普段はスルーしてしまいがちなコンビニの雑貨コーナー。
その中でも最近、コスメコーナーが進化していることに気付いている人はどれくらいいるでしょうか。
「わたしは敏感肌だから関係ないわ」と思っている人にこそ、緊急時に備えて知っておいてほしい、使えるコンビニコスメを選んでみました！
セブンイレブン、ファミリーマート･･･各店舗で扱っている基礎化粧品
普段コンビニに寄ったときも、あまりじっくりと見ることはないコスメコーナー。
知らない人も多いかもしれませんが、このコンビニコスメは、コンビニごとに扱っているブランドが違います。
セブンイレブンでは雪肌粋やボタニカルフォース、ファミリーマートでは無印良品、ローソンではファンケルを取り扱っています。
セブンイレブンの基礎化粧品
コーセー「雪肌精」の妹ブランドである「雪肌粋」や、ファンケルとセブンイレブンの共同開発ライン「ボタニカルフォース」、コンビニコスメの定番「DHC」など、選択肢が多いのが特徴のセブンイレブンコスメ。
中でもおすすめなのが今年10月に植物発酵エキスを配合した新処方にリニューアルしたボタニカルフォースの「うるおい持続ミスト」と「うるおいジュレミルク」の2つです。
ミストは日中の乾燥にメイクの上からでも有効ですが、このうるおい持続ミストには、アルガンオイル・酵母・セイヨウナシ発酵エキス・ラベンダーエキス・ハトムギ種子エキスと、19種の全成分中10成分が美容成分という贅沢な配合になっていて、お値段は税込896円のお得さです。
また、うるおいジュレミルクは、水分と油分を併せ持った保水保湿可能なオールインワンで、緊急の外泊で使ったことのない化粧品をいくつも使わなければいけないという状況を回避できます。
シャクヤクやグリチルリチン酸が配合されているので、冬の荒れがちな肌にも安心して使えます。
ファミリーマートの基礎化粧品
以前から無印良品の一部商品やコンビニオリジナル商品が買えることで知られていたファミリーマート。
会社の統合によって、サークルKやサンクスでも順次取り扱うようになってきています。
敏感肌で化粧品成分にうるさいという自負がある人や、美容に詳しい人にとって、無印コスメは積極的に使いたい化粧品ではないということが多いでしょう。
でも実は、無印良品の化粧品は、その成分を詳しく見ていくと、そのブランドイメージ通り「豪華ではないけれど最低限を守っている」「シンプルをきわめている」製品が多いのです。
無印良品の商品でオススメなのは、マイルド洗顔フォームとポイントケアバーム、ホホバオイルです。
いずれも機能を求める商品ではなく、保湿や汚れ落としというそれぞれの商品の使命を、できる限り肌に優しく遂行してくれる商品です。
無印良品の化粧品は、基本的に価格を抑えて極力シンプルな処方になっています。
そのため、保存料にはアルコールやパラベンなど、安い成分が使われています。
アルコールは敏感肌にはあまりおススメできない成分で、パラベンはイメージ的に苦手な人もいるでしょう。
アルコールやパラベンが当たり前のように使われているということは、どの商品も基本的に無添加ではありません。
オーガニックと商品名に記載があっても、基本的には「オーガニック成分をいくつか配合したケミカルコスメ」です。
選ぶポイントは、機能性のものを選ばないこと、他のメーカーなどのプチプラコスメと比べて価格が割高だと感じたら買わないこと。
シンプル処方にこそ、無印良品の良さが光るのは、コンビニコスメになっても同じです。
ローソンの基礎化粧品
全国のローソンやミニストップなどで購入できるのは、おなじみファンケルの一部商品です。
ファンケルでは、防腐剤・殺菌剤・石油系界面活性剤・香料・鉱物油・紫外線吸収剤・合成色素の一切無添加を宣言しているので、バリア機能の弱い肌にも低刺激なアイテムがコンビニで購入できるということになります。
セブンイレブンの専売ブランドボタニカルフォースとの違いは、酵母や植物発酵成分が配合されていない点でしょうか。
ただ、ローソンにも専売アイテムがあり、こちらは植物成分やセラミドなど、抗炎症や保湿に力を入れた機能性の高い商品になっています。
おすすめはウォータークリームで、セラミド、ヒアルロン酸、ローズマリー葉エキス、スイートピー花エキスなどの成分が贅沢に配合されていて、顔や手など、全身どこでも使えるようになっています。
同シリーズで、同じくローソン限定販売のウォーターミストと重ねることで、さらに保湿感を高めることができ、旅行先で基礎化粧品を置いてきてしまったことに気付いても、その日一晩の全身の潤いを優しく守ってくれます。
意外と使えるものが多いコンビニコスメ。
大人になってからも、緊急でコスメが必要になることはしばしばあることですよね。
コンビニでコスメを選ぶのに、判断材料があまりない･･･そんな時にこの記事を思い出して、自分にぴったりのスキンケアアイテムを選んでもらえたら幸いです。
