悩み別解消法

髪、抜けすぎ!?この脱毛は季節性?それとも敏感肌が原因?

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秋になると増える抜け毛。

特に、髪が長い人や、妊娠・産後の人はちょっと心配になるくらい抜けている気がするのではないでしょうか。

 

抜け毛には

・季節によるもの

・年齢によるもの

・頭皮の状態悪化によるもの

・ホルモンの影響によるもの

の4種類があります。

 

自分の抜け毛はどれに当てはまるかチェックして、適切なスカルプケアをしましょう。

 

季節による抜け毛の特徴

人間の頭髪は、男女にかかわらず、秋から冬にかけて抜ける量が増えます。

これは、ほ乳類の被毛が秋から冬にかけて「冬毛」に生え変わる遺伝子記憶が残っているからだと言われています。

また、夏の強い紫外線ダメージが毛根に影響を与えているからだとも。

 

日本人の髪は全部で薬10万本、通常は1日で50~70本程度の抜け毛があります。

そして、秋から冬にかけてはこれが一気に増えて、1日で200~300本も抜けてしまいます。

 

100本未満だった抜け毛が倍以上抜けるようになれば、ちょっと恐怖を感じてしまいますよね。

ただ、季節性の抜け毛は抜ける量が増えるだけで、髪のボリュームが減ったり、抜けた髪や頭皮に異常は起こりません。

ただ単に抜ける本数が増えるだけ、というのが季節性の抜け毛です。

 

年齢による抜け毛の特徴

季節に関わらず抜け毛の量が多く、抜けた髪が以下のようなものの場合、加齢による抜け毛が考えられます。

 

・白髪が抜ける

・痩せた髪が抜ける

・抜けた髪がうねっている・縮れている

・短い髪が抜ける

・抜けた髪の毛根が小さく細い・または見当たらない

 

加齢による抜け毛と言うと、60代以降のことだと思われがちですが、30代半ばごろにはもう始まっています。

20代の頃のように前髪が決まらないと感じるのはそのせいで、だんだん髪は細く、量も減り始めるのです。

 

決定的に目立ち始めるのが60代以降ですが、ケアによってはそれ以降も豊かな髪を保てるので、加齢だから仕方ないとあきらめず、頭皮のケアを始めましょう。

 

頭皮環境悪化による抜け毛の特徴

前2項が原因の抜け毛と違い、何となくでも原因に思い当たることが多いのが頭皮環境の悪化による抜け毛です。

髪が減ったり弱くなったりするのは、毛母細胞の機能が衰えているからです。

毛母細胞というのは、毛穴の奥底にあり、髪の毛の元を作っている細胞のこと。

 

毛穴の底は真皮の中にありますが、毛穴自体は表皮細胞と地続きのため、毛母細胞も表皮に囲まれて存在しています。

そのため、頭皮にトラブルがある場合、毛母細胞にも良くない環境になっていると考えて間違いありません。

 

例えば頭皮ににきびができている場合、皮脂の過剰や詰まりなどが考えられます。

皮脂が詰まると毛穴はふさがってその中でアクネ菌が増殖するため、毛母細胞は強いダメージを受けることになります。

 

フケが出たり、乾燥している場合、角質層がダメージを受けていることが考えられますが、頭皮の角質層が何らかのダメージを受けているということは、毛穴の中の角質層も同じようにダメージを受けている可能性が高いでしょう。

この場合、紫外線やドライヤーのダメージや、洗浄力の強いシャンプー、カラーリングやパーマなどが原因となっていることが考えられます。

 

ホルモンサイクルによる抜け毛

つらいながらも対処の方法がなく、一定期間は我慢を強いられることが多いのがホルモンサイクルによる抜け毛です。

ホルモンサイクルによる抜け毛悩みのほとんどは、妊娠・出産時の抜け毛だと思います。

 

女性ホルモンの分泌量は、妊娠中に激増します。

この女性ホルモンには2種類のホルモンがあるのですが、その内美肌をつかさどるエストロゲンには髪が生まれるのを促す働き、プロゲステロンにはそれを育成する働きがあります。

 

つまり、大げさに言えば妊娠中は分泌の増えたホルモンの分だけ、髪の毛が増えて伸び続けるということなのです。

そして、妊娠中激増した女性ホルモンの分泌量は、出産以降、急激に低下して日常に戻ろうとします。

 

とどまるところを知らなかった髪の新生と成長は急に止まって、激しく抜けたように感じるということです。

また、妊娠出産によるストレスによっても頭皮環境が悪化するなど、髪に良くない環境になることが考えられます。

 

薄毛を阻止するスカルプケア

季節性の抜け毛以外の場合、頭皮に与えている刺激を取り除くケアが必要です。

いつものケアに何かをプラスするというより、シャンプーの界面活性剤は強すぎないか、紫外線を直接浴びることはないか、ワックスなどの整髪料を頭皮につけたりしていないかなど、基本的なことを見直す必要があります。

カラーやパーマなどの見直しも必要です。

 

また、意外にも繊細なのが髪のドライ法です。

ドライヤーの熱は頭皮を傷めますが、ドライせずに自然乾燥させるのはさらに頭皮に乾燥や常在菌バランスの悪化というダメージを与えます。

 

髪を洗った後は、できる限りタオルでしっかりドライし、ドライヤーで乾かすのは最低限の時間にとどめましょう。

また、ドライ前にオイルなどで頭皮を乾燥から守っておくことも、抜け毛を予防になります。

 

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