悩み別解消法

アンチエイジングはもう古い!「美・エイジング」で今の最高のパフォーマンスを引き出そう

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「20代にしか見えませんよね」「若く見えますよね」―。
こう言われて心底うれしい3,40代女性はどれくらいいるでしょうか。

きっと本心では複雑な心境になってしまうと思います。
年齢を重ねて見えることは決して美しさを失ったということではありません。
30代には30代の、40代には40代の美しさがあると思いませんか?

年齢を重ねるごとに美しさも重ねるような肌になる、「美・エイジング」をはじめましょう!

綺麗なエイジングの敵、たるみに勝つ

 

シミは確かに気になるし、ニキビや乾燥も問題。
でもどうしても顔全体の印象の邪魔をするのはたるみです。

たるみによって引き起こされる印象の変化と、内外からのたるみの原因を探ってみたいと思います。

「老いた印象」は全てたるみが引き起こしている

30代からの肌がなぜ老けて見えるのか。
それはたるみによる部分が大きいのです。
たるみが引き起こす顔の肌の変化は多岐に渡ります。

多くの人がエイジングサインと聞いて真っ先に思い浮かべるであろうほうれい線も、たるみが原因です。
同じように多くの女性を悩ませているゴルゴ線(ミッドチークライン)やマリオネットラインもほうれい線と同じ原因で、出る場所が違うだけのエイジングサインです。

体は痩せているのに取れない二重あごや輪郭がぼやけたように感じるのもたるみが原因です。

他にも、ふたえまぶたの人に多い悩みが、瞼のくぼみです。
たるみによって上まぶたの脂肪が下がり、ふたえがくっきりすることによって元々くっきりふたえの人は疲れたような目元になってしまいます。

疲れた雰囲気になるのは目元だけではありません。
たるみによって頬がやせること、20代の頃は発達していたエラ部分がなくなることによって顔の横幅が狭くなり、頬下に影ができて疲労感が出ます。

鼻から下が伸びて面長になるのも、横幅が狭くなることに加え、たるみによって下あごが下がることによります。

唇が痩せて皮膚との境目があいまいになったり、口角が下がってシワっぽくなるのも、たるみが原因のエイジングサインです。

ここまで見てきてわかるのが、たるみによって引き起こされる加齢のサインというのは、シミや小ジワなどのピンポイントの悩みと違い、疲れた印象を感じさせるということです。
実はこれにも原因があります。
次の項目ではたるみの2大原因と疲れて見える謎についてお話しします。

筋肉とコラーゲン繊維・・・疲れ肌の2大原因

たるみによる疲れ肌の原因は大きく筋肉に起こるものと皮膚に起こるもののふたつに分けられます。

筋力は30代前半をピークにだんだん低下し始めます。
これは使わない筋繊維が委縮し始めることが原因で、使うことによって維持することができますし、当然鍛えることによって回復もします。

筋力低下によるたるみは二重あご、頬やエラのしぼみ、下あごの下がりを引き起こします。
これらは顔の印象を縦長に感じさせます。
顔は長い方が加齢を感じさせるため、筋力低下はそのまま年齢以上の印象に直結します。

皮膚のたるみはコラーゲン繊維の断絶が原因です。
筋力低下が原因のたるみと違い、鍛えることで簡単に改善することは難しく、体の内側と外側、両面からの対策が必要です。

皮膚のたるみは「へたり」とも言い換えられます。
健康な皮膚は弾力性に富み、厚みとハリがありますが、コラーゲン繊維が断絶した状態の皮膚には弾力がありません。

そのため、皮膚の下の筋肉のラインがくっきりと表れるのがほうれい線や、ゴルゴ線なのです。
マリオネットラインとも重なって疲れた口元を印象付けてしまう唇のしぼみもコラーゲンが不足するせいです。

コラーゲンが減少するのは主に紫外線と肌内部の炎症によるもの。
紫外線や外的刺激と戦う免疫細胞は、その活動と共に活性酸素を生み出します。
活性酸素は周囲の細胞を酸化させ、コラーゲン繊維を断絶させる原因となるのです。

筋肉と皮膚のたるみが「疲れている」「生活感が出ている」という印象を与えてしまうのは、なんと実際に疲れているからなのです。
筋肉は、鍛えることによって成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンの働きのひとつに「疲労回復」「疲労感の減少」というものがあります。

筋肉を動かすことを疲れると思っている人は多いと思いますが、実はその逆で、筋肉は鍛えることによって疲労感を減らしてくれるのです。
つまり筋肉の低下が見て取れる筋肉たるみの顔は、実際に疲れている顔ということなのです。

皮膚たるみの原因のひとつ、肌内部の炎症は「敏感肌」の状態ですが、これも睡眠不足や自律神経の乱れなど疲れをためやすい生活が原因です。

エイジング肌はこれまでその女性がどうやって生活してきたのかが現れる証明書です。
はつらつと生きる女性のシミやシワが素敵に見えるのは、疲れていないことも大きく手伝っているはずです。

筋肉と皮膚のたるみを改善する方法

筋肉のたるみを改善するのは非常に簡単です。
毎日少しずつでも良いので鍛える、それだけです。
表情筋を最も老化させてしまうのは無表情です。
古くから言われていることですが、大きく口を開けて快活に笑う人はいつまでも魅力的です。

また、よく噛んで食べることもとても有効です。
80歳を超えても女優として現役で舞台に立っていた森光子さんは、なんと100回近く咀嚼して食事をしていたそうです。
彼女はスクワットを日課としていたことも有名で、筋力低下に逆らうことがいかに美しくエイジングすることに有効かわかると思います。

皮膚たるみを改善するには、複合的な敏感肌対策(参考:敏感肌を予防・改善する方法~敏感肌の基礎知識~)が必要です。
皮膚たるみはいきなり起こったものではなく、毎日使ったクッションがへたるようなもので、当然いきなり元通りというわけにはいきません。

エイジング肌は生活を表す鏡です。
毎日コツコツケアを積み重ねて、エイジングするほどに美しさを増す「美・エイジング」を目指しましょう!

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