コスメの基礎知識

「加齢による肌老化」の正体とは?5つの原因・症状と対策1

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

30代以降、肌の調子が悪くなって原因を探ろうとすると、ある言葉と頻繁に出会うことになります。

それが「加齢による肌老化」。

ある意味「年齢のせいなのである程度はあきらめなさい」という忠告にも聞こえる言葉ですが、わたしたちを悩ませている肌の問題は、果たして「加齢」という紋所ですべてあきらめなければいけないようなものなのでしょうか。

もちろんみんながそうではありませんが、クリーム1つでケアしてきたおばあさんの中には、シミも大きなシワもない人もいます。

 

そんな肌悩みとは無縁のおばあさんになるためには、加齢によってあきらめなければいけない部分と、「加齢のせいだから」であきらめてしまってはいけない部分があるはずです。

ここでは、一般的に言われている「加齢による肌老化」の正体に迫り、原因やそれぞれの症状と、できる対策について詳しくお話ししていきたいと思います!

 

「加齢による肌老化」って?実際に肌に起こっている問題とは

30代以上の肌悩みの原因として語られることの多い「加齢による肌の老化」。

この言葉は、肌で悩んでいる女性に対する「これ以上聞くな」という拒絶に他なりません。

実際に起こっている肌の問題が具体的に語られていないばかりか、暗にそれは仕方がないことなのだと言われている気持ちになり、あきらめるしかないという結論に至ってしまう人も多いでしょう。

 

でも、肌にはシミやシワ、たるみやニキビなど、さまざまな悩みが実際に起こっています。

「加齢」は、それらの問題が悪化するという具体的な答えではありませんよね。

加齢によって肌に起こる問題とは具体的にどんなものがあり、改善が可能なのか不可能なのか、またその対策にはどんなものがあるのかをお話します。

 

肌老化で起こる悩み1.たるみ

加齢によって真っ先に起こるのがたるみです。

たるみの原因は真皮の6割を占めると言われるコラーゲンの代謝が遅れることによって、酸化したり傷ついたりしたコラーゲンがいつまでも残り続けることによって起こります。

 

では、年齢を経るとどうして真皮の代謝が遅れるのでしょうか。

これには2つの要因があり、年齢によってコラーゲンを生み出す繊維芽細胞の働きが弱くなること、繊維芽細胞自体の数が減少することです。

 

たるみを引き起こす原因に対抗するには

 

老化による細胞能力の低下は諦めざるを得ないことですが、真皮を保つための対策によってカバーすることは可能です。

そのために重要なポイントは

 

・繊維芽細胞活性化

・繊維芽細胞増加

・コラーゲンの代謝促進

・現在あるコラーゲンを良質に保つ

という4つです。

 

繊維芽細胞の増殖や活性化、コラーゲンの代謝促進には、血行促進が効果を発揮します。

ただ、真皮は化粧品によるケアができないため、食べるケア、運動によるケア、睡眠改善などの生活改善が必要になります。

また、超音波やLEDなどの美顔器、エステなどによるケアも有効です。

また、食事やサプリからコラーゲンを取ることも、コラーゲン産生を促すことがわかっています。

 

それでも20代までのように代謝してくれないのが30代以降の肌です。

ですから、新しいコラーゲンが生まれるまで、今ある真皮をできるだけ弾力のある新鮮な状態で保つ必要があります。

コラーゲンは炎症によって断裂し、酸化や糖化によって硬くなったり、黄変したりします。

そのため、しっかり紫外線対策をし、ストレスやジャンクフードなど、酸化糖化を起こしにくい生活をするようにしましょう。

 

肌老化で起こる悩み2.毛穴

30代に入って真っ先に「毛穴が広がってきたかも・・・」という部分で老化を感じる人もいるかもしれません。

実はこれも真皮の老化によるものです。

年齢が上がるとあまりやせない方がいいというのは、真皮のコラーゲンが痩せて弾力がなくなった分を脂肪がカバーしてくれるからです。

 

毛穴が広がったように感じるのは、加齢で真皮が薄くなることによって毛穴を支える力が弱くなってしまうからです。

そのため、年齢と共に毛穴が広がっていると感じている場合、また、斜め下方向に向かって毛穴がたるみ、チリメンジワのようになっている場合、前項の「たるみを引き起こす原因に対抗するには」 を参考に、真皮のケアをするようにしましょう。

 

肌老化で起こる悩み2.シミ

シミは肌老化によって起こるというよりも、長い時間紫外線を浴びていることによって起こる問題です。

それが30代以降、顕著になってくるのは、シミができやすくなるのではなく、排出しにくく、定着しやすくなってしまうことが問題となっています。

 

シミが排出されないのは、ターンオーバーが滞っていることと、同じシミが何度も生み出されることに原因があります。

ターンオーバーは年齢によってだんだん遅れがちになりますが、長くても3ヶ月で肌は丸ごと入れ替わっているので、シミが全く消えないのには次々シミが生まれていることに問題があるのです。

 

シミを引き起こす原因に対抗するには

 

シミに対抗するには3つの方法があります。

それが

・できているシミを消す

・シミの原因メラニンを作らせない

・メラニンがシミになるのを防ぐ

という3つです。

 

化粧品の中にもいくつかの美白有効成分がありますが、この3つの働きをすべてこなすのがビタミンC誘導体です。

抗酸化作用も持っているので、紫外線による酸化予防にもなります。

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

人気の記事