食べるお薬食材「孫たちは優しいか」のレシピは、いったんおやつ休憩(番外編)をはさんで今回は第5回となります。
今回の主役は「海藻」です。
海藻は皆さんもご存知の通り、基礎化粧品にも配合されるほど美肌サポート力の高い食材で、おやつからお酒の肴まで幅広く活躍する食材でもあります。
ビタミン、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれ、βカロテン、ヒアルロン酸の産生を促すムチンなど、美肌要素に事欠きません。
そんな海藻は、日本人の中であまり食べられなくなっているのだとか。
簡単に作れておいしい海藻レシピで多めの摂取を心がけましょう!
【目次】
超簡単!働く女性の味方は塩昆布レシピ
働く女性が毎日主菜と副菜数点にご飯と汁物・・・というのはなかなか大変です。
ここでは汁物並みに簡単に1品足せる小鉢をご紹介したいと思います。
きゅうりと昆布の梅肉和え
きゅうり・・・2本
しらす・・・30g
梅肉・・・小梅2個分
塩昆布・・・10g
ごま油・・・適量
塩・・・(塩もみ用)
【レシピ】
きゅうりは乱切りにして塩もみしておきます。
ごま油以外の材料をすべて加え、少量のゴマ油で香りづけしたら、軽く和えて完成です。
居酒屋や小料理屋の一品にありそうなこのレシピ、和えるだけの簡単さですが、味も美肌効果も抜群です。
塩分が高めのレシピなので、おいしいからといって食べすぎ注意!小鉢サイズが基本です。
今回のレシピ、脇を固めるしらすはカルシウムの吸収が良いことで知られていますが、実は美容にも良い成分が含まれています。
1つは真皮の弾力を保つ重要な成分エラスチン、もう1つは皮膚や髪のタンパク質「ケラチン」の元となるメチオニンです。
また、きゅうりと相性の良い梅肉は、瓶入りのものでもチューブのものでも代用できます。
梅肉は喉が痛いときにひとなめしておけば驚くべき速さで治るなど、細胞修復、抗炎症の能力がとても高く、抗酸化作用も強い和漢生薬原料で、実際に塗る薬、食べる薬として長く民間にも親しまれてきた食材です。
チューブや瓶のものは紫蘇が入ったものがありますが、紫蘇とごま油というのは、漢方の名薬「紫雲膏」の原料ともなる生薬成分です。
晩ご飯に一鉢加えて美肌と健康を目指しましょう!
ダイエットにも美容にも!最強わかめレシピ
わかめは美容だけでなくダイエットにも良い最強食材です。
そのわかめの定番レシピ、わかめスープに鶏団子とたっぷりの具材を入れて、ダイエット中のランチにもぴったりな食べるスープにしてみました!
鶏団子とわかめの食べるスープ
【鶏団子】
鶏ひき肉・・・100g
☆水煮タケノコ(細切り)・・・20g
☆長ネギ・・・緑の部分5cm程度
おろしショウガ・・・少々
片栗粉・・・小さじ2
粉末だし(昆布だしor鶏がらだしorコンソメ)・・・小さじ1弱
塩コショウ・・・適量
【スープ具材】
塩抜き茎わかめ・・・30g
水煮タケノコ(細切り)・・・20g
ニンジン・・・1/4本
玉ねぎ・・・1/4個
卵・・・1個
【スープ】
水・・・500cc
鶏がらだし、コンソメ・・・各5g(各小さじ1と1/2程度)
ごま油・・・適量
白ごま・・・適量
塩・・・適量
【レシピ】
鶏団子を作ります。
☆の材料は細かくみじん切りにします(フードプロセッサーでもOK)。
塩コショウ以外の具材を混ぜ合わせ、軽く塩コショウしたら、一口サイズに丸めて軽く湯通ししておきます。
茎わかめは食べやすい大きさに切り、ニンジンは薄い細切りに、玉ねぎも細く切っていきます。
卵は溶き卵にしておきます。
水を沸騰させ、玉ねぎ、ニンジンを入れて弱火で煮ます。
玉ねぎが透明になり始めたら鶏団子と鶏がらだし、コンソメを入れて3分ほど煮ます。
タケノコと茎わかめを入れて強火にし、溶き卵を回し入れて軽く1周菜箸を入れます。
ごま油と塩で味を整え、白ごまを散らして出来上がりです。
様々な食感の具材が楽しい、満足感の高いスープです。
ビタミン豊富で食物繊維たっぷりのタケノコは、カロリーも低いため、ダイエット食材である鶏肉とセットでダイエット中の美肌を守ってくれます。
「孫たちは優しいか」の一員である卵やゴマ、野菜も取れるので、ローカロリー腹持ちも良く、おいしく美肌になれますよ。
材料はいつもより多いですが、作ってみると簡単です。
罪悪感の少ないスイーツ!寒天レシピ
小麦粉が含まれていたり、太りそうだったりと、食べるときに罪悪感を覚えることも多いスイーツ。
そんな時は肌にも良くてローカロリーな観点を使ったスイーツを作りましょう!
ハチミツ風味のミルク寒天(深型バット1個分)
牛乳or豆乳・・・300cc
水・・・200cc
寒天・・・4g
ハチミツ・・・大さじ3
フルーツ・・・適量
【レシピ】
フルーツを食べやすい大きさに切ってバットに並べます。
水と寒天を鍋に入れ、混ぜながら火にかけて煮溶かしていきます。
溶けたらハチミツを加え、牛乳(もしくは豆乳)を3回に分けて加え混ぜ、よく混ざったらバットに流し入れます。
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固め、食べやすい大きさに切り分けて完成です。
牛乳or豆乳をペットミルクに変えればワンちゃん用のデザートにもできるヘルシーデザートです。
こちらも水とハチミツ以外の材料は全て「孫たちは優しいか」食材で、砂糖もグルテンも不使用のアトピー肌が喜ぶレシピになっています。
小麦・卵・牛乳(豆乳に代替した場合)アレルギーのあるお子さんでも安心して食べることができますので、是非家族で食べてみてください!
※ハチミツを使っているので、1歳未満のお子さんは食べないでください。