ちょっと前まで強い紫外線からどうやって肌を守るかを考えていたのに、もう冬の乾燥予防を気にしなければいけない季節になってしまいました。
冬になれば乾燥に悩まされるのは人間だけではありません。
植物も同じように乾燥するため、身を守る知恵を持っているはずです。
そのため、秋冬が旬の食べ物には、肌荒れ予防に良いものがたくさん!
上手に取り入れて、今年こそ冬もカサカサしない美肌を目指しましょう。
秋が旬の潤い野菜
野菜と言えば春のイメージが強いですが、秋にとれる野菜も魅力がたっぷりです!
秋から冬にかけて食べたい潤い野菜をご紹介します!
カボチャ
夏から秋にかけて取れるおいしい野菜と言えばカボチャですよね。
甘みがあって、おかずにもスイーツにもなる優秀野菜です。
カボチャにはビタミンA、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEと、皮膚と粘膜の潤いを守るビタミン類がたくさん含まれています。
ビタミンAとビタミンEは脂溶性ビタミンのため、油で炒める調理法がぴったりです。
ビタミンの他に、黄色いカボチャの色を出している色素、βカロテンも含まれています。
βカロテンは抗酸化作用を持つ成分なので、まだまだ紫外線が気になる10月にも美肌の強い味方になってくれます。
サツマイモ
カボチャと同じく甘みがつよく、スイーツにもおかずにもなる野菜、サツマイモ。
よく知られているのが、食物繊維が豊富に含まれているということです。
食物繊維には整腸作用があることもよく知られていますね。
そして腸内環境が美肌にとても大きな影響を与えることも、美容に気を付けている人ならご存知ではないかと思います。
その他にも、ビタミンA、ビタミンCやビタミンEを豊富に含んでいるので、秋冬の乾燥しがちな空気から肌や粘膜を守ってくれます。
レンコン
意外なこと
冬になれば乾燥に悩まされるのは人間だけではありません。
植物も同じように乾燥するため、身を守る知恵を持っているはずです。
そのため、秋冬が旬の食べ物には、肌荒れ予防に良いものがたくさん!
上手に取り入れて、今年こそ冬もカサカサしない美肌を目指しましょう。
に、ミカンの1.4倍ものビタミンCを含んでいるレンコンは、秋の野菜の中でも屈指の美肌野菜なんです。
レンコンに含まれるビタミンCの特徴は、熱に強いこと!
また、なめこなどに含まれるネバネバの成分ムチンが、胃腸を保護し、粘膜の潤いを保ってくれます。
ムチンにはヒアルロン酸の産生を促す能力もあるので、ウルウルの肌を保つのにぴったりです。
秋が旬の乾燥撃退フルーツたち
秋の定番フルーツは、美肌に良いとされるものがたくさんあります。
どんな頼もしい成分が含まれているのか、見ていきましょう!
柿
秋のフルーツと言えば柿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
とっても個性的な味の柿にはタンニンというポリフェノールの影響があります。
渋み成分であるタンニンは抗酸化成分なので、酸化に対抗する作用があります。
また、整腸作用もあるので、秋から冬にかけて湿疹などが出やすい人にもぜひ試してほしい果物です。
実はミカンの2倍以上のビタミンCが含まれている、スーパー抗酸化フルーツでもあります。
ミカン
柑橘系のミカンにはビタミンCのイメージがありますが、他にもたくさんの美容成分が含まれています。
まずはβ-クリプトキサンチン。
この成分の正体はミカンの黄色い色素で、「色素と言えば抗酸化」の例にもれず、高い抗酸化作用があります。
そしてこのβ-クリプトキサンチンは体内でビタミンAへと変化して、ターンオーバーを正常化してくれます。
また、へスぺリジンというビタミンによって、寒い時期に滞りがちな血行を促進してくれます。
肌や髪は末端器官のため、冷えると真っ先に栄養が回らなくなります。
体を温めて血行を良くしてくれるのも、ミカンの二次的な美肌作用と言えるでしょう。
リンゴ
リンゴに含まれる抗酸化成分は、まとめて「リンゴポリフェノール」と呼ばれますが、その中にはカテキン、プロシアニジン、クロロゲン酸、エピカテキン、ケルセチン・・・など、数えきれないほど多くの抗酸化物質が含まれています。
また、リンゴペクチンには腸内に住む善玉菌を増やして腸内環境を整える能力に優れています。
リンゴのポリフェノールの大部分は皮に含まれるため、実の部分はとても酸化に弱いです。
そのため、切ってしばらくすると茶色に変色してしまいます。
変色したリンゴはレモン汁で元通りに還元することができます。
おまけ・秋のおやつにピーナッツ
ピーナッツには強力な抗酸化成分として注目を集めるレスベラトロールが含まれています。
その効果は、細胞分裂と共に短くなり、なくなれば命が尽きると言われている遺伝子細胞であるテロメアを保護して、若々しさを保つとも言われるほど。
また、皮膚や粘膜の潤いを保つおなじみのビタミンB2や、ビタミンEもたくさん含まれています。
ただし、レスベラトロールもビタミン類も、おいしい実の部分より、むいて捨ててしまうことの多い渋皮に含まれています。
渋皮はそのままでは食べづらいので、はちみつ漬けや甘辛く渋皮煮にすると食べやすくなります。
旬の食材はどれも季節に合った栄養を含んでいるものです。
選ぶポイントは、「地産地消」。
できる限り、自分の住んでいる環境に近い食材を選ぶことで、同じ環境に耐えるために植物が生み出した栄養をいただくことができます。