コスメの基礎知識

ここぞのケアに使いたい美容液、でもその正体っていったい何?

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化粧水、乳液、オイルという基本のケアで肌の状態がよくならないと感じたとき、気になってくるのが美容液ですよね。

美容液は、化粧水と比べると量も少なく、価格も高価なものが多いので、何となくスペシャルで贅沢な効果があるものだと思われています。

 

でも、実際に「美容液って、一体何?どんな役割があるの?」と聞かれると、答えに詰まってしまいませんか?

「肌に良いことした感」もあって満足度の高い美容液、その働きについて追ってみましょう!

 

 

美容液って・・・なに?使うタイミングは?

 

ちょっと背伸びで憧れの基礎アイテム、美容液。

中には30mlで数万円、なんていうものもあって、とても効きそうな感じがしますよね。

そんな美容液は肌にとって一体どんな役割を果たしてくれるのでしょうか。

 

美容液の役割

 

化粧水は肌に水分を与え、オイルは油分を与えます。

乳液はそのつなぎの役割をしていて、水分と油分両方を併せ持っているので、オールインワンとしても働きます。

 

それでは美容液はどんな役割を持っているのでしょうか。

 

実は、美容液というアイテムは、美容成分が濃縮された化粧水のようなものです。

化粧水と同じようにその7割以上が水分でできていますが、その目的は化粧水のような保水ではなく、+αの美容成分を肌に届けることです。

そのため、単に保水するだけのものが存在する化粧水とは違って、美容液には肌にどんな効果がほしいかという明確な目的があります。

 

主な効果は

・アンチエイジング

・美白

・ニキビ・脂性肌改善

など、見てわかるものがほとんどです。

 

敏感肌の場合、スキンケアをできる限りシンプルにしていくことが多いですが、同時に悩みをケアしていくために、美容液をプラスするのもひとつのやり方と言えます。

 

美容液を使う順番

 

スキンケアというものは、とても基本に忠実なものです。

そのため、多くの女性はゆっくりとした効果に飽きたり、今行っているスキンケアに疑問を持ち始めたりするのですが、決して変えてはいけないのが、スキンケアの順番です。

 

スキンケアに飽きた心の隙間に目新しい情報が狙い撃ちで入ってきますが、絶対に惑わされてはいけません。

保湿にはセラミド、美白にはビタミンC誘導体、そして美容液は化粧水のすぐあと、です!

 

これはなぜかというと、美容液が化粧水と同じように水を基本とした成分構成になっているからです。

美容液をすべてのスキンケアのあとにしたり、オイルの前に塗ったりする人もいますが、これではこうかが半減してしまいます。

 

乳液やクリーム、オイルには当然油分が含まれています。

この油分が水分の多い美容液をはじいてしまうのです。

 

美容液は敏感肌に使っても大丈夫?

敏感肌の人の多くは、スキンケアをできるだけシンプルにしようとしているでしょう。

その理由は、シンプルなスキンケアにしておけば、何が原因でトラブルが起きたかわかりやすいとか、まずは肌をニュートラルに戻すことが先決とか、いろんな理由があると思います。

 

それでも気になる肌の悩みがある場合、1種類、肌に優しい成分の美容液を足すくらいは問題ないのではないかと思います。

例えば何かのリスクと引き換えに効果を得るような成分は、敏感肌には向いていません。

 

美白を例にとると、ハイドロキノンがそれに当たります。

ハイドロキノンは劇薬のため、ほぼ確実に肌へダメージを加えます。

その代わり、メラニン色素を持った細胞にもダメージを与えてくれるため、その後正常に回復できる肌であれば、元の肌に戻すことができるのです。

敏感肌は、ダメージを受けた正常な肌ごと跡を残してしまう可能性が高いのです。

 

また、安定型ハイドロキノンという美容液が市販で購入できますが、それはハイドロキノンに糖などを加えて別の成分に変えたもので、実はハイドロキノンとは違う物質となっています。

そのため、美白効果があるかどうかはわかっておらず、はっきりしたことを言うとすれば、ビタミンc誘導体の方がはるかに実績があるのです。

 

それでは、肌に優しい成分はと言うと、医薬部外品有効成分として歴史のある成分はほとんど間違いがないと言っても良いでしょう。

入れ替わりが激しく、新しい成分が次々に出てくる化粧品業界では、5年の実績があれば重鎮です。

 

美白ではビタミンC(誘導体)、保湿ではプラセンタ、ライスエキス、抗炎症(ニキビ)ではグリチルリチン酸やカンゾウなどは、定番で安心感の高い成分です。

 

注目の美容液成分APPS(アプレシエ)

敏感肌の人にもおすすめの美白有効成分、ビタミンC誘導体ですが、最近では次世代型ビタミンC誘導体という成分が注目されています。

それがAPPS(アプレシエ)です。

 

実は、これまでのビタミンC誘導体には水溶性と油溶性の2種類があり、水溶性は素早く肌に浸透し、油溶性は肌に溶けてじっくりと広がっていくのが特徴でした。

そして、新しいビタミンC誘導体であるAPPSは水分とも油分ともなじむという不思議な性質を持ったハイブリッドタイプのビタミンC誘導体なのです。

 

APPSはすでに様々な美容液に配合されて市販されていて、従来のビタミンC誘導体と同じように、肌への安心感も高い成分です。

敏感肌だけど、もっと美肌を目指したいと考えている人は、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

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