飲み会から一夜明けたら、一気に肌がボロボロに・・・。
新入社員歓迎会やお花見で飲み会が増えると、いったんボロボロになってしまった肌を立て直すのは大変です。
今回は、なぜ飲み会で肌が荒れるのか、その原因と対策についてお話しします!
【目次】
飲み会後の肌荒れ、その原因とは
多くの人が感じている、飲み会後の肌荒れや乾燥。
メイクを落とさないから、寝る時間が遅くなるからという原因のわかりきったものに対してきちんと対処しても、翌日の状態には変わりがなかったりします。
これはどういうことなのでしょうか。
飲み会による肌荒れの原因を徹底的に考えてみたいと思います。
帰宅が遅くなって睡眠時間が削られる
いつもなら帰宅している時間に外食して、お酒を飲んでいるのですから、当然睡眠時間は削られます。
終電で帰れば帰宅は翌日になりますから、就寝は1時2時になってしまいます。
肌細胞の成長や修復が最も活発に行われるゴールデンタイムは22時~翌2時ですから、就寝が遅ければ遅いほど、肌の修復は間に合わなくなっていきます。
いつもより負担の大きいメイク、メイクを落とさず寝る
睡眠時間同様、飲み会後にありがちなのが、メイクを落とさずに寝る、ふき取りクレンジングで済ませるという暴挙です。
特に、飲み会ではしっかり目のメイクをしていることが多く、いつもより長時間肌に乗せている分、それだけで負担も大きいので、メイクにもしっかり対策を施しましょう。
今はオーガニックのメイクアップコスメも、とてもカラーが豊富でしっかりとラスティングしてくれるものが増えています。
飲み会の時には肌負担の少ないそうしたコスメでメイクし、帰宅後は洗顔でしっかり落としましょう。
【おすすめメイクアップコスメ】
ベースメイク・・・HANAオーガニック 日焼け止めパウダーセット
アイメイク・・・クルールキャラメル アイパレットn゜1
マスカラ・・・ロゴナ マスカラナチュラル
チーク・・・ナチュラグラッセ チークカラーパフェ
リップ・・・THREE リファインドコントロール リップペンシル
アルコールによって交感神経が刺激される
飲むと寝入りが良くなると考えている人は多く、飲んで入眠するのが癖になっている人もいると思います。
確かにアルコールは眠気を誘いますが、同時に交感神経を刺激する作用があるため、体はリラックスしておらず、脳も寝ている状態ではないのです。
アルコールを分解するために大量の水分が奪われる
「二日酔いを防ぐには、水分をたくさん取ること」という話を聞いたことはないでしょうか。
これは、アルコールを分解するために、大量の水分を必要とするからです。
飲んで補う必要があるほど水分が消費された体内は、当然乾燥し、末端器官である皮膚や髪からは潤いが消えます。
血糖値の上昇によるインスリン分泌増加
お酒自体もそうですが、飲み会の場で口にするものは、いずれもカロリーが高く、血糖値が急上昇します。
血糖値が上がるとインスリンが分泌され、体内の糖がうまく働くように指示をします。
インスリンとはホルモンの一種で、卵巣に働きかけて男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌を促します。
その影響で、皮脂の分泌過剰が起こったり、ウエスト周りの脂肪が増加したりするのです。
肝機能がアルコールに割かれるため
肝臓はアレルギーにも関係する、肌と密接な臓器です。
普段食事などによって血中に入った有害物質や分解の難しい物質は、肝臓の働きによって無害化され、分解、排出されますが、お酒を飲むことによって、この機能が低下します。
飲み会では、添加物の多い食事をとることが多いと思いますが、この添加物がしっかりと分解されないまま蓄積されたり吸収されたりするということになるのです。
飲み会翌日の肌荒れ対策
一夜にして荒れてしまった肌でも、治すことは一瞬ではできません。
ここでは肌を荒らしてしまう前の予防法と、荒れてしまった後にできるだけ早く治す方法についてお話しします。
何事にも節度を!
お酒や食事の量、時間、飲み会を立て続けに入れること、メイクの盛り・・・。
全てにおいては目を外してしまえば、やはり肌は壊滅的な状態になってしまいます。
お酒や食事が過ぎてしまったと思ったら、スケジュールを調整して、少し休みを作ったり、早めに退散してさっさとクレンジングしたり、どこかでやり過ぎたことを取り返しておく必要があります。
でも、飲みに行ったからには楽しみましょう。
ストレスは活性酸素の生みの親、嫌々参加する飲み会は、それだけで美肌に良くないのです。
特に酒量、食事量、その内容は肌に直接影響します。
お酒は「まだまだイケる」と思う程度で止めておくのが肝臓に優しい量です。
中でも蒸留酒(ワイン・日本酒など)は、発酵食品ですから、少量ならむしろ美肌に良い効果もあるのです。
食事もできるだけ油もの一辺倒にならないよう、サラダや煮物なども食べましょう。
もちろん、食べすぎは禁物です。
肌荒れした後のケア
飲み会による肌荒れは、外的刺激によるものは少なく、ほとんどが内臓からの影響です。
ですから、できるだけ胃腸に優しく消化に良いシンプルなものを食べ、一刻も早く内臓の働きを元に戻してあげることが先決です。
アルコールの分解によって失われた体内の水分を取り戻すため、いつもより少し多めの水分を、暖かい飲み物で補給することも回復に役立ちます。
40度弱の柚子茶、紫蘇茶などは、アルコール分解で失われたビタミンと水分を一度に優しく補給できるのでおすすめです。