Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/xnek2/public_html/binkan-hada.jp/wp-includes/post-template.php on line 284
悩み別解消法

【ブツブツ】敏感肌女性の気になるブツブツ。解決方法は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

肌表面に凹凸が増えたことで敏感肌を疑い始めた人も多いのではないでしょうか。
敏感肌には様々な理由で肌の凹凸、ブツブツとした湿疹や小さなしこりができることがあります。

ここでは敏感肌が原因のブツブツとした症状の種類と改善法、病院での診察を必要とするものとの見分け方についてお話ししたいと思います。

肌表面のブツブツ、原因はさまざま

敏感肌には様々なブツブツとしたものができます。
ずっとあるもの、定期的にできては消えるもの、増えるもの…。

何が敏感肌を原因とするもので、何がそうではないのか、種類と原因をそれぞれ見ていきましょう。

敏感肌が原因となるもの

肌のブツブツの内、敏感肌が原因となることが多いものです。
あまりにも症状がひどい場合や突発的に強烈に出る場合は医薬品での治療が必要ですが、基本的には長期的な敏感肌ケアで改善できます。

毛嚢炎・ニキビ・白ニキビ(コメド)

ニキビとは、赤い丘疹ができ、悪化すると肥大して化膿する皮膚炎です。
毛嚢炎はニキビの原因であるアクネ菌ではなく、黄色ブドウ球菌が原因で毛穴に化膿を引き起こす、ニキビによく似た皮膚炎です。
両者ともに痛みや違和感を伴います。

白ニキビはコメドとも呼ばれ、毛穴に老廃物が詰まって自力では出られなくなっている状態のものです。
毛穴が完全にふさがっているものとそうでないものがあり、完全にふさがっているのでない場合、自然に治ることがほとんどです。

完全にふさがっているものは、自宅でのケアでは改善できないことが多いので、病院で外科的に内容物を取り出す必要がありますが、繰り返しできるため、根本的なケアを同時に行和なければ再発します。
白ニキビのほとんどは痛みや違和感がなく、痒みもありません。

毛嚢炎やニキビ、白ニキビは免疫異常によって悪化します。
突発的に短期間現れて一度で治るものは特に問題ありませんが、長期間収まらないものや、一度消えてもまた繰り返すものは皮膚科の治療で根本治療することはできません。

ニキビや毛嚢炎に皮膚科で処方されるディフェリンゲルやベピオゲルは現在出ている症状にてきめんに効果を発揮しますが、効果はそれだけです。

ディフェリンゲルは塗った場所が乾燥し、肌の弱い人は赤くなったりかゆみが出るなどの副作用があり、ニキビを繰り返す敏感肌の人には向きません。

ベピオゲルにも副作用として接触性皮膚炎が認められていて、やはり敏感肌の人には本末転倒という結果になる可能性を否定できません。

白ニキビ(コメド)の原因はニキビと同じですが、ステロイド薬や上記のようなニキビ薬による乾燥によって皮脂分泌が活発になり、大量に発生することがあります。

かぶれ(接触性皮膚炎)

接触性皮膚炎には様々な症状があり、赤斑や丘疹、蕁麻疹、痒みのみ、痛みを伴う、痒みも痛みもなく湿疹のみなどがあります。

典型的なものは衣類や洗剤による皮膚炎で、特定の線維や成分に反応して症状が起こります。
慢性的に特定の成分などに対して反応するものはアレルギー、平気な時もあれば劇症化する場合もあるものは敏感肌によるものと考えて良いでしょう。

皮膚科では症状の強さによって保湿剤やステロイド薬を処方されることが多いですが、ステロイドは究極の対処療法であり、敏感肌やアレルギー、アトピー気味の肌にとっては看過できない「皮膚委縮」という副作用があります。

症状があまりにも劇的でステロイド薬によってすぐに収まる可能性が高く、その後再発の可能性が低い場合は一時的にステロイド薬を使用することで早く楽になることができますが、ステロイドは基本的に「免疫を抑制するもの」です。

免疫が働かなくなった部位はには当然感染が起こりやすくなり、他の炎症が起こる可能性も上がります。
長期使用によってコラーゲン線維が損なわれ、皮膚が委縮(薄くなる)副作用や、白ニキビの増殖、ステロイド酒さなど、皮膚に様々な悪影響を及ぼし始めます。

皮膚の抵抗力を失わないためにも、ステロイドは短期決戦での使用を心がけましょう。

アトピー・アレルギー性皮膚炎

アトピーやアレルギーによる症状も、過敏性の湿疹と同じく多種多様です。
アトピー性皮膚炎では、それに加えて常時強烈なかゆみが伴います。

どちらもまだはっきりとした原因は解明されていませんが、腸内環境の権威による研究によって<参考/http://www.jst.go.jp/pr/announce/20101224-2/>によって腸内環境とアレルギー性疾患の関連性が報告されています。

さらに、ストレスや自律神経のバランスによるアトピー症状の悪化に着目した学術論文や書籍も多数あり、深い関係性があることは明らかです。

このことからも、アレルギーと敏感肌は同源である可能性が高いと考えられ、腸内環境改善や自律神経バランス改善などの敏感肌ケアを続けることによって、症状の軽快が望めると考えられます。

マラセチア毛包炎

ニキビによく似た小さな赤い丘疹で、痛みを伴います。
胸や背中、額に好発し、ニキビや毛嚢炎のようにポツンとできて肥大することは少なく、小さなものがあたり一帯に群発するのが特徴です。

ニキビや毛嚢炎と同じで、菌による炎症です。
マラセチア菌はカビの一種で、普段から身の回りに存在する常在菌ですが、ニキビや毛嚢炎と同じく過剰免疫によって悪化します。

ニキビや毛嚢炎とは原因菌が違うため、ディフェリンなどのニキビ薬では収まりません。
マラセチア菌は水虫などの仲間である真菌ですから、対処療法としては抗真菌薬を使った治療が有効です。

酒さ・口位皮膚炎

【赤ら顔】敏感肌女性の顔の赤みを目立たなくするスキンケア方法でもお話ししている酒さですが、単に赤みが出るだけでなく、凹凸が出る場合があります。

口の周りにできる小さな発疹に口位皮膚炎というものがありますが、それに似たような症状が出る場合があります。

口位皮膚炎は、その名の通り口の周りにボコボコとした凹凸やブツブツの湿疹ができる症状で、痛みやかゆみはありません。
主に口角周辺から頬に至るまでの狭い範囲で起こり、接触性のものや悪化した乾燥肌、ステロイド薬などの副作用などが原因となっています。

敏感肌以外の原因があるもの

敏感肌のケアを続けても治らず、再発を防いだり改善したりすることも難しい皮膚炎です。

外用・内服などの医薬品、レーザーや切開などの外科的な治療が必要となるものや、難治性のものもあります。
一方で、遺伝性のそばかすのように、良性で何ら治療することなく消えてなくなるものもあります。

当てはまる症状があると感じたら皮膚科で診察してもらいましょう。

魚鱗癬(毛孔性苔癬)

二の腕や肩、太もも、背中に群発する、赤みを伴う小さな丘疹です。
痛みやかゆみはなく、多くは遺伝性のものです。

良性疾患ですから気にならなければ放置しても問題はありません。
ホルモンの影響によって悪化し、表面化したものなどは思春期が終わるころに消えていることも少なくありません。

原因は閉じた毛穴に角質細胞が詰まっていることなので、角質を溶かす効果のあるサリチル酸外用薬が処方されることもありますが、てきめんに効果があるとは言い難いでしょう。

外科的にはレーザーによる治療が行われます。
保険適応外です。

腫瘍

腫瘍にも数多くの種類があります。
悪性か良性か、現在は良性で、悪性化する可能性のあるものかは自己判断できないので、当てはまる症状があれば皮膚科医の診断を仰いでください。

【良性腫瘍】

粉瘤(ふんりゅう)
一般的な皮膚腫瘍です。
アテロームとも呼ばれます。
ブツブツというよりは、柔らかいこぶのようなものができ、そのうち萎むものと大きくなり続けるものがあります。

皮膚の中に袋ができ、その中に垢が溜まったもので、切開によって袋を取り除くまで完治することはありません。

色素性母斑(ほくろ)
濃いシミのようなもので、大抵の成人の皮膚に存在します。
メラニンの変性によってできるもので、ほとんどが良性ですが、悪性黒色腫との見分けがつきにくいため、悪性黒色腫との違いが判断しづらい場合は皮膚科の診察を受けてください。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
老人性のイボです。
シミが隆起して脂漏性角化症となることもあります。

炭酸ガスレーザーや液体窒素による外科的治療によって改善します。
炭酸ガスレーザーは1度でキレイに取り去ることができますが、保険適応外です。
【悪性腫瘍】
悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)

手のひらや足に好発する悪性の腫瘍です。
ほくろやシミに似ています。
年単位で大きさが変わらないものはさほど心配する必要はありませんが、不規則な広がりを見せるものは、一度診断してもらった方が良いでしょう。

基底細胞癌(きていさいぼうがん)

目の周りや鼻、耳の周りなどによくできます。
若年層には稀ながんで、黒っぽいできものができ、潰瘍になります。

有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん)

イボ状のしこりで、増大すると悪臭を伴います。
早期に潰瘍化することもあり、形状はさまざまです。

イボ

硬い突起を想像する人が多いイボですが、小さな湿疹上のものが群発する場合もあります。
水イボなどウィルス性で感染力の強いものもあります。

ウィルス性の物や感染性のものは投薬治療によって治りますが、加齢による小さなイボや足の裏の魚の目のようなイボ、通常のイボは外科的な治療が必要です。

保険適用になるものとならないものがあるので、なかなか治らない湿疹のようなものがあれば、一度皮膚科を受診して相談してみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

人気の記事