シワやシミ、たるみが気になる肌。
そんな悩みを自宅ではできない特別なコスメや手技・機器によって解決に導いてくれるエステは敏感肌の人にとっても一度は経験してみたい憧れですよね。
ただ、肌が弱いために、エステで使われているコスメが合わなかったり、いつもと違うケアが刺激になる、自分のスキンケアポリシーと違う・・・など、不安なことはたくさんあります。
エステはそのとろけるような雰囲気を味わうだけでも、ストレス解消になったり、普段は得られないようなリラックス感に身をゆだねることができるので、敏感肌の人にこそ体験してほしいもの。
ここでは敏感肌でも受けられるエステの選び方についてお話ししたいと思います!
【目次】
敏感肌でもエステに通える?
結論から言えば、自分に合うエステが見つかれば可能です。
敏感肌にとって明確に避けたい条件は
・自分のスキンケアポリシーに反したケアをすすめている
・アレルゲンや刺激となる可能性の高い成分を使っている
・肌を強くこすったり、不要なピーリングをすすめる
・その都度の肌状態をよく確認せずにワンパターンの施術を行う
というものがあります。
アレルゲンやアルコールなど、明らかに刺激となるものを避けるのは当然ですが、自分のスキンケアポリシーをはっきりさせておくことも大切です。
例えば、「極力無添加の化粧品を普段から使うようにしている」とか「合成香料は避けるようにしている」ということは、事前のカウンセリングでしっかりと伝え、対応してもらえるか聞いておきましょう。
エステサロンでは「角質除去」や「ピーリング」というコースがある場合がありますが、角質層が薄いことが多い30代以降の敏感肌にはこれらのコースもおすすめできません。
かっさやコルギなど、強くこするような施術も同様です。
また、敏感肌のように通ううちに状態が大きく変わる肌には、毎回肌状態をチェックして臨機応変なスキンケアで対応してくれる質の高いエステサロンを見つける必要があります。
どんな肌質でもエステは受けられるの?
前項でお話しした通り、今のエステは、サロンによって幅広い肌質に合わせたコースを選べるので、自分に合うエステを探すことも難しくなくなりました。
ただ、すでに炎症を起こして傷になっている場合や、化膿している場合、広範囲に炎症が広がっている場合など、施術ができても逆効果になると考えられる時は、施術が見送られることがあります。
局所的に炎症が悪化しやすい人や、肌サイクルによって劇症化することがある人は、事前のカウンセリングでしっかりと相談する必要があります。
施術部位全体が慢性的に重度の炎症を起こしている場合は、先に症状を落ち着けてからエステを受けましょう。
敏感肌でも通えるエステサロンを見つける極意はカウンセリングにあり
前項は最低限押さえておきたいエステの条件ですが、そんなサロンの中でも、特別なパートナーとなってくれる一軒を見つけるために必要な条件とはどんなものでしょうか。
サロンとの信頼感を築いてスペシャルケアを効果的なものにするためには、ほとんどのサロンで1~数回、30分程度~数時間かけて行われるカウンセリング(それを兼ねた体験施術)が大切なポイントとなります。
敏感肌の場合、特に「自分の肌がよくわからない・状況変化の激しさについていけない」という人も多いくらいなので、他人であるエステティシャンにその悩みを共有してもらうところから始まります。
カウンセリングに時間と手間をかけて、最高のサロンを見つけましょう。
極意1.カウンセリングではエステティシャンを質問攻めにしましょう
多くのエステサロンでは、カウンセリングを無料で受けることができます。
カウンセリングを申し込んだら契約するまで帰してもらえない、帰りにくい・・・というイメージがある人も多いと思いますが、最近ではあっさりと帰らせてもらえるサロンがほとんどです。
もしあまりに執拗なサロンがあれば、そのサロンはそれほど強引に新規顧客を開拓する必要があるほど、長く通っている顧客が少ないとも考えられます。
はっきりと「いったん持ち帰らせていただきます」「契約する予定はありません」と伝えましょう。
カウンセリングでは、どんな施術をするのか、コンセプトやポリシー、使う化粧品などについて積極的に質問してください。
普段のスキンケアでの疑問点を聞いてもはっきりと答えてくれるエステティシャンは信頼度も高まります。
カウンセリングでは、必ず契約や料金についての説明があります。
この部分でも、ゆっくり考えながらでいいので、しっかりと疑問をぶつけましょう。
極意2.カウンセリングは数をこなすのがいい店を見つけるコツ!
「すごくいいサロンだった!」と思っても、1店舗目のカウンセリングだけでは契約を決めないことも極意の1つです。
エステサロンはよくも悪くも質の差が激しいので、1店舗目が「そこそこだったな」と思っても、2店舗目がそれをはるかに超える質の高さであることも。
なるべくたくさんの店に足を運んで、良いエステサロンと質の低いサロンを見極める感覚を身に着けておくと良いでしょう。
極意3.希望コース以外についても聞いてみる
敏感肌の人はスキンケアに信念を持っていることが多いと思います。
その信念によって「わたしはインナードライ肌だ」と思っていても、実際に施術してみると脂性肌だということがあります。
例えばニキビがひどいので、毛穴に角質が詰まっているのだと思って角質除去のコースを申し込んでも、実際には保湿コースの方が肌に合っていたりすることもあります。
かたくなに「絶対角質除去」と思い込まずに、信頼できるサロンだと感じたら、エステティシャンの提案にも耳を貸してみてください。
実際に手や頬に触れて「お客様はインナードライというよりも脂性肌ですから、皮脂を抑えるコスメを使ったコースがおすすめです」と率直に教えてくれるサロンは信頼できます。
はじめから拒絶するのではなく、しっかりカウンセリングを聞いて、よく相談してから受けるコースを決めましょう。
敏感肌でもキレイな肌になれる、贅沢な時間を過ごせるエステサロン選びは、つきつめればどれだけ「自分でも厄介な肌」に付き合ってくれるエステティシャンを探すかの作業です。
焦らずゆっくり時間をかけて、最高の肌と時間を作ってくれるエステサロンを見つけましょう!