コスメの基礎知識

忘れがちな日焼け対策、リップのUVケアとアフターケア方法

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日差しが強くなってきましたね。

夏のレジャーに向けて、日焼け対策はできていますか?

日焼け止めに入っている紫外線ケア成分の違いも分かったし、SPFについても理解できた!

・・・でも、忘れていませんか?リップや髪の日焼け対策!

うっかり忘れて後悔しがちな部分の上手なUVケアについてお話ししたいと思います。

 

リップは落ちやすく日焼けしやすい!UVケアのおすすめは保湿ミスト

唇がシワシワして痩せていたり、シミがあったりすると、一気に見た目年齢が上がってしまいませんか?

そうは言っても、しゃべったり食べたりと動かすことが多い唇は、ケアが追い付きにくい場所でもあります。

家を出る前はしっかりとメイクして、UVケアもばっちりしていても、日焼けしやすい環境から帰宅するとすっかりヒリヒリ乾燥していて後悔してしまいがちな部分です。

唇やその周りは顔の肌以上に敏感な上、UVケアしていても落ちやすいので、こまめな塗り直しが必要です。

 

とは言え、海や山といったレジャーポイントでは、しっかりと休憩を取る場所や時間がなかったりしますよね。

そんな時は、ボディ用の日焼け止めや虫よけなどを使用するのと同じタイミングでのミストスプレーでのケアがおすすめです。

いかにも化粧直しをしている雰囲気でその場の空気を邪魔しませんし、手軽で全顔のケアがさっと済んでしまいます。

 

抗酸化作用のある保湿ミストを振りかけておくだけでも多少のケアにはなりますし、しっかりとケアしたいときにはメイクの上から使えるミストタイプの日焼け止めを選ぶことで手軽に日焼け止めができます。

 

日焼けした唇を老化させないアフターケア

現時点ですでに「そんなこと言ったって時すでに遅し…」という人もいるかもしれません。

そんな人は以下の点を重視してアフターケアをしてみてください。

・これ以上ダメージを受けないように外的刺激から唇を守る

・これまでに受けた刺激によって酸化が進まないように抗酸化ケアをする

・内部で起きている炎症を鎮めるため抗炎症ケアをする

 

中でも今すぐ始めたいのが外的刺激からのケアです。

カサカサして気になっても、決してなめたり触ったり剥がれてきた皮をむいたりしないでください。

紫外線によって攻撃を受けた肌の内部は、細胞が異常な速度でターンオーバーし始めたり、細胞が突然失活して周りの細胞を傷つけるという暴走を起こすことがあります。

 

これはDAMPsと呼ばれる状態の一種ですが、イザヨイバラエキスに含まれる超高濃度のビタミンCによって、このDAMPsから肌を守ることができることがわかっています。

現在日本で手に入れることができるイザヨイバラ配合のリップケアアイテムはHANAオーガニック「フラワーリップエッセンス」のみで、こちらはオリーブオイルベースではあるものの、UVカット効果がどれくらいあるかは明らかにされていません。

 

UVケア効果のあるリップカラーを重ねてベースとして使うと、紫外線などの外的刺激をケアしながら内部のケアもできるのでおすすめです。

酸化に対抗するケアとしては、食べ物で内部から抗酸化を行うのが良いでしょう。

日焼け後の抗酸化にぴったりな食べ物は、トマトです。

トマトは熱することによって抗酸化作用が強くなるため、パスタなどにして食べると良いでしょう。

 

その際、エキストラバージンオリーブオイルで調理することで、オリーブオイルに含まれる豊富な抗酸化成分も一緒に摂取することができます。

さらに、トマトには炎症を抑える成分が多数含まれていることが、京都大学「カゴメ」トマト・ディスカバリーズ講座による研究でわかっており、すでに起こっている内部の炎症も効果的に抑えることができます。

 

唇が日焼けでガサガサになってしまう理由

唇が紫外線の刺激を受けやすく、同じ光線量を浴びても先に皮がむけたりガサガサになってしまうのには理由があります。

実は唇の表面を覆う粘膜は、基本的には皮膚と同じ構造をしています。

ターンオーバーがあり、基底層から生まれた細胞が順に成長して死んでいきます。

 

ところが粘膜にはバリア層とも呼ばれる角質層がなく、皮膚と違い、食事や消化によって過酷な環境にさらされるため、そのほとんどが数日から1週間程度でターンオーバーを繰り返しています。

ストレートに外的刺激を受けてしまう唇ですが、表面的なことは最長でも1週間くらいで解決してしまいます。

 

しかし受けたダメージはそのまま生きた細胞を直撃するため、すぐに症状が出やすく、粘膜の内部に大きな影響を残すことになってしまうのです。

残ったこのダメージを適切にケアせずに放置しておくと、早ければ数日で治るはずだった紫外線によるトラブルが、慢性的な炎症状態へと発展してしまうことになります。

 

実は肌よりも過酷な状況にあり、ケアがしにくくダメージを受けやすい唇、うっかり日焼けしてしまった場合には

・外的刺激を防ぐ

・酸化を防ぐ

・炎症を鎮める

の3ステップでしっかりとケアしてくださいね!

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