「現在進行形で肌が乾燥している」
「皮脂の少ない部分が粉をふいている」
「赤くなってヒリヒリし始めた」
･･･
冬場の乾燥性敏感肌あるあるの、このような症状、何とか改善したいですよね。
できればクリスマスのデートやパーティーまでに何とかしたい人も多いのではないでしょうか。
そんな乾燥性敏感肌の女性のために、痛くてかゆくて見た目にも影響する、冬場の乾燥肌を改善するための基礎知識とテクニックを集めてみました！
【目次】
冬の乾燥肌スキンケアにベストな順番は？
スキンケアには順番があります。
ごく当たり前の例で言えば、最初にオイルを塗ってしまえば、あとから化粧水を吹き付けても角質層に水分は届きません。
冬場の肌の乾燥とはどんな状態なのかを交えながら、乾燥肌スキンケアの順番についてお話しします。
角質層の乾燥対策には水分保持力の強いセラミドクリームを選んで！
冬場、すぐに粉が吹いてしまうのは、角質層に水分がない状態です。
この状態は、たとえ皮脂分泌が多い人でも起こるので、メイクは人一倍崩れやすいのに、角質層はポロポロと剥がれ落ちてしまうということになります。
こんな角質層の乾燥には、化粧水をたっぷり付けた後、セラミドやヒアルロン酸配合のクリームをかぶせましょう。
化粧水はその名の通り、ほとんどの成分が水性です。
そのため、しばらくすると蒸発してしまい、余計に乾燥することになってしまいます。
乳液より少しこってり目のクリームには、油分が多く含まれていて、肌水分の蒸発を遅らせてくれます。
そんな油分の中でも、化粧品に配合されているセラミドは、角質層の水分を保持している成分に非常によく似たものなので、化粧水で補った水分を抱え込んで保持してくれます。
皮脂不足による乾燥には皮脂に近い組成のオイルをプラス
冬場、頬を触ってみるとひんやりして水分をしっかり含んでいる感じがするのに、洗顔するとなかなかその状態に戻らないのは、皮脂不足による乾燥です。
冬場の皮脂不足には2つの原因が考えられます。
ひとつは、加齢などの内的要因によるもの。
そしてもうひとつは気温によるものです。
皮脂が分泌されると、肌表面の様々な影響を受けて、皮脂膜が形成されます。
皮脂膜が形成されると、毛穴がふさがれて、それ以上の皮脂分泌はストップします。
冬場はこの皮脂膜が気温によって固まりやすくなるため、すぐに皮脂分泌が止まってしまうのです。
内的要因による皮脂不足は、
・他の季節より意識して良質の睡眠をとり、昼間はできるだけ光を浴びて活発に活動する
・皮脂の分泌を促すビタミンEやオメガ3を意識して摂取する
ということを意識しましょう。
スキンケアでは、化粧水と乳液の後、皮脂に近い成分のオイルを足すと良いでしょう。
皮脂に近い成分のオイルと言えば、ホホバオイルです。
人間の皮脂の主成分はワックスエステルという脂質ですが、ホホバオイルは実に成分の90％がワックスエステルでできています。
また、人間の皮脂に含まれるスクワレンも肌なじみが良く、動物性油脂である馬油も足りない皮脂のサポートをしてくれます。
乾燥するなら万能スキンケア、運動がおすすめ！
冬に乾燥する理由のひとつに、代謝が落ちるということが挙げられます。
寒さで交感神経が過敏になり、血管が収縮して免疫反応がしっかり作用しにくくなるので、炎症がだらだら長引くこともあります。
こんな時に大切なのは、夜間しっかりとリラックスした状態で眠ることと、身体を冷やさないことです。
その両方を一気に解決してくれるのが、運動です。
寒いからと縮こまらずに、できるだけ活発に動くことで、夜間にはすっかり疲労して、質の高い睡眠がとれます。
また、運動には代謝をアップして血行を良くする効果があるので、体温も上がります。
運動することによって筋肉量が増えると、体内の水分量も増えます。
これは、筋肉に大量の水分が保持されているからで、年齢相応の筋肉量を維持することは、それだけで若々しい体を保つことになるのです。
外気による乾燥から保護する朝のスキンケアこそ重要！
冬の朝は、特に余裕を持って洗顔＆スキンケアをする必要があります。
それというのも、洗顔後によって洗い流された皮脂膜が元通りになるのは、長ければ2時間後になってしまうから。
皮脂膜のない状態で乾燥する外気に肌をさらし続ければ、角質層の水分はどんどん奪われることになってしまいます。
メイクの前にざっと洗顔して、ちょっと化粧水で肌を整えた後、おもむろにファンデーションを乗せたりしていませんか？
朝の洗顔は、最低でも出かける1時間は前にすませて、メイクの前にはしっかりと水分とクリーム、皮脂に近いオイルでスキンケアするようにしましょう。
朝のスキンケアは油断しがちですが、外気にさらされる肌を守るスキンケアこそ、手を抜かずにきっちりと行いたいですよね。
もちろん、冬の紫外線から肌を守るUVケアも忘れずに行ってくださいね！
