎症が起きやすい肌は、抗炎症成分配合の化粧品などで毎日しっかりとスキンケアしましょう。

 

美肌の条件2.真皮の水分量が十分にある

肌診断などでよく言われる「肌水分」というのは、角質層が含んでいる水分のことですが、内側からツヤを発するようなふっくらとした肌を実現するには、真皮を構成する水分量を上げる必要があります。

 

真皮は人間の体の中でもとても水分が多い部分で、およそ6~8割が水分でできています。

それを除くと、コラーゲンやエラスチンから成る真皮の弾力を支える構造と、その間にあるヒアルロン酸やグリコサミノグリカンなどによって構成されています。

 

コラーゲンやエラスチンは減少したり、劣化・変質することによってたるみやくすみ、肌のごわつきを引き起こすので、もちろん美肌にとても大切な要素ですが、みずみずしい肌の質感を作る上で、真皮の水分を抱え込んでいるヒアルロン酸やグリコサミノグリカンは最も重要な存在です。

 

真皮の中にあるヒアルロン酸やグリコサミノグリカンは化粧品などで補うことができないので、食品やサプリメントなどで内側から補うことになります。

現在注目されているのは、ヒアルロン酸やグリコサミノグリカンなどを束ねた一つのタンパク質であるプロテオグリカンという成分です。

主に関節痛などに効く成分として、比較的高齢の人に選ばれる傾向にありますが、実は美肌にも抜群の効果を持っています。

 

美肌の条件3.肌の色が均一で美しい

キレイに見える肌の条件、前項までの2つは角質層、真皮それぞれの条件にになりましたが、最後の条件は表皮層についての条件になります。

角質層は表面的なツヤや潤い、肌のアラを目立たせないカバー力を担っていて、真皮はハリや肌内側のみずみずしさを守っています。

 

美肌を実現するために表皮が担っているのは、「色」。

シミやくすみは表皮細胞の一部として生み出されるメラニン色素によるもので、炎症による赤みや色素沈着の原因となる肌トラブルが起きるのも表皮内でのことです。

 

シミやくすみが起きるのは、外的刺激によるものが大きいと考えられます。

もちろん、医薬品などの副作用によっても起きることがありますが、副作用でのシミは、薬の服用を減量、中止、変更するなどの対応によって比較的早期に改善します。

長期に居座っているシミは紫外線刺激によってメラニンが合成され、炎症やストレスなど、肌内部の状態が良くないことによって改善が滞っている状態です。

まずは紫外線をできる限りシャットアウトすること、次に抗炎症ケアと生活改善に取り組みましょう。

 

くすみの原因はシミよりも内的要因が加わってきます。

もちろん紫外線による色素沈着もくすみの原因となりますが、ストレスや生活の乱れによる活性酸素によって、肌が酸化することにより、全体的に肌が硬く、くすんだような色味になります。

表皮は幸いおよそ14日(角質層を合わせると28日)程度でターンオーバーします。

抗酸化成分を含んだ化粧品によるスキンケアや、ポリフェノールなどの多い食事によって、1カ月後には肌のトーンを上げることが可能です。

 

キレイに見える肌の条件について考えてみると、肌を構成している3つの層、角質層、表皮層、真皮のいずれにも条件があることがわかりました。

毎日の化粧品によるスキンケアに加え、食事などによる内側からのスキンケアも必要になります。

うるおいたっぷりで均一なトーンの美肌を目指して日々のケアをがんばりましょう。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

人気の記事