「まだ20代だからエイジングケアは必要ない」「シミもシワも私は気にならないから大丈夫」・・・。
そう思っている間にも、突然気付く肌の破滅は迫っています!
まだ訪れていない肌の危機に重要性を感じるのは難しいかもしれませんが、肌が敏感ならなおさら今から老化予防を勧めることが大切です。
美しく年齢を重ねるためにやるべきスキンケアをご紹介します!
肌はどうして老化するの?エイジングが加速する3大原因
多くの現代女性の肌年齢は、規則正しい生活としっかりとしたスキンケアで保てるよりも高くなっていることが考えられます。
その原因は、日本人女性の7割が感じているという敏感肌が大本です。
敏感肌によって引き起こされる
・真皮の痩せ
・過剰な酸化
・角質層の状態悪化
という3つが、現代女性の肌老化を進めてしまっているのです。
肌老化の原因1.真皮の痩せ
額や頬の深いシワ、ほうれい線やゴルゴ線。
多くの女性が苦しめられることになる、顔の「線」問題。
これは真皮がクッションの役割を果たせなくなることから起こる悩みです。
真皮は水を除くとその大部分がコラーゲンというたんぱく質でできていますが、コラーゲンを生み出す細胞である繊維芽細胞は、年齢と共に働きが鈍ってしまいます。
また、コラーゲンや、コラーゲンが編み出すネットを強化しているエラスチンは、酸化や炎症によって寸断されたり硬く変質します。
真皮のターンオーバーは表皮と比べると数年以上と遅く、それも層ごとに剥がれるようにターンオーバーするわけではなく繊維芽細胞が新しいコラーゲンやエラスチンを生み出すことによって古い細胞が排出されるため、繊維芽細胞の働きが鈍っていると、さらに遅れてしまいます。
切れたままになったり、硬くなった古いコラーゲンが残り続けると、真皮が透けて見えるほど薄く柔らかい表皮や角質層は真皮の状態に影響されて凸凹になったり、真皮のさらに下にある筋肉の段差によってほうれい線やゴルゴ線が深くなってしまうのです。
肌老化の原因2.過剰な酸化
普段から肌は紫外線やストレスなどによって発生する活性酸素の害にさらされています。
人間の体にはそれに抗う抗酸化物質を生み出す能力がありますが、スーパーオキシド、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素という4つある活性酸素すべてに抗えるわけではありません。
そのため、余剰分の活性酸素は体内の細胞と結合して酸化物質へと変えてしまうのです。
酸化した肌細胞は弾力やみずみずしさを失い、隣り合った細胞を酸化させる触媒にもなります。
敏感肌の人は、常にどこかに炎症を抱えていたり、肌内部に微弱炎症を持っていたりしますが、この炎症も活性酸素を生む大きな要因のひとつです。
肌老化の原因3.角質層の状態悪化
角質層は肌の最表面にあって肌の内側を守る、体にとっては最初の砦です。
そのため毎日とても多くの外的刺激にさらされてますが、敏感肌の人は、繰り返す炎症によって角質層の形成不全に陥っていることがあります。
角質層は、死んだ表皮細胞である角質細胞と、角質細胞になる以前の表皮細胞中に存在していた細胞液によって形成されています。
細胞液には脂質と水分があり、どちらも表皮細胞が成長する段階で分解されたり合成されたりして同じように成長して出来上がるものです。
ところが、表皮細胞が成長する段階で炎症が起きてしまうと、細胞液を分解して成長させる酵素が働かなくなり、角質層が不完全な状態で出来上がってしまいます。
普通、角質層はおよそ14日間かけて自然に剥がれていきますが、このような形成不全の角質層は、すぐに剥がれてしまうのです。
角質層が刺激を防げなくなった肌は炎症を繰り返すようになり、老化サイクルとなってしまいます。
肌老化を予防する早めのスキンケア
年齢以上に疲れてしまった肌・・・肌老化を予防するためには、できるだけ炎症を起こさないケアが必要です。
敏感肌の基本的なケアに合わせて、炎症が起きてしまったら、抗炎症成分やアロマなどで総力戦をかけ、早めに治してしまいましょう。
また、真皮の変質や老化は、現時点では肌表面からのアプローチで改善することはないと言われています。
ただ、ビタミンCやビタミンA、コラーゲンを摂取することで、内側から繊維芽細胞を増やすことができます。
ビタミン類には、抗酸化作用もあります。
抗酸化物質はどんな植物にも存在しますが、特に豊富で様々な効果が得られるのがフラバンジェノール、トマトに含まれるリコピンやニンジンに含まれるβカロテンなどです。
フラバンジェノールは松の樹皮由来の成分のため、食生活に取り入れるならお茶として飲むのがベストでしょう。
数は少ないですが、サプリメントもあるようです。
敏感肌を放置していると、気付いた時には周りのみんなより老けている・・・なんてことになりかねません。
しっかりと炎症のケアをして、来る30代、40代に備えるようにしましょう!