コスメの基礎知識

敏感肌の色ムラを解決するCCクリーム・カラーベースの選び方

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色ムラのない、お人形のような均一肌ってあこがれますよね。

でも、敏感肌には色ムラの原因がたくさん。

 

乾燥による赤みや白浮き、くすみ、糖化による黄変、シミや毛穴開きによる影など・・・。

そんな悩みを解決してくれるお助けグッズが、CCクリームやカラーコントロールベースなんです!

 

CCクリームって何?BBとどう違うの?

巷では「BBクリームより保湿力が高いのがCC」「BBより軽いのがCC」という風に思われているCCクリーム。

BBクリームが切れたからCCクリームを試してみるか、という風に選ぶ人も多いと思いますが、実はこの2つ、全く違う役割を持つものなんです。

 

そもそもBBクリームは、クリームファンデーションに美容成分を混ぜたもの。

UVケア成分が入っていることから、下地とファンデーションを兼ね備えていると言われています。

 

それに対してCCクリームにクリームファンデーションのようなカバー力は期待できません。

CCクリームは美容成分を含んだクリームに、カラーコントロールパウダーを混ぜ込んだ補正下地です。

油分も密着力もCCクリームの方が軽いため、肌悩みがある人が日中CCクリームだけで出歩くのは勇気がいりますが、肌に負担が少なく、下地としてはこれ1本で完成するため、その上にカバー力の高いパウダーをさっとはたくだけで、パウダーだけとは思えない美肌が叶います。

 

CCクリームの使い方

CCクリームのベースとなる成分は、美容成分です。

美容成分に様々なカラーの微粒子パウダーとパールなどの光をコントロールする粒子が配合されています。

 

そのため保湿下地としても、カラーコントロールベースとしても使えます。

また、紫外線カット成分が入っているものもあるので、1本でプロテクト下地、補正下地、UV下地の役割をしてくれます。

 

CCクリームは1つの肌悩みに特化した下地ではないので、シミやクマなどを完璧にカバーするような能力はありません。

あくまでふんわりとヴェールをかけて、肌の印象をごまかすという働き方をするので、それでも目立つ悩みは、コンシーラーでカバーします。

その上から軽くパウダーをはたくと、厚塗り感がないのに「地肌がキレイ」に見えるベースメイクが完成します。

 

CCクリームはBBクリームよりUVファンデーションに似ている?

何かとBBと比較されがちなCCクリームですが、実際には色付きのUVベースにより近い配合です。

UVベースはケミカルな印象がありますが、紫外線散乱剤を使ったナチュラルな配合のものでは、ほとんど美容クリームと変わらない成分のものも増えてきています。

 

ただ、ナノ化されていない紫外線散乱剤は白浮きしやすいので、UVベースではそれをカバーするようなカラーを配合する必要があり、CCクリームのようにカラーコントロール力は強くありません。

 

美容成分を重視する人は天然成分のUVカラーベース、仕上がりと成分のやさしさのバランスがとれたものを選びたい人はCCクリームを選ぶと良いでしょう。

 

カラーコントロールベースってどんなもの?

CCクリームの台頭で、だんだん数はへっているものの、しっかりメイク派には根強い人気なのがカラーコントロールベースです。

プロのメイクアップアーティストも必ず使うこのベースを使ったメイクでは、自分でもうっとりするほど完璧な仕上がりを作ることができます。

 

各カラーやテクスチャーの役割と使い方についてお話しします。

 

カラーコントロールベースの色ごとの役割

 

カラーコントロールベースには色ごとに役割があります。

 

【イエロー】

万能のベース色です。

日本人の肌にとても良くなじむ色のため、クマやくすみなどの色悩みと周囲の肌をなじませます。

【パープル】

小鼻の赤みやクマに対応します。

肌の色を華やかに見せる効果もありますが、黒っぽいシミや青っぽい肝斑などは逆に浮き上がって見えてしまうことがあります。

【ピンク】

肌をワントーン明るく見せ、血色感を与えます。

赤ら顔や乾燥が目立つ肌の人が使うと、赤みが目立ってしまうことがあります。

【ブルー】

赤ら顔、黄くすみをカバーします。

広い範囲に使用すると、血色が悪く見えてしまいます。

【グリーン】

最も赤みに強い色です。

目の周りや小鼻の赤みを消してくれます。

茶色っぽいシミもカバーできます。

【オレンジ】

肌全体を若々しい印象にしてくれます。

イエロー、パープルと並ぶ使いやすい色で、産毛の青みが気になる部分もカバーしてくれます。

 

カラーコントロールベースのテクスチャー

様々なテクスチャーがありますが、基本は油分の多いものと、水分の多いものに分けられます。

ツヤッとした柔らかいテクスチャーのものは水分を多く含んでいて、広範囲に伸ばしてもキレイにラスティングします。

 

マットな質感で固めのものは、油分が多く含まれているので、コンシーラーのように部分的に使います。

硬いカラーベースを広範囲に伸ばしてしまうと白浮きし、崩れ方が汚くなってしまうので要注意です。

 

カラーベースを組み合わせることによって、悩みのない完璧な肌が出来上がります。

特別なお出かけの時などに、ぜひ試してみてください。

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