悩み別解消法

背中のニキビや乾燥はどうやって治すの?敏感肌のボディケア

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敏感肌に多いボディのトラブルが「背中ニキビ」「背中の乾燥」です。

どちらも一度悪化してしまうと繰り返したり、慢性化してしまう厄介なトラブルですよね。

この背中トラブルを予防・改善するために、外側からのスキンケアはどうしたら良いのかをお話ししたいと思います。

 

背中ニキビのスキンケアは「無駄な汗をかかない」がポイント

背中は多くの感染が集まる場所です。

この汗腺から大量の汗をかき、それがそのまま放置されていたり、衣服や体温など、周りの環境によって雑菌が繁殖し、ニキビができやすくなるのです。

 

いつもあまり通気性の良い衣服を着ていない場合は、いつもの服の下に綿やシルクの下着を挟むことによって、汗がそのまま皮膚にとどまることを避けられます。

制服などでそれがかなわない場合は、こまめにタオルなどで拭くことによっても改善できます

 

長くお風呂につかる入浴と並んで、美容に良いとされているものに「たくさん汗をかく」というものがあります。

トレーニングやエクササイズでかく自然な汗は別として、汗をかくための特別な努力をしていたりしませんか?

もししているなら、それは意味がないのでやめましょう。

 

汗をかくことによって代謝が活発になる、汗をたくさんかけば痩せるというのは、何の根拠もないことです。

この理論は、基礎体温が高いと汗をかきやすく、基礎代謝(意識して行われているわけではない、内臓の働きなどによる代謝)の効率が上がることから、過程と結果がごちゃ混ぜになって噂されているにすぎません。

 

背中から出る汗は、体温を下げる役目があり、湯温の高すぎるお風呂や岩盤浴、サウナなどでも大量に汗をかくことになります。

汗腺は、汗をかけばかくほど強くなるため、より汗をかきやすくなるという悪循環に陥ります。

入浴は40度までのお湯で15分以内にさっと行うのがベストですし、岩盤浴やサウナ、ホットヨガなども「心地良い」と感じる程度の時間にとどめ、習慣化するのは避けましょう。

 

洗浄も、直接タオルでごしごしこすることや、界面活性剤の強い洗浄料を使うことは避けましょう。

背中ニキビが悪化しているときのシャンプー、トリートメントやボディウォッシュは、できるだけ天然素材のシンプルな石鹸や、合成ではない界面活性剤を使ったものを選ぶと良いでしょう。

 

普段のスキンケアとしては、クリームや乳液を使います。

合成防腐剤の入ったものは、ニキビの元となるアクネ菌も弱らせますが、そのバランスを取っている他の菌も弱らせることになります。

アクネ菌は元はと言えば善玉菌ですから、アクネ菌が毛穴で酸化するという環境を改善することによってニキビはできなくなるのです。

 

背中は自分でクリームなどが塗りづらく、人に塗ってもらうのもためらわれる部位ですが、クリームを乗せて孫の手のように使えるバッククリーマーなどを利用してしっかりケアしましょう。

 

背中の乾燥は「皮脂腺の少なさ」が一因!皮脂を補うケアを

背中は汗腺が多い一方、皮脂腺の量が少ない部位です。

皮脂は毛穴から分泌されるものですから、体の中でもあまりムダ毛の多い部位ではない背中の皮脂分泌が少ないことは、何となく想像が付くと思います。

ただでさえ皮脂分泌の悪い部位ですから、長時間、高い湯温での入浴やごしごしこするなどの洗浄法はご法度です。

 

また、出ている部分だけが乾燥すると思われがちで、顔の対策しかしていない人も多い空調器具による乾燥は、背中に大きな影響を与えます。

最も影響が大きいのは、ホットカーペットやコタツなどの暖房器具に長時間当たっていることです。

体が冷えるのはもちろん良くありませんが、過剰に温めるのも良くありません。

 

入浴時は、界面活性力の強い洗浄剤は避けるようにしましょう。

合成の界面活性剤は、皮脂まで浮かして洗い流してしまいます。

乾燥が気になる時のシャンプーやトリートメント、ボディウォッシュは、ニキビの時と同様、天然の界面活性剤を使用した洗浄料を使いましょう。

 

また、スキンケアはセラミド配合のクリームを使います。

乳液よりも、油分の多いクリームが良いでしょう。

クリームは保湿効果が高い基礎化粧品ですが、油分が高くなればなるほど角質層への浸透が悪くなるため、ブースターとして化粧水やアベンヌ、ラロッシュポゼなどの温泉水を使用すると良いでしょう。

 

背中トラブルの後の色素沈着ケアは美白成分入りの背中ケア化粧品が有効

ニキビや乾燥などの背中トラブルは、長期にわたって改善されないまま、見えないうちに色素沈着を起こしていたりします。

これはトラブル後、時間が経つと、そのままシミとして定着してしまいます。

まだ薄い茶色や赤っぽい色合いの間なら、早めのケアで完全に消すことができます。

 

背中の色素沈着には、顔の基礎化粧品は使わずに、背中用の商品を選びましょう。

それというのも、背中は顔とは大きく性格や環境の違う皮膚を持っている部位なので、場合によってはトラブルを再発させてしまう危険性があるからです。

現在、背中用のスキンケアアイテムは選べるほどたくさんあり、その中にはビタミンC誘導体やアルブチンなど、美白効果が強く、肌に優しい有効成分を配合しているものもあります。

しっかりケアしてあとに残さないようにしましょう。

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