コスメの基礎知識

化粧水、乳液・・・バラバラのブランドを使う時の塗り合わせ

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敏感肌の人にとって、スキンケア化粧品はその1アイテム1アイテムがこだわりの詰まったセレクトであることが多いでしょう。

化粧水は資生堂、乳液はPOLA、オイルは・・・など、バラバラのメーカーのものを使っている人もいると思います。

 

そんな風に基礎化粧品をライン使いせず、単品使用する場合、食品同士の食べ合わせのように、化粧品同士の成分の「塗り合わせ」によって、効果が倍増したり、逆に半減してしまったりすることはないのでしょうか。

 

今回は気になる化粧品成分の「塗り合わせ」について、徹底的に調査していきたいと思います!

 

そもそも化粧品はライン使いしなくていいの?

結論からお話しすると、化粧品のライン使いはしてもしなくてもOK。

例えばとあるブランドの乳液はとても気に入っているけど、化粧水にはアルコールが含まれていて使用感が苦手などということもあるでしょう。

 

ライン使いすることのメリットは、これからお話しする、化粧品同士の「塗り合わせ」の相性がとても良く、反対に効果を相殺し合ってしまうような成分が配合されていないことです。

 

単品使いで「化粧品は強力な美白、乳液はオーガニックで敏感肌向き」など、欲張って異なる得意分野があるアイテムを組み合わせても、意味をなさなくなってしまうことがありますが、ライン使いならその心配はありません。

ただ、これは極端な話で、ほとんどの化粧品は互いの効果をゼロにし合うというような組み合わせにはなりません。

 

気を付けてほしいのは、医薬部外品を使っている場合です。

医薬部外品は、効果効能に示されている効果がほぼ確実に得られる「準医薬品」のような位置づけにある化粧品なので、必ず説明書に書いてある通りに使用しましょう。

 

相性◎!合わせることで効果が倍増する化粧品成分

単品使いをする場合におすすめしたい、相性の良い成分です。

 

【フラーレンとビタミンC誘導体】

単品でも強力な抗酸化作用を持ち、紫外線刺激やシミへの効果が高いフラーレンとビタミンC誘導体は、美肌への最強タッグです。

それだけでもビタミンC誘導体より長時間酸化に抗ってくれるフラーレンは、ビタミンC誘導体と一緒に塗布することで、紫外線刺激による活性酸素の影響でも皮膚細胞死を防ぐ効果が、なんと11時間にまで及ぶという研究結果があります。

 

【ハマメリスエキスとトコフェロール】

こちらも非常に強い抗酸化作用を持つハマメリスエキスの主成分「ハマメリタンニン」は、トコフェロール(ビタミンE)との相乗効果が認められています。

 

【ヒアルロン酸Naとグリセリン】

高い保水力と保湿力を持つヒアルロン酸は、同じく保湿力の高いグリセリンと一緒に配合することで、相乗効果を発揮します。

肌の柔軟性をより高め、保湿力も上がります。

 

【グリチルリチン酸(カンゾウエキス)と美白有効成分】

多くの敏感肌化粧品に配合され、内服薬や外用薬にと幅広く炎症への効果を信頼されている現代の万能薬、グリチルリチン酸やその原料となるカンゾウエキスは、美白有効成分との相性が抜群です。

 

健康な肌ならすぐに排出されるはずの色素沈着が、長く残ってシミになるのは、肌細胞が生まれて垢となるまでの間に何らかのトラブル・・・つまり炎症が起こっているからです。

 

そのため、美白有効成分によってシミが排出されるのを早めながら、炎症によってシミが再び繰り返すことを防ぐことができるのです。

 

【レチノールとビタミンE】

トレチノインなどの医薬品名で知られるレチノール(ビタミンA誘導体)は、ターンオーバーを促し、肌サイクルを早める効果のある成分です。

比較的安定な成分ですが、ビタミンEと一緒に配合することで、より肌に効果を届けやすくなることがわかっています。

 

合わせると効果半減!「塗り合わせ」の悪い組み合わせ

効果相殺になってしまいかねない、うっかり合わせがちな塗り合わせのNGです。

 

【レチノールとビタミンC】

ビタミンEとの相性が良いため、ビタミンCも・・・と思いがちですが、このふたつの成分には、どうしても相性が良くならない落とし穴があります。

それがpH(ペーハー)の問題です。

 

pHとは、酸性・アルカリ性を表す値ですが、レチノールが最大限効果を発揮するpH値がアルカリ性のため、酸性であるビタミンCが効果を発揮できなくなってしまうのです。

 

 

【アセチルヘキサペプチド-3とジメチルアミノエタノール】

シワやたるみに効く2つの成分ですが、実はこの2つは全く逆の働きによって肌のハリをアップさせます。

アセチルヘキサペプチドは肌を柔軟に保つ成分であり、ジメチルアミノエタノールは皮膚にハリを持たせることによってシワやたるみを引っ張る成分なので、効果を打ち消し合ってしまいます。

 

このように、悩みひとつに対しても、化粧品はさまざまな角度からアプローチをかけています。

化粧品への理解を深めて、より有効な組み合わせを見抜き、理想の肌への近道を進みましょう!

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