悩み別解消法

手指が荒れると爪もガタガタ・・・手先のトラブルを防ぐ方法

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肌が敏感な人の中には、二枚爪や、すぐにガタガタになってしまう爪に悩まされている人もいるのではないでしょうか。

その原因の多くは、爪の下の皮膚にあります。

 

「人に爪を見られるのが恥ずかしい」

「ネイルを楽しみたいのにガタガタできれいに乗らない」

などの悩みを解決するために、症状別に原因と対策を考えていきましょう。

 

敏感肌に起こりがちな爪の悩みと症状

肌に乾燥や炎症があると、爪にも影響が出ます。

爪は肌と同じケラチンというたんぱく質でできているため、合成界面活性剤や強いアルカリ剤などによる刺激からも、ストレスや睡眠不足などの内的要因からも、皮膚と同じようにダメージを受けています。

 

爪は皮膚と同じ成分でできてはいますが、皮膚が身体の内側から外側に押し出されていくのとは違い、生え際から指先に向かって伸びていきます。

皮膚の場合、外側の角質が、表皮細胞の中で最も古い細胞で、爪の場合は指先側の爪が最も古いものということになります。

 

そんな違いはあるものの、基本的には肌と同じように、爪も炎症の影響を受け、変質したり、老化したりします。

ここではそんな風に何らかのダメージによって、爪の表面に見える形で異常が発生する、主な症状と原因についてお話ししたいと思います。

 

爪の縦線

 

爪に何本もの白っぽい縦線が入っている人は多いと思います。

この縦線の原因は、乾燥によるものです。

 

爪は皮膚と違って硬く、元々あまり水分を感じませんが、肌と同じように乾燥すればシワができます。

爪に走る白い縦線は、肌のシワと同じもの。

加齢によって体の水分もどんどん少なくなるため、この症状はエイジングと共に現れやすくなります。

 

運動によって体水分を保つようにする、こまめにハンドクリームやネイルケア用のキューティクルオイルを塗るなどのケアが必要です。

 

スプーンネイル

 

通常、指側に緩やかな曲線を描いている爪ですが、スプーンネイルの爪は指とは逆方向に反っています。

原因には乳幼児期から思春期までに多く見られる生まれつきのものや外圧によるもの、病気によるものなどがありますが、今回は外的刺激によるものについてお話しします。

 

外的刺激によるスプーンネイルの多くは、有機溶媒や強力な合成界面活性剤によるものです。

毎日の洗い物や洗濯物などで、爪は思った以上にダメージを受けています。

洗剤を使った家事をする際には、手肌をしっかり保護するようにしましょう。

 

爪がガタガタになる

爪がガタガタになるのにも、たくさんの理由があります。

周囲の皮膚に何も異常がない場合、爪の生え際にある甘皮を処理したり傷つけたりしていることが考えられます。

皮膚に異常がある場合、例えば慢性的な皮膚炎の場合は、爪の下になっている皮膚が滑らかではないため、爪が影響を受けていることが原因です。

 

爪は生え際にある薄い甘皮の内側部分で生み出されています。

日常的にネイルを楽しむ人の中には、甘皮をプッシャーなどで押したりカットして美しく仕上げている人もいるかもしれませんが、これは爪の正常な成長を妨げる行為です。

 

そこまでしていなくても、爪の根元にネイルを付けたままにしていると、酢酸エチルや酢酸ブチルなどの成分が、爪の油分を奪い、その後の成長が正常にいかなくなります。

ネイルは定期的にオフする、つけっぱなしにしたいネイルは胡粉ネイルやオーガニックネイルなど、爪に負担の少ないものを選ぶなどの対策を取りましょう。

 

また、爪ではなく、爪の下の皮膚に問題がある場合、一見、皮膚に影響されてガタガタになっているだけに見える爪にも、肌と同じようにダメージがあります。

周囲の肌ケアと同時に、爪にもクリームを毎日与えるようにしましょう。

 

二枚爪

 

多くの女性が経験したことのある爪の症状ではないでしょうか。

指先の爪表面に白い皮のような薄い膜が浮き上がり、爪が二枚に分離したようになる症状です。

 

これは、栄養が偏っていたり、爪が乾燥することによって起こります。

この症状が起こると、好きな物ばかり食べていないか、外食ばかりの日が続いていたりしないかなど、食生活を見直すきっかけだと思ってください。

 

特に、肌を乾燥させるような食事は爪にも良くありません。

刺激物を控え、特定保健用食品などに多い、脂肪を排出しやすくするなどの効果がある飲食物は控えるようにしましょう。

コーヒーやウーロン茶なども、油分や尿を排出しやすくする働きがあるため、多量に摂取しないように気を付けましょう。

 

爪が白く変色する

白や黄色っぽく変色した爪には、爪水虫の可能性があります。

水虫は感染症のため、足から手の爪に飛ぶことも、身体の別の部分に感染が広がり、別の病気を引き起こす可能性があります。

 

水虫には治らないイメージがありますが、効果的な概要治療が確立されています。

爪が浮いてボロボロと欠け始めたり、変形してしまう前に治療を始めましょう。

 

爪の異常は皮膚が弱っているサインとなっていることが多く見られます。

皮膚は身体のバロメーターですから、爪に異常がある場合は、肌も敏感になっていると考え、少しづつ生活を見直してみましょう。

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