悩み別解消法

「虫刺され」でこれ以上炎症を悪化させない予防策&対策法

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夏の風物詩、虫刺され。

敏感肌にとっては、これが夏の間ずっと続く苦痛にもなりかねません。

肌の炎症が激化しやすい虫刺されと予防策、刺されてしまってからの対策についてしっかり学んで、この夏の虫害に備えましょう!

 

かゆみが強い、色素沈着を起こしやすい…厄介な虫刺され

ひとたび被害に遭えば、夏が終わるまでずっと掻き傷が残っていたり、色素沈着になってしまったりすることもある虫刺され。

中には1ヶ月もかゆみや赤みが引かないままのものも少なくありません。

一度刺されると長引く、悪化するなどの厄介な虫刺されについてまとめました。

 

ダニの被害と予防法

家の内外を問わずかまれることがあるダニの被害は、かゆみ、赤み、色素沈着すべてにおいて一般的な虫刺されの中では最強クラスと言えます。

身近なものとしては、イエダニ、ツメダニ、ヒョウダニなどで、最近では殺人ダニとしてマダニも猛威を振るっています。

 

ダニは室温20~30℃、湿度60~80%の高温多湿を好みます。

柔らかい部分を好んで刺し、小さな芯のある赤い発疹を残します。

蚊による発疹と大きく違うのは、そのかゆみが数日間から長ければ数週間残るということです。

かゆみ自体強く、掻き壊して化膿したり色素沈着を起こしたりすることも少なくありません。

 

予防法としては、余分な布類を置かないことと、畳や布団などは頻繁に掃除、洗濯すること、ダニが嫌う忌避剤の使用などです。

ここ数年で、煙もケミカルな成分も使わない天然ハーブによる忌避剤なども比較的手に入りやすくなってきたため、ぜんそくがあったりペットを飼っている人でも手軽にダニ除け対策をとることができます。

 

蚊の被害と予防法

 

最もポピュラーで最も人類を殺した動物とも言われる蚊ですが、そんな恐ろしい感染症を運んでいなくとも非常に強いかゆみを伴う炎症を残していく厄介な害虫です。

ダニよりも広範囲に堂々と生息していて、空も自由に飛べるため、被害は体中場所を問いません。

かゆみの期間はダニほど長くはなく、刺された次の日には治まっていることがほとんどです。

 

刺された部分も、そう長く赤いままではありませんが、とてもかゆみが強いため、この期間に掻き壊してしまうことも良くあります。

体のどこかに止まっているのを発見したら、もう手遅れであることが多いです。

 

蚊はダニと違い、空を飛ぶため、自由に空間を行き来します。

基本的には草場の多い庭や公園にいますが、網戸に少しの破れでもあれば侵入してきますし、人の出入りに乗じて入ってくることもしばしばです。

 

窓を閉め切ることはできないので、網戸の破れには十分注意すること、外と中を隔てる窓や扉に忌避剤を使うことも有効な手立てです。

蚊にとって有害な成分である蚊取り線香にも効果がありますが、人間の器官にも良くないため、吸い過ぎないように注意して使うようにしましょう。

 

ブヨ・ブトの被害と予防法

強烈な赤みと腫れ、痛みとかゆみを持つブヨは、蚊と同じくメスだけが吸血する虫です。

他の虫たちと違うのは、ブヨが皮膚表面をかじり取っていくこと。

そのため触れると痛みがあり、腫れる範囲も蚊やダニと比べると非常に大きくなります。

 

腫れや傷み、かゆみは1ヶ月続くこともあり、治まった後も茶色い色素沈着が残る、腫れによって伸びた皮膚表面がシワっぽくなるなどの後遺症があります。

重症の人ではアレルギーのショック症状を起こす人もいて、単なる虫刺されと侮れない害虫です。

ブヨはその多くが戸外での被害のため、外出時の虫よけスプレーを心がけることで予防できます。

多くの害虫と同じように、ハーブの香りを苦手とするため、ハッカ油やユーカリのアロマオイルを薄めてスプレーボトルに携帯しておくと良いでしょう。

 

虫に刺されてしまった後の対策

虫にかまれてしまったと気付いたら、まずはかゆみを鎮めるようにしてください。

すぐに近くにかゆみ止めがあればいいですが、梅雨の内はまだ用意していない人も多いかもしれません。

掻くと血行が良くなり、余計にかゆみが増したり、色素沈着や化膿を引き起こすため、掻かずに冷やすようにしてください。

あれば保冷材がベストですが、なければ良く絞ったタオルで構いません。

 

かゆみが治まったら、オイラックスや薄めたハッカ油などで、本格的にかゆみを鎮静化させましょう。

赤みやかゆみが強いため、皮膚科でステロイド剤を処方されることもあるかもしれませんが、ステロイド剤は免疫反応を抑制するため、治りを遅くします。

かゆみを我慢できる場合は非ステロイド剤を使用するようにしましょう。

 

そうしてもかゆみが我慢できなかったり、長引く炎症によって掻き壊してしまいそうなときは、ステロイド剤を使用することも念頭に置きましょう。

化膿していたりジュクジュクしているときは逆効果になりますが、ステロイド剤はかゆみを鎮静化する効果が強力なので、耐えられないかゆみで掻き壊し、悪化させるよりはステロイド剤で我慢する方が良いでしょう。

 

 

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