敏感肌の基礎知識

気になる美容注射、副作用は?ボトックスやプラセンタの効果

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どんな女性も、できれば自分の肌を信じて、自宅で美肌になれることを願っていると思います。

でも、どうしても即効性がほしい時、どんなにケアしても改善が見られない時には、医療の力を頼ることを考えるのも、悪いことではありません。

 

そんな美容医療の中でも、近年特に人気が高まっているのが美容注射です。

プラセンタやボトックスなど、肌に作用して悩みを即効で改善してくれる美容注射の効果と気になる副作用についてお話しします。

 

ボトックスやプラセンタ・・・美容注射とは

ボトックスやプラセンタなどの美容注射は、エステや美容サロンで受けることはできません。

美容注射を受けることができるのは、皮膚科、美容皮膚科、美容形成外科など、皮膚専門の医療施設です。

中でも美容皮膚科や美容形成外科は、美容に特化した医療施設なので、一般の皮膚科よりも専門的なカウンセリングを受けたり、経験が豊富なため安心です。

 

最近では一般の皮膚科や総合病院でもアンチエイジング科や美容科で取り扱いが増えていますが、美容注射は健康保険の適用外になるので気をつけましょう。

 

一口に美容注射と言っても、その中にはいくつかの種類があります。

大きく分けると

・肌に直接作用して、注射したその時から効果を発揮するもの(ボトックス、ヒアルロン酸など)

・血管を巡って吸収され、結果的に肌に効果を発揮するもの(プラセンタ、ビタミンAなど)

という2つになります。

 

プラセンタやビタミンなどの場合、注射の他にも点滴があり、いくつかの美容成分をブレンドしたオリジナルの薬液を使っているクリニックもあります。

 

それでは、注目の美容注射それぞれの基本的な働きや副作用について見ていきましょう。

 

ボトックス注射の効果と副作用

眉間やほうれい線などの深いシワを消す効果があり、アジア人に多い「エラが発達しすぎている」という悩みを軽減してくれるのがボトックス注射です。

ボトックスには、年齢や表情のクセによって硬くなってしまった表情筋を緩める効果があります。

 

人間の肌は、弾力のあるゴム板を、ごく薄いシートが覆っているような構造になっています。

このゴム板は真皮で、シートが表皮ですが、真皮は様々な原因により、厚さや弾力が失われ、そのすぐ下にある皮下組織の形に影響を受けるようになってしまいます。

 

真皮の下の皮下脂肪が厚い場合は筋肉の段差などによる影響は少なくて済みますが、皮下脂肪も少ない場合、硬くなってクセづいた筋肉の段差やシワは、直接皮膚表面に現れることになってしまいます。

ボトックスとは、その筋肉を硬くしている神経を麻痺させる毒素、ボツリヌス菌の働きを利用した美容注射です。

 

ボトックス注射のリスクと副作用

ボツリヌス菌は本来毒素ですから、取り扱いに不慣れで経験の浅いドクターでは副作用の可能性も考えられます。

主に報告されている副作用は、痛みや注射した部位の脱力感、発疹などです。

いずれも一時的なもので、長くは続きません。

 

ただ、どの部位の筋肉も、その筋肉だけで動いているわけではなく、隣近所の筋肉とも相互に干渉しあって動いているため、ボトックス注入のバランスを間違った場合、近隣の筋肉が不自然に吊り上がったり、ひきつれたようになったりすることがあります。

どの施術もそうですが、ボトックスにはオペと同じようなテクニックが必要なため、症例写真をよく見て、上手なドクターを探す必要ああるでしょう。

 

プラセンタ注射の効果と副作用

化粧品やサプリメントにも配合さることの多い、美肌の女王、プラセンタ。

医薬部外品の美白有効成分にも指定されていて、シミへの効果が認められています。

それ以外にも、ニキビやシワの改善、ターンオーバー正常化など、様々な美肌効果があります。

 

また、抗アレルギー作用もあるので、アトピーやアレルギーなどの改善や予防にも効果を発揮します。

ただ、プラセンタは動物由来成分(医療用注射に使われるのはヒト由来プラセンタ)のため、プラセンタそのものにアレルギーを持つ人もいます。

不安な場合は、カウンセリングでよく相談しましょう。

 

注射や点滴によって吸収すると、サプリメントや食事として経口摂取するより、ずっと早く効果を実感することができます。

プラセンタ注射の効果を感じ始めるのは、早ければその日の内。

遅くても24時間以内には何らかの変化を感じることがほとんどのようです。

 

また、プラセンタは美容以外にも生理痛や更年期障害などの女性特有の悩みに効果があると言われています。

PMSがひどい、ホルモンバランスが安定しないなどのトラブルを抱えている人には、美容も健康も手に入る理想の注射なのです。

 

プラセンタ注射の副作用

動物由来成分のため、石油由来の化学成分に比べて、、アレルギーの可能性は高くなります。

その他には寒気や発熱、発疹などの副作用がいられることがごくまれにあり、そのような場合はドクターとよく相談して、量や回数を減らす、いったん中止するなどの対策を取ります。

 

 

 

 

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