コスメの基礎知識

どれが本当かわからない・・・美容情報を見分ける最低限のルール

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キレイな肌を作るには、たった一つ「これだけ変えれば美肌になる!」というような明快な方法があるわけではありません。

このサイトでも天然成分の化粧品から機能派化粧品、漢方から美容医学まで、さまざまな側面から敏感肌に対するケアを考えてきました。

もちろん、このサイトの外からも美容情報を得ている人はたくさんいると思います。

 

膨大な量の美容情報を日々処理し続けているわたしたちの脳は、経験やインスピレーションなどによって自分の肌に合うスキンケアを取捨選択しています。

でも、時々大間違いを冒してしまうことがありますよね。

 

一時のちょっとした肌荒れ以上の、取り返しのつかない肌悩みを産んでしまう前に、ちょっと立ち止まってスキンケア選びに必要な最低限のルールを振り返ってみましょう。

 

スキンケアの大前提1:ブログやSNSと自分を比べない

わたしたちアラフォー女性は、ブログはともかくSNSネイティブ世代ではありません。

10代の若い子たちは、SNSで別人のように修正された友達の画像を見ても、翌日会った現実世界の友人を「別人みたいだな」と思ったりはしません。

SNSの中の完璧に修正された友人を、ちゃんと友人のアバターとして認識しているのでしょう。

 

でも、人生経験の内、4分の1ほどしかSNSに触れていない私たちの世代では、どうしても完璧に修正されたつるりとした肌のモデルさんや女優さんを羨ましく思ってしまう感覚が残ってしまいます。

でも、実際には20代でも無機質なほどきれいな肌の人はいません。

自分の肌の限界は、これまで自分が経験した肌状態から大きく離れたところにはないのです。

その基本的な心構えがあれば、「シミがポロリ」などと大きなことをうたった広告にうっかり乗ってしまうことは少なくなるでしょう。

 

 

スキンケアの大前提2:肌荒れしている時はシンプルケアが大前提

肌の状態が悪く、早く元の状態に戻したい・・・そんな時にはできるだけシンプルなスキンケアを心掛ける必要があります。

美容成分が山のように配合された贅沢な化粧品は、それだけ肌にとってアレルギーや刺激をもたらす成分にあたってしまう可能性が高いということです。

化粧品を劣化させないための品質保持成分は必要ですが、美容成分はできるだけ少ないものを使うようにしましょう。

 

また、ケアアイテム自体も同じ理由で極力数を減らすことが大切です。

必須アイテムは、日焼け止め、乳液やクリーム、洗顔料です。

肌がプルプルになる新成分、シワ取りに定評のある天然成分・・・どれも気になりますが、ここはぐっとこらえてシンプルに徹しましょう。

 

スキンケアの大前提3:スキンケアの必要十分は紫外線対策・保湿・抗炎症

起こってしまった肌トラブルは、体の中からのトラブルでなければいずれ治ります。

多くの人が外側からのケアに頼むところが大きく、食事や睡眠の乱れで起こった肌トラブルや予防できるトラブルを化粧品で治そうとしていることが多いように思います。

肌トラブルや加齢を防ぐ生活環境は大前提です。

かといって、完璧な生活をできる人はそれほどいないのではないでしょうか。

 

ただ、化粧品でのスキンケアに求めるものは、基本的に紫外線対策・保湿・抗炎症であるということだけは念頭に置いておきましょう。

1に生活、2に必要最低限のケア、それでも改善しない、それでも間に合わない肌の悩みに対して最低限の機能を化粧品に求めるようにしましょう。

また、化粧品が原因の肌荒れは「好転反応」や「デトックス」ではありません。

我慢せず、原因を見つけるため、医師に相談しましょう。

 

どうして紫外線対策・保湿・抗炎症が大切なの?

この3つに関しては、どの美容情報でも耳や目にタコができるほど大切さが語られています。

この3つの要素は角質層というキーワードでつながっています。

 

紫外線がその刺激によって肌に炎症を起こすことはもう知っている人が多いと思います。

きちんと紫外線対策されていない肌は炎症を起こします。

外部からの刺激を跳ね返す役目を持つのが角質層ですが、炎症を起こした肌内部では、この角質層を健康な状態に保つための酵素が働きにくくなります。

酵素が働かなかった結果、角質層からは本来あるべき水分や油分が抜け落ち、薄くなったりすぐにささくれ立って剥がれ落ちたりします。

角質層がしっかり働かないと、また外部からの刺激を受けやすくなり・・・と悪循環を繰り返してしまいます。

それが慢性化すると、敏感肌と呼ぶ状態になってしまいます。

 

スキンケアの大前提4:責任をもってスキンケアを選ぶ

何より最も大切なことが、自分の肌に責任を持つことです。

成分もちゃんと見た。どんな企業かもチェックした。使っている人の口コミも見た。友人も使っている。

どんな基準であれ、納得して使って選んだ化粧品は信頼が置けます。

化粧品も医師と同じ、自分の体の未来を預ける大切なパートナーです。

しっかり自分で情報を集め、信念に従って取捨選択して選ぶようにしましょう。

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