敏感肌の基礎知識

敏感肌を予防・改善する方法~敏感肌の基礎知識~

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自分が敏感肌なのかそうでないのかわからない人は敏感肌とは~敏感肌の基礎知識~を参考にしてください。
ここでは敏感肌になりにくい食べ物、生活習慣など予防・改善についてお話しします。

食事で改善

毎日食べる食事は肌の状態を大きく左右する最も大きな要因のひとつであり、効果的に肌をきれいにするために欠かせない要因です。

美肌・敏感肌予防や改善に有効な食べ物を見ていきましょう。

敏感肌になりにくい食べ物

<ヨーグルト・発酵食品>
ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品や発酵食品は腸内環境を改善し、美肌に導いてくれます。
アレルギーや花粉症など、慢性ではない敏感肌の予防にも効果があるので、朝にはヨーグルトを食べ、夜には味噌汁などで摂取すると良いでしょう。

<リンゴ・ブドウ>
抗酸化作用が強く、スーパーフルーツと呼ばれるほど栄養豊富なリンゴやブドウは、敏感肌の原因のひとつである活性酸素と戦ってくれます。
糖分を多く含み、体を冷やすため、体を温めるべき夕方以降の摂取は少量にとどめえるのがポイントです。

<コレステロール・脂肪を多く含む食品>
取りすぎると生活習慣病や肥満の原因となるコレステロールや脂質。
実は制限のし過ぎにも注意が必要です。
肌表面の潤いの6割を占めると言われる細胞間脂質。

セラミドに代表されるこの細胞間脂質の3割程度がコレステロールでできています。
肌や髪などの「死滅細胞」は最後に栄養が回るので、不足すれば真っ先に影響を受けることになります。
過度のダイエットが肌に悪影響なのはこのためです。

<紅茶・ハーブティー>
抗酸化作用が強く、アレルギーを抑える効果も持つルイボスティーや各種ビタミンを豊富に含むローズヒップティーはすでに出ている症状にも効果的で、リラックス効果があるので敏感肌予防にも最適です。

ハーブティーは就寝前、明かりを落とした部屋で副交感神経を優位にするカモミールやローズ、ラベンダーをゆっくりと飲むのがおすすめです。
体を冷やす砂糖は控えめにしておくことが自律神経バランスを整えるポイントです。

敏感肌の人が気をつけること

敏感肌の人はもちろん、現在健康な肌の人でも普段の生活によって肌状態は少しづつ変化します。

肌が敏感に傾いてしまう普段の行動を確認してみましょう。

紫外線

どんな肌タイプの人でも敏感肌に傾けてしまう危険性を持った紫外線。
肌は紫外線によって細胞を破壊されないため、メラニンを生み出し、炎症を起こして活性酸素を発生させます。

メラニンはシミの元となり、活性酸素は肌細胞だけでなく体中の細胞を酸化させてしまいます。
それでも防ぎきれない量の紫外線を浴びた場合、DNAが傷ついて肌にシミや深いシワなどのトラブルが起こり、それを修復するRNAの働きも追いつかなくなります。

生活のメリハリ

美肌に睡眠は欠かせないと言うことはすでに常識となっていますが、問題はその質です。
肌のゴールデンタイムである22時~翌2時までの間にリラックスをつかさどる自律神経である副交感神経が優位になり、ノンレム睡眠に入っている必要があります。

それは傷ついた細胞を修復・回復する成長ホルモンがノンレム睡眠時に最も多く分泌されることが理由です。
この時間帯に副交感神経を優位に保つためには、日中に仕事やスポーツなどで交感神経をしっかりと優位にしておく必要があります。

食事

敏感肌は気候や生理周期によって大きく揺らぎますが、それ以外にも原因不明の悪化が起こることがあります。

そういう時には食事を振り返ってみると良いかもしれません。
体を冷やす食事の蓄積や、アレルギーとまではいかなくても、自分の体が分解しにくい食べ物があるのかもしれません。

例えば日本人にはパンよりコメの方が体に合います。
それは私達モンゴロイドは小麦食の歴史が浅く、遺伝的に分解が苦手だということがあります。

得意な食べ物は個人によっても差がありますから、深刻な敏感肌に悩まされている人は、一度食事と揺らぎの度合いを管理し、関係性を調べてみても良いでしょう。

悪化したときは

敏感肌が悪化すると、何とか現在の症状を抑えようとスキンケアを変更する人が多いと思いますが、これは症状をより悪化させる可能性を含んでいるためおすすめできません。

炎症を起こしそうになっている、炎症が長引いているときは、思い切ってスキンケアを中断してみましょう。
肌が過敏になっているときはスキンケア自体が刺激となってしまうことが考えられます。

我慢できない症状が落ち着くまで、洗顔は成分の単純な石鹸のみ(できれば石鹸素地100%)、メイクはケミカルな成分が配合されていない色付きUVクリームだけで乗り切りましょう。

スキンケアやメイクを再開する時は、いきなり元に戻すのではなく、1品ずつ増やすつもりで少しずつ元に戻してください。
一気に戻すと、スキンケアやメイクが原因だった場合、どの化粧品が原因だったのかわからなくなってしまいます。

こんな時は病院に行ったほうがいい

症状が体中に出たり、季節や体調を問わずずっと劇症の炎症が続いている場合(化膿したニキビが顔中に出る場合など)はアトピーやアレルギーの可能性もあり、原因をいち早く特定する必要があります。

高熱を伴う場合は別の病気が潜んでいる場合もありますので、症状がいつもと違う、皮膚症状とは別の異常があるなどの場合は皮膚科にかかりましょう。

スキンケア商品の選び方

敏感肌のスキンケアは、植物成分を中心とした刺激の少ないものがおすすめです。
特に夜のスキンケアは体が水性に傾いているため吸収が良いので、石油系成分や美白成分などの効果の強いものは避けた方が良いでしょう。

機能性化粧品を使いたい場合は、敏感肌に注意した処方のものや、オーガニックなものを使うことをおすすめします。

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