生理前や風邪の時、肌がパサパサになったり、ニキビや湿疹ができたりという経験はありませんか?
これは、体全体の免疫バランスが崩れていることが原因です。
反対に考えれば、肌が敏感な時は、特に異常を感じていなくても、身体が疲れたり、ストレスが溜まっていたり、黄色信号が点っていることが多いということ。
敏感肌が治らない、悪化している・・・という時にできる、総合的なケアについてお話しします。
【目次】
睡眠不足は身体に不調がなくても危険!睡眠を効率的に取る方法
敏感肌の大きな原因のひとつであり、ストレスに対応できなくなってしまう原因でもある自律神経バランスの崩れは、睡眠不足がダイレクトに響きます。
実は睡眠不足と言っても、単に寝る時間が短いというだけが問題ではありません。
睡眠はとても個人差が大きいものです。
ですから、よく言われる22時から翌2時のゴールデンタイムにしっかり寝ているつもりでも、睡眠の質が上がらないということも考えられます。
睡眠のとり方で大切なのは
1.寝る準備をしっかりして眠りに入ること
2.周りに明かりのない状態で寝ること
3.昼と夜の生活リズムに合わせて寝ること
の3つです。
1.寝る準備をして入眠する重要性
これも以前から言われていることですが、これから眠るのだということを体に十分に教えてから眠りにつくことが大切です。
具体的には、明かりを落とすこと、眠る1時間前にはスマートフォンやパソコンなど、目に光の入る作業はやめること、飲食をしないことなどです。
寝る前に起こしたアクションは、少し遅れて眠りに入ってから脳内で処理が行われることになります。
つまり脳は寝ていない状態になり、寝ているときに行われるはずの身体や肌の修復・成長が正常に行われません。
また、身体は昼夜で働き方を変えていますが、その身体が昼夜の区別を光によって付けているため、スマートフォンやパソコンの光を受けていると、身体は「今は昼間だ」と判断します。
昼間の身体の働きは、夜間の「守り」の役割とは対極にある「攻撃」を役割としています。
そのため、昼間の状態のまま眠りに入ると、神経は敏感になったまま、休まることなく眼だけが閉じているということになります。
2.周りに明かりのない状態で寝ること
これは寝る前の準備と同じで、光を浴びていると体は常に攻撃体勢なるためです。
光は反物質なので、意外なことに目からだけでなく、肌からも感知されます。
極度の睡眠不足に陥ると、昼間でも熟睡できることがありますが、これと同じで、テレビをつけたまま眠ってしまうことや、電気をつけたまま寝ることに慣れてしまうと、それでも平気で眠りにつけるようになります。
ところが実際には身体も脳も寝ていない状態なので、溜まった疲労や傷がどんどん修復されにくくなっていきます。
3.昼と夜の生活リズムに合わせて寝ること
これも身体のリズムを自然に合わせるために重要なことです。
人間は本来夜型の生き物ではないため、活発に動き回るための神経は昼間に、その時に受けた傷などを修復し、成長させるための神経は夜間に働くようになっています。
最近では夜型の人が増えていて、「夜必ず寝る必要はない」としているサイトもありますが、夜寝るのが正しい形であるということは覚えておいてください。
その上で、どうしても眠りにつけない時は、ラベンダーやローズなどの、副交感神経を刺激するアロマで、夜間はできるだけ動かずリラックスを心掛けましょう。
疲労不足になっていませんか?
身体の不調にはたった一つの原因があるわけではありません。
なかなか眠れない、それにも原因があるでしょう。
その原因のひとつに、現代人ならではの「疲労不足」があります。
一日中働いて、ストレスも溜まって、疲労困憊のはずなのにそんなことはないという人も多いかもしれませんが、同時に「運動不足」を感じている人も多いのではないでしょうか。
現代人は脳の疲れが大きくなる一方、通勤には車や電車、ちょっとそこまで荷物を運ぶのにもエレベーターやカートなど、身体的な疲労はどんどん軽減されています。
そのため、脳の疲労と身体の疲労がとてもアンバランスな状態で、普段なかなか寝付けなかったり、寝てもすぐに目が覚めてしまったりします。
身体の疲労は睡眠だけでなく、成長ホルモンを分泌させる上でも重要です。
また、運動はアトピーなどの敏感肌改善にもいいとされています。
毎日忙しい現代女性に1日数時間などのハードワークは難しいと思いますが、会社までの行き返りを自転車にする、自転車で行っていた駅までの往復を徒歩に変えるなど、毎日少しづつ体の疲労度を上げていくようにしましょう。
毎日少しづつ動く量を上げていくのは、ダイエットの効率も良く、いいことずくめです。
睡眠と運動を意識するだけで、自律神経のバランスが取れるようになり、免疫系統も正しく作用し始めます。
身体の調子を整えて、敏感肌も根本解決してしまいましょう!